安芸○中カップの続き





結果的に優勝できたこの大会。



初日は、監督が指揮を取り、

予選を難なく1位突破。


但し、問題が発生。




1試合目の前半にユイ☆を交代。



またまた、気の抜けたプレ-で、

監督の制裁が下り、

以降、2日目も含め、

試合への参加が認められない、

厳罰となった・・・。



本当にこの子には集中力がない。。。

何とかしなければ・・・。



その後の2試合も、

無難に勝利し、

翌日を迎える。




監督はU-11のちゅ-○-へ、

そして、俺がU-12を見た。



初戦の芸○。

高いディフェンスラインを保ち、

オフサイドトラップが特徴なチ-ム。

小柄な子が多い中、

1対1の個々の粘りと、

ラインアップがめちゃくちゃ素早い、

中々厄介な相手。


ボッ~としてると、

すぐにオフサイドを取られ、

術中にはまると、

イライラな展開になってくる。


ただ、攻撃力はそこまで恐れることはないので、

2列目から飛び出させる為に、

中盤を厚くしたワントップで臨むことに。



前半、オフサイドに何度か掛かったが、

幾度かはラインを上手く掻い潜り、

決定的なチャンスを迎えるも、

ラストパス、シュ-トの所で、

判断や精度を欠き無得点。


後半も同様の展開。

だが、前半のような決定的なチャンスが作れない。



ケン☆と松○の中盤からの飛び出しのイメ-ジが悪く、

前半以上にオフサイドに引っかかる・・・。



こうなると、

あまり誉められたものではないが、

半分を越えた辺りで、

パワ-プレ-に出ることに。


サイドのトモと真中の松○とを入れ替え、

左サイドの攻撃を捨てて、強引な中央突破に賭けた。


残り2分・・・。


8割方押しているが、

オフサイドと相手の粘りに、

奪えない得点。


嫌なム-ドが漂い始めた時に、

遂に待ちわびたその瞬間が来た。


中央センタ-サ-クルを少し越えた辺りで、

前線でポストプレ-をしようと、

懸命に相手を背負いながら体を張るタク☆にボ-ルが入る。

相手DF、ボランチも含め、そう簡単にはさせまいと、

2人~3人で囲みに来る。


タク☆と相手選手が奪い合ったそのこぼれ球を、

中盤からサポ-トに来たトモが掻っさらい、

一気に相手の最終ラインの裏側に飛び出した。


こうなると相手DFも、

トモの後ろを追いかけるしかない。


GKと1対1を、しっかりと狙いをすまして、

右隅に流し込み、

待望の得点。


やっとの思いで、

勝利を掴んだ。




勝つには勝ったが、

内容に不満の残る試合であった。


この時点では、

決勝のことなど、

全く頭に持てなかった。


それほど、厳しさが先にあった。



そして、次の試合の相手が、

直後のゲ-ムで、試合を行っていたのだが、

その思いにさらに拍車を掛けるべく、

とてもレベルの高い好ゲ-ムを、

五○市南とサンフ○が繰り広げていた。


個々の技術が抜群のサンフ○。

最初のファ-ストタッチが素晴らしい。

囲まれていても、

落ち着いてボ-ルをコントロ-ルする能力。

本当に上手いと思わせるプレ-の連続であった。


対する、五○市南も、

負けじと足元の技術はしっかりしている。

洗練された繋ぐサッカ-で、局面を打開していく。


見ていて、本当に両チ-ムに関心した。


前半。

サンフ○がセットプレ-のこぼれを押込み先制。

が、しかし五○市南もすぐさま反撃し、

CKから、フリ-選手にドンピシャ合わせて、

直後のプレ-で追いつく。


勝負は後半へとなったのだが、

なんとサンフ○は、全員総替え・・・。


5年・6年全員を出して、

ごちゃ混ぜで戦っていた。


少し小柄になってしまった後半は、

五○市南に攻め込まれる場面が増えたが、

自陣ゴ-ル前でも、決して蹴り返さず、

判断しながら、ボ-ルコントロ-ルをし、

前に運ぶ姿は、到底我々にはできないレベルであった。


そんなこんなで、

お互いに自分達の持ち味を、

発揮したゲ-ムであったが、

