六本木ヒルズと竹中氏と200円の方程式 | katsuの本棚

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katsuの日記



白く輝く床、扉が閉まると四角い箱は高速でビルの高層階へと駆け上がっていった。


六本木ヒルズ51階クラブフロアー。

眼下にが広がる東京の街並みを見下ろす自分に、


どこか見下した感覚を覚えるのはわたしだけだろうか。

ここで過去に起きた諸々な出来事がそんな感じにさせるのであろう。




定刻の30分前だというのにすでに部屋は半分ほど埋め尽くされていた。


いくつもの円卓が並ぶ90人ほどでいっぱいになりそうなその部屋には

パリッとした制服の給仕係が壁際に立っている。 円卓に着座した紳士淑女はすでに


サラダ皿に溢れんばかりの前菜を鈍い輝きのするフォークで上品に口へ運でいた。

案内さたテーブルにはすでにサラダが置かれている。周りの視線を感じながら少し緊張


した面持ちでフォークを握り眼前の皿に盛られた野菜の茂をゆらす。

わずかなミスさえ許されぬロボットアームを操るミッションスペシャリストがごとく慎重にフォークを


自分の口へと運んだ。至福の瞬間である。


サラダが終わる頃、メインデッシュのサーモンムニエルが運ばれてきた。

次のミッションの始まりである。




食後のコーヒーを飲み終えた頃あい


ゲストが講壇に立ち新年の挨拶を交えながら話し始る。

これは元総務大臣竹中平蔵氏のセミナーである。


竹中氏の経歴が物語る豊富な経験から発せられる話は時折ユーモアを交えながらの

それであるためとても楽しくあっと言う間に時が流れた。


このセミナーの受講料は6500円なのであるが内訳の料理分が6300円

であることを氏が漏らしたことは公然の事実である。