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「代表質問」の報告


(4項目)



2月28日 3月議会定例会で、町長施政方針に対しまして、会派「清流会」を代表し、大きく4項目を質問しました。
その概要を5回に分けて、お知らせします。
今回は4項目目で、最後の項目になります。
4項目目:健全な財政運営について。

1点目 質問⇒町長は「身の丈に合った財政運営」「財政調整基金に頼ることなく、歳入・歳出のバランスの取れた財政運営」を図ると、持論を展開しておられます。
その町長の持論を否定するものでは決してありません。
昨年6月議会定例会においても、「身の丈にあった財政を実現するため、財政運営の中身について、 歳入の部分、歳出の部分について、見直しを行ってまいりたいと考えている。これが基本的な考えである」とおっしゃっておられます。
施政方針の最後には、「第七次行政改革大綱に基づく徹底した事務事業の効率化、財政の健全化に取り組んでまいります」 と書かれています。
その第七次行政改革大綱によれば、令和5年度〜9年度まで、4億円の基金繰入金となっています。
しかしながら、令和6年度当初予算では約9億5,000万円と2倍以上であり、過去最大の基金からの繰り入れとなっており、計画数値とはあまりにも乖離しています。
自治体の財政運営については、その要諦は 「入るを量りて、出ずるを制す」とも言われています。
身の丈のあった財政を実現していく上で、「出を制する」ことは自明のことであります。
令和6年度予算案の中で 「歳出を制する」どのような取り組みがなされたのか、今後の収支改善についてお伺いします。
答弁⇒歳出の見直しについては、例えば「ママパパありがとう事業の廃止」「多子誕生祝金の廃止」「ほたるの夕べの廃止」などがあります。
しかし、この間の物件費や人件費の高騰もあり、結果として 収支改善が実現できていないことから、さらなる見直しを行う必要があると考えております。

2点目 質問⇒町長は、昨年の12月広報で、信号機に赤色が点灯している写真を載せて、このまま行けばあと5年ほどで財政調整基金が枯渇する危機的な財政状況と町民に訴えられました。
この広報をご覧になった方が、我が会派で実施しております「オープン清流会」に来られ、「猪名川町はいったいどうなっていくのか、危機を脱する手立てはあるのか」と不安を訴えておられました。
こうした町民の方の不安を取り除くために、危機を脱する具体的で分かりやすい手立てと道筋を明らかにし、町民に説明していく責務が町長にはあると思いますが、お考えをお聞かせください。
答弁⇒行財政改革では、人口規模や社会経済状況など時代の変化に対応した形での事業の見直し、 補助金・負担金の適正化 や使用料・手数料の見直し、また将来を見据え公共施設の再配置などが必要であり、住民の皆様のご理解が不可欠となります。
住民の皆様には、財政状況や行財政改革の進捗、 実施する取り組みなど、分かりやすくお知らせしてまいりたいと考えております。