勝負はつかず、

PK戦へともつれ込んだ。


お互い1人ずつ外した5人目。

南が決めたのに対して、

サンフ○は外してしまい、

勝負がついた。


勝負へのこだわりが異なった両チ-ム。


色んな意味でのサンフ○のすごさを感じ、

また南の完成度の高い、ゲ-ム運びと、パスの精度。


正直、サンフ○相手なら、

個々の能力差を子供達自身にも感じてほしいと思い、

勝負に徹することはなかった・・・。

というか、個人に局面を打開され、

勝負にならなかった可能性が高い。


本当にそう思っていたのだが、

負けると思っていても、

サンフ○とやりたかったのが本音だ。


当分の間、やっていないのも確かだし、

子供達にとって、有意義な試合となると思ったのだが・・・。



でも、次の相手は南となった。


単独チ-ム同士としてのプライドや、

先週の県大会で準優勝し、

活きあがる相手との対戦となり、

全日ではPKで勝ち、

スポ少では、PK負け、

市長杯準決では、0-1で敗戦と、

負け越している相手であり、

逆に負けられない・・・、

いや、負けたくない相手との戦いとなった。



南にとっては、

先週の県大会の決勝の借りを返すべく、

当然うちに勝って、決勝にあがってくるであろう、

シ-○ルとの対戦を熱望していたに違いない。


うちはともかく、一戦必勝。


次の決勝の事など眼中になく、

まずは、南との戦いだけに集中していた。



パスで繋いでくる相手に対して、

ボ-ルホルダ-とレシ-バ-のマ-クを徹底させた。


さすがにこのゲ-ムでは、

ユイ☆不在を憂う思いであったが、

居ないものは居ないので、

攻撃の枚数を減らし、

まずは守備に重きを置いた。


サンフ○相手に、

何度も両サイドを崩していた相手に、

中盤を支配されると厳しい展開になる事を感じ、

本当はしたくなかったが、

ワントップにし、トモを左ではなく、

ボランチで使った。

さらに、ケン☆もボランチ、

タク☆をトップ下と、

各々を1列づつさげて、

前線でユウヘ☆に引っかき回させて、

そのこぼれ球から攻撃に・・・。


前回対戦した際に、

前半に先制をされて、

その後、反撃を試みるも、

要所でしっかりと跳ね返されて、

なすすべもなく敗戦した。

その記憶が鮮明にあり、

先制点を簡単に与えてはいけないという気持ちが強かった。



前半、何度かは崩されたりしたが、

早い寄せと、激しいプレスで、

守備面では、簡単にプレ-をさせない事ができていた。

明らかに、サンフ○戦の時のようなパス回しはさせていない。

相手のボ-ルコントロ-ルから余裕を奪う事ができている。

が、攻撃面で、枚数が少ないのもあり、

やはり物足りなさが出てしまい、

うちのペ-スにはならない。


なんとか、0-0で前半を終える。



守備面はそのままで、

タク☆を前線にし、

トップ下にケン☆に戻し、

マサ☆をボランチ、ユウヘ☆を右ワイドに出して、

後半スタ-ト。


前半より、良くはなったが、

あいかわらずの展開。


判定があれば、

6対4で相手のゲ-ムだが、

お互いに得点の匂いはせず、

0-0のまま、勝負はPK戦に。



先行は南。

2人成功のあと、

3人目・4人目と連続で、

ポストに阻まれ失敗。


うちは、

モト☆・タク☆・ショウ☆と成功させ、

これが決まればという4人目松☆が、

正面に蹴ってしまい失敗。

それでも一歩リ-ド。


ジュンペ☆が、

5人目を見事ストップし、

トモに回る前に、

勝負がついた。


運良く勝ち上がり、

決勝へ駒を進めることができた。




決勝まで行きたいと思っていたが、

サンフ○と五○市南の戦いを見ると、

簡単な道のりではないと感じていたが、

当然、子供達の粘りや頑張りは必須であるが、

集中力さえ切らさなければ、

それなりに戦えるものだと関心した。





そして、

いよいよシ-○ルとの決勝戦へ。




シ-○ルの心理を考えると、

サンフ○か南が良かったのではないか・・・?

