今日も福島県いわき市からこんにちは!
チャレンジ社労士です。
ちょっと前の出来事です。
結構ショックを受けた出来事がありました。
ある行政機関の駐車場。
まだ、妻に運転をしてもらってた頃です。
ある書類の提出を終えて、車に戻る途中。
いつものように警備員のおじさんに「お世話様でした」
と挨拶をして、車に戻ろうとしたときでした。
おじさんが、ニコニコしながら私に言います。
「さっき、奥さんに変なこと言っちゃった。すみません
でした」
?を抱えたまま、車に戻った私は、早速妻に
「警備員の人に何か言われたの?」
複雑な表情の妻
「○○ちゃん(私のことです)のことを、お父さんなの?
と訊かれたから、いいえ、父ではなく主人です。と答え
たらびっくりしてた。○○ちゃんには、黙っておくつもり
だったんだけど」
一所懸命に気の毒そうな顔を作ろうとするが、
完全に失敗し、うれしさと勝ち誇った表情を隠
しきれない妻
「なんじゃ、そりゃぁ~!」
その後、絶句する私。
妻とは、学年で言うと2つ違うだけ。
確かに妻は、若く見えるとは思う。
しかし私だって今までは、実年齢より若く見られたこと
は、数々あっても、老けて見られたことはなかった。
「もっとずっと若いと思った」と、のけぞってびっくりする
人さえいた。
その私が、全く逆の意味で、自分がのけぞる羽目に
なろうとは・・・・
まずは、痩せようと改めて思いました。
ここから、本文です。
【羽生選手の例の件】
▼かなり旬を過ぎた話題ですが、羽生選手の例の件です。
あの日、羽生選手以外には、あまり興味がなかったので、
裏番組を見ていました。
もう、そろそろ出番かなと思い、チャンネルをスケート放
送に合わせる私。
すると右上の方の字幕で、何かアクシデントが発生した
ことを知りました。
やがて、羽生選手とC国選手の衝突シーンの映像が
流れ、事情が分かります。
羽生選手の演技は、生放送で見ました。
私は、素直に素晴らしかったと感じました。
▼今回のエントリーで述べたいのは、その後に生じた
羽生選手が怪我をおして演技したことに対する非難
についてです。
TV等では、
「滑らせるべきではなかった」「あの状態では、ストップ
をかけるのが常識だ」「たまたま大丈夫だっただけ。
最悪の事態が起きていたらどう責任を取るつもりだ」
と言うような批判が、多く聞かれました。
演技させたことを支持する声より、非難の声の方が、
多かったように感じます。
コメンテータ、評論家、元スポーツ選手達は、非難の
理由として危険性をあげ、非難の対象は、羽生選手
のスタッフやスケート協会でした。
非難する彼ら彼女たちは、一様に羽生選手を心配し
ているふうを装っていました。
▼私は、思います。
あの場面で、一番羽生選手のことを心配していた
のは、案じていたのは、コーチであり、トレーナーで
あり、他のスタッフの方々だと。
羽生選手を案じる度合いも、大切にする気持ちも、
コメンテータ達とは、比較にならないはずです。
そんなスタッフの方々が出した結論を、我々外野は
あれこれ言わずに尊重すべきではないでしょうか。
聡明な羽生選手のことですから、無謀な判断なんて
しないはずです。
スタッフ達は、非難どころか、賞賛に値すると思います。
なぜなら、羽生選手よりも、自分の身を案じるスタッフ
だったら保身の為に、逆に演技させずに止めたのでは
ないかと思うからです。
どういうことかというと、大事に至らなくてもこれだけの
非難を浴びるのです。何かあったらどれだけの誹謗中
傷を受けるかは、容易に想像できます。 万一最悪の
事態にでもなったらと思うと身がすくむ。そう考えると、
棄権しないという結論を出すには、どれほどの勇気を
必要としたことでしょうか。
さらに、互いへの信頼があってこその結論だった。
そう思います。
▼競技中に怪我等をした場合、競技を止めるべきか
の判断には、危険性の他にも要素があると思います。
リスクを負うだけの重要性、必要性があるか。他の
選手の迷惑にならないか。他の選手に対し失礼に
あたらないだけの競技の質やレベルを維持できるか。
この点についても、羽生選手はクリアーしていたと
思います。
今期のグランプリファイナル出場のためには、棄権
しないことが最低必要条件だったわけだし、フリー
演技だけでも、堂々2位の得点をたたき出したので
すから、怪我していても他のほとんどの選手より上
を行っていたわけです。
ここのところが、ロスオリンピック・マラソンのアンデル
セン選手とは、全く違うのです。
アンデルセン選手には、全く感動しませんでした(99%の
人には共感されないのを承知の上で言っています)。
詳しい理由は、以前のエントリーで書いたことがあるので、
今回は省きます。
▼今回の件で、1つの反省もありました。
それは、C国に対する偏見です。
C国の選手と接触したことを最初に知ったとき、悪い
のはC国選手と決めつけてしまった自分がいたのです。
でも、映像を見る限り、あの接触は本当に不運な出来
事で、どちらかに落ち度があったわけでもありません。
また、C国のその選手のブログに、仲の良さそうな
羽生選手との2ショットが載っていたこと。事故の
後、互いに相手を心配していたことも知りました。
そして、C国のTVの女性アナウンサーの解説も、フェ
アーなものでした。
「羽生選手を見かけは繊細だけど、内面には虎が宿っ
ているような強い意志を持っている。羽生選手や高橋
選手のように日本の男子フィギュア選手は、皆命懸けで
リンク上で演技している」と言うような内容で絶賛して
いました。さらには、C国人の羽生ファンとかの姿も紹介
されていたのです。
羽生選手の演技は、それだけの力を持っていたと
いうことです。C国人の心に届く演技ができた。それ
だけでも、棄権しなかった意義は、あったのではない
でしょうか?
C国人にも、いい人がたくさんいる。
と我々日本人が知ったこと。
これも、今回の羽生選手の演技がもたらした成果と
言えるかも知れません。