今日も福島県いわき市からこんばんは!
チャレンジ社労士です。
実は先週、3泊4日(成田の前泊も入れると4泊5日)で、
妻と台湾旅行に行ってきました。
妻と一緒の海外旅行は、なんと新婚旅行以来20年振り
です。
申し込んだのは、2,3か月前だったのですが、出発日が
近づくにつれ、楽しみより、めんどくさいとか、かったるい
とかいう気持ちの方が強くなっていました。
でも、旅行を終えて、体力のなさを思い知らされましたが、
結論は、行ってよかったと思います。
詳しくは、後日エントリーします。
そんなわけで、この1週間のチャレンジは、勝手ながら
お休みとさせていただきました。
【いま、1番深刻な悩み】
▼地方は、車社会です。
車なしでは、仕事にもなりませんし、買い物にも不便
します。
都会のように、鉄道、地下鉄等が発達していない
からです。
いわき市も、もちろん例外では、ありません。
ところが、来年の10月まで・・・
車の運転が出来なくなりました。
私の運転が、禁止されたのです。
交通違反等による免停では、ありません。
▼事の発端は、先月のとある月曜日。
例の心臓病の定期診断で、F医大病院へ行った時の
ことです。
胸に埋め込んだCRT-D(ペースメーカーとAEDの両方
の機能を持つもの)が作動した記録があったと言われ
ました。
CRT-Dの記録は、電話回線に通じた専用機器によって、
毎日医大に送信されています。
作動した日時は・・・
前の週の金曜日。
A歯科医院で治療を受けている時間帯と一致して
いました。
ビビったせいかもしれません。
自覚症状はなかったのですが、そのとき不整脈が
起こって、CRT-Dによって治療されたとのことでした。
そして、お医者さんの口から発せられた言葉は、
「作動した日から1年間は、車の運転はしないで
ください」
「えっ」
「いま法律が厳しくなって、作動した日から1年間は、
運転禁止になっているのです」
「助手席に、介助する人が乗っていても駄目です
か?」
「駄目です」
「何か提出書類はあるんですか?」
「特にありません」
運転できない理由は、心臓が止まったり気絶する可能
性があるからのようです。
でも、何も提出書類がないということは、運転する
しないは、本人の自覚と良心にゆだねられるという
ことでしょうか?
私は、もちろん、運転するつもりは、ありません。
1年間、何もなければ、また運転できるようですが、CRT
-Dがもう1度作動すれば、今度はそこからまた1年間運
転できないそうです。
つまり、このまま一生運転できない可能性もあるのです。
事態の深刻さを受け止めるまで、少し時間がかかり
ました。
▼その日、医大に行く途中の運転が、もしかすると人生
最後の運転になるのかもしれないのです。
それがわかっていれば、もっとしみじみと運転したのに
なぁ(笑)
いえ、笑いごとでは、ありません。
運転手さんを雇ったり、タクシーを使う金銭的余裕
などあるわけないので、妻に負担をかけてしまう
ことになります。
医大からの帰りの運転は、早速妻になりました。
今後、顧問先様や行政機関に行くときは、妻に
送り迎えしてもらうことになります。
ほんとに、申し訳ない。
仕事だけでは、ありません。
1人でラーメンを食べたくなったとき、図書館や本屋に
行きたいとき、単独行動は、出来なくなったのです。
▼今まで、車に乗るときは、95%以上が、私が運転、
妻が助手席のパターンでした。
私が100%助手席になった、今。
感じるのは、ブレーキやアクセル、ウインカーの
タイミングは、人によって、本当に違うということ
です。
運転する方は、わかると思います。
つい、口出ししてしまうんです。
運転してもらっているというのに。
口にチャックを心掛けています。
出来る範囲で(笑)。
▼題名に深刻な悩みと書きましたが、今は
そう思っていません。
というのは、
ノンフィクションライター石井光太さんの「世界の美しさを
ひとつでも多く 見つけたい」と言う本を旅の途中で読ん
だからです。
そこには、多くの日本人が知らない世界の現実が書
かれていました。
日本人には想像さえできない過酷な現実の存在を
知らされました。
極限の世界を知ってしまいました。
この本を読んだ後は、「たいへんだ」とか「つらい」とか
「苦しい」とか、安易に口に出来なくなります。
私の今の状況なんて、悩みと呼ぶには、恥ずかしく
なります。
この本は、「ぜひ読んでください」と誰にでも薦められる
本では、ありません。
読む人によって、あるいは読み方によっては、あまりに
激しいショックを受けかねないからです。
打ちのめされて何も手につかなくなる可能性、自分の
無力さに絶望する可能性だってあります。
反対に、猛烈な闘志や挑戦の気持ちが湧いてくる
可能性もあります。
反応は、人によってさまざまでしょう。
この本を読むには、覚悟が必要だと思います。
読むか読まないかは、あなた次第です。