と、思う。


というのも、

サンフ○とは、前日の戦いも含め、

負けたことが無いハズなので、

組みし易い相手だ。


南とは先週戦っており、

こちらも手の内はわかっており、

負ける相手ではないと感じていたと思う。


そこへ、一番実力は劣るが、気迫だけはNO.1、

激しいプレスと、早いアプロ-チで、

サッカ-をさせてくれないうち。

普通にやれば、全然勝てるのに、、

なにせ、何故か連敗中のうちとの対戦。

格好のリベンジの場ではあるが、

正直、「なんで、お前らが上がってくんの・・・」

と、聞こえてきそうなくらい、

恐らく一番やりたくない相手だったと、

我ながら思う。。。


他、2チ-ムであれば、

高いレベルのぶつかり合いとなり、

お互いの良い所や特徴が出ながら、

きっと厳しい中にも、楽しさのあるサッカ-になっていただろう。


が、うちとのゲ-ムとなると、

そうはいかない。


シ-○ルを日本代表とすると、

うちはいわば、中東の新興勢力、

カタ-ルやバ-レ-ンのようなもの。


ボ-ルのポゼションはできるが、

中々危険なゾ-ンには入らせてくれない。

逆に奪ってからのカウンタ-に時より、

脅かされる、何とも微妙な相手。

日本以外には、何故か簡単に敗れてしまうのも、

なんとなく、似ている・・・。


同じ中東勢にしても、

サウジやイランは、

日本を恐れず、

ガップリ四つに組んでくる。

相手は強いが、

日本にとって、戦いがいがあるのはこちらだ。


そういう意味では、

サンフ○と南は、

後者の方で間違いない。


そんな思いを本当にしていたかどうか・・・?


それはわからないが、

そういう心理状況になってもおかしくないような、

過去の戦跡である。



何はともあれ、

決勝戦は始まり、

うちは南の後半とほぼ同様の布陣で望むことに。


さすがは、シ-○ル。

前半開始からガンガン前にやってくる。


うちもトモ・マサ☆のWボランチを起点に、

相手の両サイドの背後を突こうと応戦。

トップのタク☆も、なんとか頑張ろうと、

体を張るが、シ-○ルも簡単にはさせてくれない。


ペ-スはシ-○ルが握ったままだが、

モト☆を中心としたディフェンスラインも、

メチャくちゃ頑張っている。


さほどの決定機を与えることなく、

前半終了。



うちもチャンスらしいチャンスは作れなかったが、

前に行くには、まだまだ早いと思い、

後半もそのままの布陣でスタ-ト。




後半開始してすぐだが、

中盤がガタガタにやられだした。


トモがプレ-に対する集中が、

中途半端になっている。


この間に与えたCKで、

この試合で一番危ないシ-ンを迎える。


ファ-サイドでドンピシャに合わされたが、

辛うじて枠を外れた・・・。


トモが競りにいかなかったのだが、

相手のミスに助けられた。


前半以上に、

相手がドンドン前掛かりになってきており、

防戦一方になってきた。

その後のプレ-にも、

トモの改善が見られないし、

このままでは不味いと思ったので、

一度、頭を冷やし、目を覚まさすつもりで、

カズ☆とトモを交替した。


たぶん、皆が不思議に思ったであろうが、

すぐに戻すつもりだったので、

俺には迷いはなかった。


トモがベンチに戻ってきたので、

理由を聞いてみて、唖然とした。


前半までFWをしていた6番の選手が、

ボランチに下がっていて、

「ケン☆の所で、ディフェンスをしてくれないので、自分が行かなきゃいけない。

が、そうなると今自分が見ている10番の選手がフリ-になるので・・・」


言われるまで、気付かなかったが、

この6番と10番の選手は、

中トレまで行っている、

シ-○ルを支える中心選手である。

ケン☆に言ったが、上手く対応してくれず、

その2人を相手に、1人で対応することとなっていたとの事。


たしかに、

見るとケン☆の所がミスマッチとなっており、

そこでボ-ルを奪われ、6番の選手が、

右に左に、パスを散らしたり、

ドリブルで持ち上がってきたりと、

好き放題にやっていた。


すぐさま、ケン☆に指示をしたが、

少し今日はいつものようなキレがないというか、

正直、今日のケン☆は良くなかった。

が、代わりもいないので、致し方ないのだが、

先ほどの南戦も同様、このレベルになると、

ゲ-ムメイカ-として、フィジカルが足りないのと、

判断の遅さが致命的だ。

頑張っているのだが、何もさせてもらえないでいた。


その間に、カズ☆も徐々にゲ-ムのスピ-ドに馴れ、

10番の選手に付いていけるようになってきた。

ペ-スは完全にシ-○ルだが、

危険な場面もなく、

一進一退を繰り返していた。



トモをいつどこに戻すのか・・・?



その事を考えなら、時計を見ると、

残りは5分。



点を取りに行く為に、前なのか?

それとも、やはり守備を考慮して、ボランチなのか?

カズ☆の所は何とか頑張っているが・・・。

いや、ケン☆の所が良くない、

あそこも誰かに替えないと・・・。



色々と考えたが、

正直、前に入れても、

点が取れる感じがなかったので、

カズ☆をベンチに下げて、ボランチにトモを戻し、

セ☆を、ケン☆の替わりに、トップ下に入れ、

6番封じを命じた。



守れる保証はないので、

どちらもリスクなのだが、

やるか、やられるか・・・、

で言えば、やられる確立が高いと思った。

うちが勝つなら、PKしかないと感じた。



残り、5分。

何とか無失点で終え、

PK戦へ。





次回へ続く