前回に引き続き、今日もセンター試験の英語の得点を挙げる方法をお教えしていきたいと思います。
 
前回のブログでセンター英語の6つの大問の出題傾向を説明しました。
覚えていますか?
大問1 発音、アクセント
大問2 文法・語法、語句整序、応答文完成
大問3 対話文空所補充
大問4 文意把握問題
大問5 長文問題(物語)
大問6 長文問題(論説文)
でしたね。
さらに詳しくすると大問の内容もこのように分かれています。
大問1 A発音
    Bアクセント   
 
大問2 A文法・語法
    B語句整序
    C応答文完成
 
大問3 A対話文完成
    B不要文選択
    C発音の趣旨
 
大問4 A図表問題(図・グラフ)
    B図表問題(広告)
 
大問5 長文読解(物語)
 
大問6 長文読解(論説文)
それを踏まえて。大問ごとの配点を見てみましょう。
大問1 A 6/200(2点×3)
    B 8/200(2点×4)
 
大問2 A 20/200(2点×10)
    B 12/200(2点×6)
    C 12/200(4点×3)
 
大問3 A 8/200(4点×2)
    B 15/200(5点×3)
    C 18/200(6点×3)
 
大問4 A 20/200(5点×4)
    B 15/200(5点×3)
 
大問5     30/200(6点×5)
大問6  36/200(6点×6)
 
いかがでしょうか。
センター試験は大問が進めば進むほど配点が大きくなっているのです。
特に大問5、6の長文読解の配点は76点、つまり英語の点数の35%を占めています。
さらに、問われる内容は文章の内容理解についての問題が続くため、内容を理解できてないと連続的にミスをします。
 
つまり、センター試験英語において最も集中しなければいけない、言い換えると絶対に落としてはいけないのは大問5、6なのです。
 
そこで私があなたに提案する英語の解き方は、
大問6から解き始める
ということです。
私もずっと大問1→2→3→4→5→6の順番で解き進めていました。
その結果、大問4の時点でかなり頭を使ってしまい、長文を最後までしっかりと読み解く気力が残っていない、という状況に陥ってしまっていました。
そのため、毎回の英語の模試の結果は良くて120点、悪いときには半分も取れなくて、英語が全体の得点の足を引っ張る形になっていたのです。
この、最後に長文を解くというスタイルはストレスがかかっていやだと思った私は、ある模試で気分転換のつもりで大問を6→5→4→3→2→1という順番で解いてみました。
すると、本当に嘘みたいな話ですが、英語の点数が180点を超えたのです
本当に驚きました。自己採点の最中叫びました。
だって変えたのは解いていく順番だけなんだから。
でも今になって考えると、この方法はかなり効率的だなと思います。
ほとんどの人がセンター試験で一番体力を使うのは長文問題です。
さらに一番初めのブログにも書いた通り、人間の集中力の限界は15分だといわれています。
つまり、センター英語の中で最も配点が大きく、体力を使う大問に、残りの体力を振り絞って取り組むよりも、最も元気な時に集中して取り組むほうが、はるかに点数が取れやすいわけです。
 
あなたも一度チャレンジのつもりで長文問題から解いてみてください。
必ずや前回よりも良い点数が取れると思います。