「令和6年9月議会」一般質問 ③


9月18日(水)町議会定例会にて、次の3項目の一般質問を行いましたので、第3項目の概要を報告します。

〇上下水道事業審議に住民参加は
〇公立の認定こども園の設置は
〇日生中央駅に観光情報を発信する機能の存続は

第3項目⇒ 【日生中央駅に観光情報を発信する機能の存続は】についてです。
   知らない土地の駅に初めて降り立つ時は、誰しもワクワクした気持ちが沸き起こると思います。それは観光が第一目的でなく仕事で立ち寄った駅でも、興味があるともう一度個人的に訪れたいと思うものであります。
   そうした、もう一度訪れたいという気持ちを沸かせるには、駅の雰囲気とか駅前の景観も一つの要因であり、町の玄関口である日生中央駅前に、観光案内所・町の情報を発信する場があるべきと考えます。

1点目の質問⇒「日生中央駅前情報プラザの廃止の理由」についてです。
この度、観光案内所の機能も担っている「駅前情報プラザ」が、来年3月末で廃止とのことですが、利用者数の減少・維持のコスト等の理由が考えられますが、廃止に至った理由等を教えてください。
          
1点目の答弁⇒自転車駐車場の定期券販売は電子申請化により、常駐する事務員が不要となること、各社証明の時間外発行がコンビニ交付に移行可能なこと。
観光案内や特産物の販売、粗大ごみシールの販売は、その利用実績などの状況を勘案し、効率的な運営体制、需要やそれに係る経費等を考慮しつつ、総合的に判断し廃止としたものです。

2点目の質問⇒【情報プラザ廃止の代替案】についてです。次のような3案が考えられますが、考えをお伺いします。

・1つ目の案は、「駅構内・サピエ等へ場所を変えての開設」です。
現在地での設置継続が困難と言うことであれば、駅構内、駅を出た直ぐの広場上に、小さい建物を建ててはどうでしょうか? 
    また、本年度のサピエの空き店舗活用事業の申し込み状況にもよりますが、無いようであれば、サピエ入口のレストラン跡の空き店舗が、長年にわたり空いた状態で、寂れたマイナスイメージが漂っていますので、町が4分の1位借り上げて、町の物産品販売も兼ねた観光案内所として活用する案は?

・2つ目の案は、「駅ナカにデジタルサイネージ等の設置」です。
   現在、駅の改札口の天井付近に、能勢電鉄の大型ディスプレイによる、鉄道運行情報・能勢電沿線の観光情報等が掲示されています。
   それと同様の大型ディスプレイを、コンビニ前等の天井から吊り下げて、猪名川町の観光情報を屋外高輝度のデジタルサイネージ等で常に新しい情報を発信する案は?

・3つ目の案は、「駅構内にパンフレットラック設置」です。
 実現しやすい方法として、駅構内に「猪名川町観光パンフ」と大きな文字で書いた20種類位入るパンフレットラックを、例えば薬局かコンビニの前に設置する方法も一理あると考えますが、考えをお伺いします。                     
2点目の答弁⇒駅構内や駅周辺に新たな建物を設置することや、企業や店舗の空きスペースを活用して、観光案内のスペースを確保し、人員を配置するなどは、観光客のおもてなしには、非常に喜ばれる取り組みです。
また、人員は配置せずにデジタルサイネージや、パンフレットラックを配置するなども有効なプロモーション活動になると考えます。
   しかしながら、いずれにおいても多額の費用や維持管理体制が必要であり、全体として費用対効果の観点から、町が独自で実施することは、難しいと考えています。
    今後においても、能勢電鉄㈱や日生中央サピエをはじめ、駅周辺事業者の皆様と、これまで以上の連携を強化するとともに、日常的な観光啓発などについてもご協力をいただけるよう、引き続き調整に努めてまいります。

福井意見⇒本町への観光目的として来られる方は、車の方が大半と思われますが、日生中央駅の1日あたりの乗降客数は、能勢電沿線では第1位で約8,700人、年間に換算するとおおよそ230万人以上と、町内では道の駅よりも多く人が集まる場所と思われます。
   通勤・通学が主であっても、観光等で初めて電車で本町へ来られる人も多く居られると思います。そうした初めて本町を訪れた方々に、観光情報・行政情報等をデジタルサイネージ等で現代風にきれいに、「インパクト」を持って伝える事が、再度訪れていただける「きっかけ」づくりになると思います。引き続き情報発信の新たな方策を、検討していただくことを期待します。
 
【まとめ】 
 自治において、住民と課題を共有しながら共に考える住民の参画は、最も重要なプロセスであり、住民の声を聞かずして民主主義は語れないと考えます。
   水道事業全般に係る住民の声を直接聞くために、早期に「上下水道事業審議会」を設置される事。
    少子化の原因のひとつに就学前の子育て環境の未整備が言われています。女性の社会進出により、現在、共働き世帯が、最も多い一般的な世帯構成形態となりました。
    今の時代において、就学前の保護者の利用施設ニーズは何か? 
    私は「認定こども園」だと考えています。調査研究を進めていただき、時代に合った、真の就学前の教育・保育環境を創ることが、若い人たちを本町へ呼び込む、転入促進にも繋がっていきますので、早期に実現されることを期待しまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 
ありがとうございました。