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"女子サッカー
なでしこジャパンと
SheBelieves Cup閉幕"



International Week中の先週末から 
変則スタイルの中で
アメリカで開催された
SheBelieves Cup。

この大会の最終日

アメリカ時間で4月9日に行われた2試合は 
共にPK戦にもつれこむ熱戦となり

決勝では CONCACAF W Gold Cupの
準決勝の時と同じ様に
PK戦にもつれこんだ
アメリカ女子対カナダ女子戦は
2-2(PK5-4)で
カナダ女子を下した
アメリカ女子代表の優勝で

今年のSheBelieves Cupは
幕を閉じました。






🔹






SheBelieves Cup最終日の結果

📅🇺🇸 4月9日
🏟 Lower.com Field 
🏙️ Columbus, Ohio

[決勝] SheBelieves Cup Championship

🇺🇸 USWNT 2-2 🇨🇦 カナダ女子
        (5-4)


[3位決勝戦] SheBelieves Cup 3rd Place Match

🇧🇷 Brazil 1-1 🇯🇵 Japan
    (3-0)






🔹






📋今回のなでしこジャパンを含めた
大会の感想


今年に入ってから 合宿も含めて
この大会の前に行われていた
CONCACAF W Gold Cupの為に
既に一か月以上
チームとして活動していた
アメリカ女子代表・ブラジル女子代表・
カナダ女子代表の3チームに
アジアからなでしこが加わった
昨年と同じ出場チームによる
今回のSheBelieves Cup。

なでしこジャパンは
北朝鮮女子代表との
オリンピックアジア地区最終予選が
2月の下旬に大騒動の中でありましたが

今大会では
CONCACAF W Gold Cupで
2月下旬から先月の10日まで戦っていた
他の3チームよりも
チーム作りについては
微妙な出遅れ感とともに

パリオリンピックへのテストとは言え
池田太監督と選手達の
この大会への
準備不足・認識不足が
あったように見受けられました。

(ヨーロッパでも
昨年の女子ワールドカップ終了後
直ぐにUEFA Women's Nations League
そして 
今月からは WEURO25の予選が始まり
ヨーロッパのチームの完成度も
なでしこジャパンより
だいぶ上がっています)


特にブラジル女子代表への
意識については

昨年末のブラジル遠征でも
ブラジル女子代表の主力選手達が
オフシーズンだった中での試合であり
その事も踏まえて
なでしこジャパンの認識が
随分と甘かった様に思いました。

女子サッカー界のLegend
Marta選手がいるだけで
まずチームが引き締まり
それプラス
絶対に最後までプレーを諦めない
強いメンタリティー。

そして
対なでしこジャパン戦で
徹底的になでしこの選手達を
潰しにかかってきた
#11のCristiane選手の気迫。

彼女の同点ゴールや

彼女が
PK戦での最初のキッカーを務め上げた中

彼女とそのプレーは
なでしこジャパンの選手達にとって
一番足りない何かを
私達に如実に見せてくれたのではないか?と
感じていました。

この3位決定戦で
なでしこジャパンが敗れたのは
スタメンの大幅な変更や
PKへの準備不足・
ブラジル女子への認識不足もさることながら

ピッチに
Marta選手の様な
チームを高いレベルに引き上げる事が出来る
ベテランの絶対的なリーダーがいなかった事と

まず勝つための執念が
全く見えなかった事。

PKに失敗して
ネガのバイブを放っていた長野選手...

普段から
淡々としか見えない彼女......

今回は 流石に......

確かに 選手は
表現の仕方も含め
一人一人 性質が全く異なります。

自分の意見を 押し付ける気は
全くありませんが......




なでしこジャパンは
この大会のRosterから
パリオリンピックのRosterを
絞るのでしょうが

前のブログにも書きましたが
ブラジル女子には
この大会のRosterに参加していない
Adriana・Ary・Geyse・Rafaelle Souza選手など
主力選手達に加えて

ACL Injuryで欠場している
Kerolin選手が
現在 アメリカで
リハビリに加えて
NWSLの所属チームの練習に参加し始めており

その他にも
W Gold Cupとこの大会の
Rosterには選ばれてはいないものの
SBのBruninha選手もいます。

それ故に
なでしこジャパン相手に
猛烈なプレーを見せた
先に上げた
#11のCristiane選手や
今大会に出場した選手全員に
パリオリンピックのRoster入りの保証は
最後までわからない程に
ブラジル女子の選手の層は
とても厚いのです。






