今回は、ある一人のサッカー選手についてアツく語ります!
興味のある人だけご覧ください。笑
みなさん、この選手を知っていますか?
イタリア・セリエAのSSラツィオ所属でイタリア代表GKフェデリコ・マルケッティ選手です。
僕が彼の存在を知ったのは、大学3年の時。
マルケッティがカリアリでセリエAデビューをした08/09シーズンでした。
その積極果敢にボールヘアタックしていく攻撃的なプレースタイルに、
「こんなGKがいたのか!」
という衝撃を受け、彼の大ファンになったのです。
この当時のマルケッティを見るだけで、テンション上がりますね!
マルケッティはトリノユース出身。
2002年にトップチームに昇格するも、信頼を得られずにレンタルに出され、イタリアの下部リーグを渡り歩きます。
セリエC2(イタリア4部リーグ)のプロヴェルチェッリ時代のマルケッティ。
そして2005年に親チームであるトリノが破産して、22歳の時に所属先を失いました。
そんな時に、セリエBのアルビーノレッフェのGMからオファーを受けます。
プロヴェルチェッリ時代に世話になっていたGMだったらしいです。
しかし、1シーズン目は修行を兼ねてセリエC2のビエッレーゼにレンタルに出されました。
その後、アルビーノレッフェに復帰しますが、出場機会はなかなかありませんでした。
しかし、当時の正GKが契約の問題でチームとトラブルになると、出場機会が徐々に増えていきました。
そして07/08シーズンには正GKとしてプレーし、チームをプレーオフに導く活躍をします。
この活躍がセリエAのカリアリの目に留まり、
08/09シーズンに25歳でセリエAデビューを飾りました。
オファーは彼の携帯にカリアリのチェッリーノ会長から直接届いたらしいです。
セリエAでは、1シーズン目から大ブレーク。
シーズン途中から「マルケッティをイタリア代表に!」という声が上がるほどになりました。
そしてシーズン終了後の2009年6月にイタリア代表に初招集。
マルケッティは年代別でも代表歴がないので、まさに初招集です。
そして、北アイルランド戦で代表デビューを飾ります。
この当時は、マルケッティの代表招集でかなり感動したことを覚えています。笑
次のシーズンもマルケッティの活躍は続いて、
ついに、2010年南アフリカワールドカップのメンバーに選ばれます。
この時はちょうど僕がドイツへ渡る直前の時期でした。
「グループリーグの最終戦が消化試合になって、出場機会があればいいのにな」
と思っていました。
イタリアにはブッフォンという絶対的な存在がいますからね。
ところが、ブッフォンが初戦のパラグアイ戦前半で負傷退場。
突如、マルケッティに出番が回ってきたのです!!!
なんとワールドカップの舞台に立ったわけです!
しかし、この時のイタリアは絶不調。
結局1勝も上げられず、グループリーグで姿を消すことになります。
しかも、マルケッティは戦犯扱いされてしまいました。
決して、彼のプレーが悪かったわけではなかったのに、ブッフォンの代役として厳しく評価されてしまったわけです。
しかし、ワールドカップ後はマルケッティのもとに各クラブからオファーが届きます。
本人も「サンプドリアへ移籍したい」と発言していました。
しかし、その発言を聞いたカリアリのチェッリーノ会長が大激怒。
「マルケッティを第3GKにしろ!」と監督に指示し、マルケッティから出場機会を奪いました。
結局、そのシーズンは公式戦出場数はゼロ。ベンチ入りすらほとんどしませんでした。
時には、ユースチームの試合に借り出されることもあったくらい。
その当時のトレーニング中のマルケッティです。
1年の内に、世界最高の舞台から、どん底までを味わったのです。まさに飼い殺し状態。
もちろんその間に代表メンバーからも名前が消えました。
そして翌11/12シーズンにラツィオがマルケッティを獲得します。
そこで彼は輝きを取り戻しました。むしろ以前よりもレベルアップして復活していました。
この1シーズンで再び高い評価を得るパフォーマンスを披露しましたが、
なかなか代表に呼ばれることはありませんでした。
そして今シーズン。
コンスタントなマルケッティの好パフォーマンスもあり、ラツィオはヨーロッパリーグの準々決勝まで進みました。
そして、今年2月に、プランデッリ代表監督は、30歳になるマルケッティを代表に呼び戻したのです!
まさにカムバックでした。
これでマルケッティの全てがわかっていただけたのではないでしょうか。
彼は僕にとっては理想のGKであり、人生のロールモデルです。
彼のGKとしての姿にいつも大きなインスピレーションを受けていますし、
この彼の歩んできた人生そのものが僕にとっては教訓です。
彼の“心の強さ”がいくつもの試練を乗り越えてきたのではないかと思います。
もうひとつエピソード。
彼の両腕にあるタトゥーについて。
マルケッティが20歳のころに、友達が運転する車に乗っていて大事故に遭ったそうです。
彼は無事でしたが、同乗していた2人の友人は亡くなりました。
そのあと、彼は右腕にアヴェ・マリアを意味する言葉を入れ、
左腕には、亡くなった2人の友人の名前を入れたということです。
「僕はあの時死に直面した。全てに導かれて僕は今ここにいるんだ」と、
ワールドカップ期間中の会見で語っていました。
あの強靭なプレーも、精神力も、そして今のマルケッティ自身も、
彼の歩んできた人生そのものが形作っているのだなと思います。
本当に僕のヒーローです。
僕が、「ドイツに行ってチャレンジしよう」と決断したのも、
彼の存在が大きく影響しています、実は。おこがましいことですが。笑
それくらい僕にとっては大きな存在です。
僕の夢の一つは彼に会うこと。
そして、いつか同じピッチに立てることがあれば最高だと思います。
今回は、好きなことを好きなだけ綴りました。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました!
では、Ciao!
Kengo



