こんにちは。

本日も このブログへようこそ。

今日のブログは
引き続き 
アメリカ女子プロサッカーリーグ NWSLの
移籍関連のトピックを

イングランドのWSLや
なでしこジャパンの事も
少々 織り交ぜながら 綴っていきますので

宜しければ 
お読み下さい。





🔹





クリスマス そして 年末を迎え
アメリカ女子サッカーリーグ NWSLの
契約延長や移籍等が活発化する中

アメリカ現地時間で12月20日の報道では
以下のニュースが 個人的に目を引きました。






▪️Chicago Red Stars(CHI)の新監督決定





今シーズンリーグ戦終了の1試合前に
前監督を解任した Chicago Red Stars。

MLBのChicago Cubsの
共同オーナーの女性が率いる
新しいオーナー(グループ)が
9月にチームを引き継ぎ

ここに来て 
そのチームの監督に

現アメリカ女子代表でプレーする
Sophia Smith選手を含む数名の選手達など
ローカルレベル そして 大学など
アンダー・ユースからの
選手の発掘と育成に定評と実績があり

過去 そして
この夏の女子ワールドカップで
ジャマイカ女子代表を率い

今回の女子ワールドカップでは
カリブ海の女子チームとして
ジャマイカ女子代表を初のRound 16に導いた
前ジャマイカ女子代表監督の
Lorne Donaldson氏を
Chicagoの新監督に迎えた事を発表。


来シーズンには
4月の国際親善試合の
対アイルランド女子戦で膝を負傷した
FA中のMal Swanson選手の復帰も
彼女のコンデイション状況と
チームとの契約が順調に進めば行われると言う事を
前提として

今シーズン リーグ戦で
最下位に沈んだチームとは言え

来年 2年目を迎える
期待の若いアタッカーの存在や

上記にあげたMal Swanson選手は
元々 Donaldson氏に
コロラド州のローカルのチームで
育成された選手でもあり

この二人の久しぶりの再タッグと共に

FAで既に他チームへ移籍
そして二人のアメリカ女子代表のDFが
同じくFAで他チーム達との移籍交渉という状況で

Chicagoが 新監督の下
若手選手の育成と共に
来月の通常Draftでの指名や
他チームとのトレードなども含めて
どのようにチームを再建していくのか
見守りたいと思います。





(追記 : 
正式な発表前ではありますが
FA中のMal Swanson選手の
Chicago Red Starsへの残留が
某メデイアによって確認された模様です。)





※NWSLの監督の契約について、ですが


先日 三浦成美・松窪真心(まつくぼまなか)・
小林里歌子選手が所属する
NC CourageのSean Nahas監督の契約が
3年間の延長で更新となりました。

(松窪真心選手は
来年6月までのローンで
NCでプレーしているので
彼女の今後の進路についても注目です。)

アメリカの女子サッカー界を揺るがせた
元指導者への指導者ライセンスの剥奪と
アメリカサッカー界からの永久追放処分という
ハラスメントショックの後

現監督は 去年と今年
旧フォーマットの
Challenge Cupの2連覇と
今シーズン リーグ戦では3位となるなど

アメリカ女子代表のDF Emily Fox選手や
三浦成美選手等の移籍組や
ドラフトで入団した若手選手達と
既存の選手達との融合を
非常に上手くはかりました。

其れ故に 
これから更に続く若手選手の育成とともに
チームのさらなる成長が楽しみです。






▪️大型移籍





FA中だったAngel City FCの
MF Savannah McCaSkill選手の
San Diego Wave FCへの移籍が
San Deigo・ Angel City 両チームから
同日(12月20日)に発表。

南カリフォルニアのチーム間での大型移籍。





▪️アメリカ女子代表選手達の移籍の報道





📰
現在 FA中のアメリカ女子代表の
主力の選手達が
NJNY Gotham FCと交渉中という報道が
有力紙から 既に先日 出てはいるものの

(複数のFA中の選手達は
NJNYをほぼ破壊状態にした前監督が
アシスタントコーチで
今シーズン 加入した名門チームからの
移籍を模索している様です。)

そのNJNY Gotham FCからは
既にトレードで移籍した選手達に加えて

今年の女子ワールドカップに出場した
(元)アメリカ女子代表のMFの選手については

選手個人の私的な事情も絡んで
イングランドWSLの
West Ham 女子への移籍という報道も。
(📋このWest Hamへの移籍の件については
正式な発表があったため
このブログの最後の方に
P.P.S.として 追記しました。)