🔹






今回の大会で

なでしこジャパンは
初戦のアメリカ女子代表戦から
スタメンを6人替えていましたが

結果的に
ブラジル女子代表に有利になるような情報を
この2試合で 与えてしまいました。

(ブラジル女子代表も
初戦のカナダ女子戦から
NWSL組も含め
スタメンを変更)

それから 試合中に
北川ひかる選手と上野真美選手が
主審から指導を受けていたようですが

彼女達が
主審が何を言っていたのか

それを 
理解していたのかどうかは 
分かりませんが

特に北川選手には
例え主審に不満であろうと
国際大会でのルールについて
よく勉強して欲しいもの。

主審に指導を受けるきっかけとなった
彼女のプレーは
無意識に出たとしても

彼女がWhy⁇のジェスチャーをしても
明らかにファウルに見えました。


あの主審は

普段から
NWSLや国際大会で
試合の主審を務め

あの主審のジャッジについては
時には ?と言う事もありますが

一応 彼女のジャッジを
ずっと観てきている者として

苦言になりますが
執拗に主審に喰い下がっていた様にも見えた
北川選手の態度に不快感を覚えました。

主審が 彼女に対して
冷静になるように声がけをしていたのかも
知れませんが

あの主審は
例え荒れたチームから
試合をコントロールする為に
ジャッジに
酷いプレッシャーをかけられようとも

それに左右されず
細かいところも含めて
毅然と職務を遂行する審判です。



国際大会で抗議したい場合は
執拗に主審に喰ってかかる前に


別の形で
まず冷静に抗議をする前提で

使用する言葉や表現方法も含めて
その術を
上手に身に着けて頂きたいもの。

北川選手に
言い分があるのは分かりますが
あの態度には ため息が出ました。






🔹







話は変わりますが

パリオリンピックの
女子サッカーですが

アフリカ地区最終予選から
大方の予想通り
ナイジェリア女子代表がGroup Cに加わり
これで本当の意味で
あの組は Group Bと共に
正真正銘の死の組となりました。

ナイジェリア女子代表のアタッカー達が
現在 NWSLでプレー

またその中で
エースのA. Oshoala選手については
リーグ戦では
3節迄に既に2得点をあげており
(補足 : 
別のナイジェリア女子代表のアタッカーも
3節までに既に3得点をあげています)

所属チームの事情等で
ベストメンバーが参加出来なかった
2022年に来日した際のチームをベースに
ナイジェリア女子代表について
日本の人達が
未だに誤ったイメージを持っているのであれば
それは大きな間違いです。

ナイジェリア女子は
昨年の女子ワールドカップでは
死の組だったGroup B(🇦🇺🇨🇦🇳🇬🇮🇪)から
あのカナダ女子代表を押しのけて
オーストラリア女子と共に
Best 16に進出したチーム。

(私個人は
NWSLのHouston Dashで
永里優季選手のチームメートである
M. Alozie選手の実力を買っていますが......)



今回のSheBelieves Cupで
なでしこジャパンは
トップチームに先制しても
勝利の方程式を作る事が出来ず

格下の相手には
先制したあとも追加点が出るなど
それはそれ、として


オリンピックでは
チーム力が同じ
もしくは 上のチーム相手に
同点に追い上げられたあとの
その先のプレーや
PK戦にもつれた時でも
堂々と勝利の方程式が形成できる様
祈るばかりです。

オリンピック前の
6月の国際親善試合と
パリオリンピック前に
なでしこジャパンが
チーム力が同等のチームと試合をして
良い準備が行えるかにも
かかってはいるとは思うのですが

