時計を買う理由に「自分へのご褒美」は良くあると思いますが
何かを決意した事を形に残すという理由もそれに近いかと思います。
大抵はネガティブな事に立ち向かう為のご褒美の前借りになるかと思いますが
私の場合も「めんどくさい病気に立ち向かう」為にこれを買いました。
オリエントのSER24007W0。
通称バンビーノのバージョン1。初代です。
容赦の無いフルポリッシュの7連ブレスはバージョン1のみの仕様。
買ったのは2022年ですが、発売は2012年。
なんと10年前の新品を入手できました。
機械は48743で手巻きハック機能なし。
この機械、46系の改良版のようなので、ベースは1971年の設計。
48ってことは1973年の設計なのかしら・・・。
風防の膨らみ方も素晴らしいが
ケースの薄さやラグの薄さ、カーブ具合も見事である。
この頃はまだ竜頭に刻印がある。
裏蓋にはEPSONの文字は無いが、日本製である事がわかる。
しかし、綺麗な形状の裏蓋である。
個人的に最も「やられた」のがこのブレス。
ギラギラどころではない。ギランギランである。
よくもまぁここまで磨いたものである。
この派手なブレスが腕にきれいに追従してくると
本体と一体になって見事な装着感となる。
そしてもの面構えである。
文字盤自体もインデックスも針も配色こそ地味であるが
一つ一つのパーツの主張が強く、ブレスの濃さと併せて
物凄い存在を主張してくるのである。
癌ではないけれど、(下手をすると癌よりメンドクサイかも)
おそらく一生完治する事のない病とこの先何十年も向き合うには
これくらい気分の上がる時計でよかったと思います。





