夜が明けたら君を忘れにゆくよ
揺れる青い部屋にひとりぼっちで
君の笑い方や澄んだその瞳の色も
どこにも見あたらない、わかっていたのに
透明なままでいられたらいいな
頼りない自分をぎゅっと抱いて
深く沈んで、また確かめてる
水のように不確かなもの
あの声が耳鳴りのように
何度も繰り返して
僕の心溶かした
過ぎた11月17日、忘れない
イルカの歌う声に涙がこぼれたら
透明なままでいられるかなって
あどけないその横顔見てた
「雨があがったら次はどこへ行こう」って
そんなこと言う君がいる
景色は淡く滲み出して
これが夢だと知った
透明なままでいられたらいいな
大事なものをなくさないように
明日のことは知らなくていいや
もう触れない温度の名前
深く沈んで、また確かめてる
水のように不確かなもの
あの声が耳鳴りのように
何度も繰り返してさ
あともう少しで、ほら夜が終わる
さよならだ 僕だけの場所
「あの日の声はもう届かない」
何度も繰り返して
そして、ほら
からっぽの朝が来た