参考までに
昨年の秋から
Twila Kilgore臨時監督の下で
"チーム力"を育てていた
アメリカ女子代表は

新監督のデビュー戦となる
6月の 韓国女子代表と

そして
7月のパリオリンピック前に
CONCACAF W Gold Cupで敗れた
メキシコ女子代表と試合をします。

アメリカ女子代表としては
W Gold Cupで敗れた
メキシコ女子代表に勝って
パリオリンピックへと
向かいたいところでしょう。

アメリカ女子代表にとって
W Gold Cupも この大会も
対戦相手のレベルアップとともに
接戦の末の勝利でしたが

今までの様な
個・力で強引に押してくるプレースタイルから
組織プレーに
チーム自体が
変貌して行く姿を目の当たりにして

新監督の合流後に
更にこのチームが
世界一奪還の為に
どう変貌を遂げていくのか

パリオリンピックの結果を度外視して
このチームを見続けたいと思います。







🔹







日本のなでしこファンの皆さんには

日本のスポーツ・サッカーメデイアからの
女子サッカーのコタツ記事に
決して依存せず

ご自身の五感をフルに使って

女子サッカーを
しっかりと見た・感じた上で

ご自身なりの意見を 持たれますように
応援しています。







🔹






今日のブログの
最後になりますが

女子サッカーは
女子ワールドカップ以降も
世界中で大きな成長を遂げており

現在 WEURO25の予選が行われている
ヨーロッパだけではなく

アメリカ大陸でも
CONCACAF W Gold Cupでも見られた様に
確実にレベルアップをしており
(プエルトリコ女子の成長には
目を見張るものがありました)

なでしこジャパンにとっては
このSheBelieves Cupの出場で
世界の女子サッカーのレベルアップを
直接 肌で感じられたことは

パリオリンピックに向けて
準備への認識の甘さも含めて
気を引き締める意味でも
本当に良かった事と思います。

今回のブログで 
なでしこジャパンに対して
厳しい事を書いたものの

パリオリンピックで
女子サッカーが開幕するまでの約3ヶ月
今 この時点で
いい意味での大きな気づきがあって
本当に良かったと思う次第です。


これは個人的な見解ですが

今の現状で
観客の集客が余り望めない
日本国内での試合よりも


なでしこジャパンには
海外遠征による武者修行を
もし機会が許されるのであるならば
これからも続けて行って頂きたいものです。


現状 他国からチームを呼んでも
日本サッカー協会による
SNSを含むメデイアを使った
PRやマーケティングが乏しく

また放映権を巡って
民放のテレビ局から
女子サッカーとは関係のない事も含めた
不当な介入を受けるなど

日本国内で
まともに集客が出来ない状態では

日本の代表である
なでしこジャパンにも
招待チームにも
大変 失礼だと思います。

日本サッカー協会には
女子サッカーの普及と
なでしこジャパンの強化の為に

女子ワールドカップを
将来的に
日本に招致したいのであるのならば

We Leagueともども
女子サッカーのPRに
今まで以上に
手を尽くして頂きたいものです。

それには
なでしこジャパンのOGの
特に2011・2015年組の活用と

彼女達には 
もし状況が許されるのであれば
もっと外に出て
女子サッカーの情報発信を、と
願っています。

日本の女子サッカーの
宝である彼女達を

日本サッカー協会は
いつまでも狭い場所に
閉じ込めていてはいけません。


どうか 彼女達に 活躍の場を。




📋
ヨーロッパ時間で5月17日に 

FIFAから
次回(2027年)の女子ワールドカップの
開催地の発表が 行われます。


🏙️2027年女子ワールドカップ立候補国

▪️ドイツ・ベルギー・オランダ(共催)
▪️アメリカ・メキシコ(共催)
▪️ブラジル(単独)


📖昨年書いたメインブログにて
次回の開催地について 
少しだけ触れています
(⬇️このブログのP.S.のところ)
HAPPYPATH 
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🔹







長くなりましたが
今日のブログをお読み頂き
有難うございます。

自分にとっては
好きな4チームが対戦した
今年のSheBelieves Cupが終わり

私の意識は 大会終了後
既に 
アメリカ時間で金曜日に再開する
NWSLのリーグ戦へと切り替わっています。

国際大会も良いのですが

私にとっては
何が出てくるのか分からない
NWSLのリーグ戦の面白さは
実に格別なのです😄


改めまして
今日のブログを御覧頂き
有難うございます。


それでは また👋







P.S.






ACL Injuryで
幾度となく手術を繰り返していた
元アメリカ女子代表のアタッカー
Christine Press選手が
所属チームのAngel City FCの練習に参加を
し始めた模様です。
(情報源 : インスタグラムを通して発信された
先月末と先日
本人とACFCが出した
ファンに向けて の
メッセージ・コメント)


去年の夏 
女子ワールドカップ前に
本人の言葉からも含めて
リーグ戦への復帰が近いとされた時に
再度 怪我が発見されて
手術を受けたという事があったので

まずは 
コンデイションを無理なく整え

彼女にとって
準備が充分に整った時に

ピッチへと
復帰して頂きたいです。