こんにちは。
梅雨入りしましたね。
すっきり、はっきりしない日が多くなってきましたね。
今回は、リクエストをいただきましたので、その事についてお話ししていきます。
「たん」について相談されました。
気道の粘膜は気道分泌物で表面を覆っています。
これが「たん」です。
たんは常につくられています。
通常は少量で、胃へ流れ落ち、体外へ排出されます。
細菌やウイルス感染により、分泌物の量が多くなります。
異物を体外へ排出しようとする体の防御反応です。
たんは色により、原因を分類できます。
細菌やウイルス、膿、血液などを含み、粘り気が強く色のついたものになります。
白色、黄色、緑色、透明、赤色、茶色、ピンクなどの色があります。
血液を含んだものは、赤やピンク、茶色がかったものになります。
最も多いのが、黄色です。
急性気管支炎、肺炎、咽頭炎などで黄色いたんが出ます。
また、これらは風邪やインフルエンザなどと併発することも多いです。
副鼻腔炎では、黄色や緑色になります。
免疫力が低下しているとき、常在菌からの影響を受け緑色のたんが出やすくなります。
花粉やハウスダストなどのアレルギー性気管支炎では、透明や白色になります。
長年の喫煙による慢性気管支炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)では、緑色や透明になります。
このように、たんの色で症状を判別できるのです。
上記で述べたのは、ほんの一部にすぎません。
長く続くのであれば、病院で原因を調べてください。
その他にもたんの出る原因としては、
・水分不足
乾燥から喉を守る
口呼吸による乾燥
・空気の悪い環境
空気循環の悪い場所
タバコ、ガスなど
・刺激物
濃い味、辛い物
などがあげられます。
まずは、簡単にできることから対策をしてみてください。
長く続くのであれば、やはり原因を調べるのがよいでしょう。
今後も何かありましたら、リクエストをお待ちしています。