ハイジ夢遊病

『アルプスの少女ハイジ』
大自然の中で少女が動物や仲間たちと明るく暮らしていくお話。という印象が強いのではないでしょうか?

車椅子のクララも印象的ですよね、

全体的にはアルプスでの暮らし、クララの遊び相手にフランクフルトへ連れてこられる。
そしてアルプスへ帰ってから、という3段階に分けることができます。

本日33話を見終わったところ、
とうとうハイジはアルプスへ帰るために出発します。
が、

その内そういう話も出てくるのかな?
と思ってたところ、前回でハイジのいるゼーゼマン家で夜幽霊が出ると騒ぎになり、それが…(ネタバレ)



ハイジだったんですね、
最初の騒ぎの時、召使い長のロッテンマイヤーさんはハイジの部屋も見ましたがハイジはいたずらした様子もなく寝入っていました。本人も意識しないで徘徊してたからでしょうね。

騒ぎに主人のゼーゼマンさんが帰宅しお医者さんと家の見張りをしたところ玄関の外に呆然と立っているハイジを見つけ、お医者さんが夢遊病と酷いホームシックと診断します。

ロッテンマイヤーさんが山の事を話すのも考えるのも禁じた為におかしくなってしまったんですね。

心優しいゼーゼマンさんは痩せこけてしまったハイジをこのまま帰すのは忍びないと言いますが、それより他にハイジを治す手立てがないと知ると、ハイジを山に返す事を決断します。

クララは当然淋しがりますが、来年の春山に会いに行く事を約束してお別れになります。

まさか、こんな理由で山に戻るお話だとは、
夢遊病のハイジの夢はとても淋しそうでした。
ロッテンマイヤーさんはゼーゼマンさんに一言責められますが、もしかしたらここでスッキリする人もいるかもしれませんね。ただロッテンマイヤーさんも良かれと思い必死に忠実に努めようとした面もあるかも知れません。ただもう少し優しさがあれば、自分も楽だったんじゃないかな?と思います。