NJNYは今シーズン


メインブログで何度も
厳しく触れましたが

チームに主だったGame Makerが見当たらず

(今シーズン NJNYは
N. Martin選手をGame Makerに据えました。

彼女のスタメンは
我慢の育成起用だったのではないか?とは
思ったのですが

シーズン中のアシスト数が
少なかった事も含めて
正直 来シーズンに向けてのMFの補強は
仕方がないと思われます。)

Game Maker不在で
結局はアタッカー同士が
アシストし合っていたような。。。

其れ故に 来シーズン
リーグ戦で優勝と
Championshipの連覇を狙うのならば
Game Makerの補強は 
Mustだと思います。


チームの新しい共同スポンサーが
この9月に更に増え
大型補強が大幅に可能になった事で

噂の大物FA選手達の動向も含めて
NJNYの移籍情報にも
これから注目が 益々 高まっていく事でしょう。






🔹






ここで 話は変わりますが
NJNYからMFの選手の移籍が
噂されているイングランドの
WSLのWest Ham女子について、ですが

リーグ戦を最下位で
年内のスケジュールを終えて

来月の移籍市場のオープンと共に
アタッカーの補強をするとは
言われてはいますが

ただ 誰が新しくチームに加入しようとも
チームの3人の日本人の選手達を含め
West Hamの選手達が
相当レベルアップをしないと
現在のチーム状況は
変わらないと思います。


この事は いつかこのブログに
書くつもりではいたのですが

WSLのトップチームでプレーする
複数の選手を除いた日本人の選手達は

ここからはプレータイム云々より
上のレベルのチームで
レギュラーでプレーをしていかないと

アメリカのNWSLと全く違って
トップチームと中盤以下のチーム達の実力差が
非常に大き過ぎるWSLや
他のヨーロッパの女子リーグで

リーグ戦での所属チームの状況と共に
低いレベルでの現状維持・後退は
世界の上を目指すなでしこジャパンにとって
正直 余り好ましくないはずです。

現在 世界ランキング8位とは言え

ヨーロッパの有力チームが
予選で姿を消す中で
少数精鋭の大会となる
パリオリンピックの女子サッカーで

なでしこジャパンが出場した際に
本気で優勝を目指すのであるならば

チームの中盤・前線を
確かに私的な願いに 過ぎませんが
杉田妃和・遠藤純・長谷川唯の3選手の共存・
中心に構成する事や


それとともに 物足りなさを感じる
何名かのWSL組の選手達には 
さらなる成長を、と 

心から願っています。




🔹





余談ですが

WSLのチームが
外国籍の選手を含めた
NWSLのチームの選手にも
触手を伸ばし続けていますが

イングランドの女子サッカーの
長い時間をかけた
リーグも含めたマーケテイング力には
敬意と称賛を抱いてはいるものの

来年以降 リーグの再編成など
WSL自体が新しい組織へと変わっていく中で

先にも上げましたが
各チームの
特に中・下位のチームや
それに加えて
2部のチームのレベルアップなどを
相当はかる事を前提にしても

最近パリオリンピックの出場権を逃した
イングランド女子代表の件や
ChelseaのE. Hayes氏が
アメリカ女子代表の監督として
2023-24のシーズン終了後に
WSLを離れること等から

リーグ運営の新組織の立ち上げを前に
現在 過渡期にあるWSLを

その新リーグの将来性も含めて

ここで一旦立ち止まって
しっかりとした情報収集や
その新リーグ・チームの行方・状況を
把握する方が
今は 先決だと思います。





🔹





当たり前の事、として

移籍先を決めるのは
あくまでも選手個人にはなりますが


細部に渡る契約の基本内容を
海外移籍という言葉に浮かれて
そして 第三者に急かされて
自分にとって大事な事を
決して疎かにしないことと共に

選手生命を考えた時に
そのチームが
選手としての自身の進歩と
将来のビジョンと
果たして 合致しているのかどうか。。。

どんな形であろうと
国内・海外移籍で
悔いのない選択をされますよう

遠いところからですが 
心より 応援しています。





🔹





今日のブログは
NWSLの移籍等に触れましたが

改めまして マニアックな内容ながらも
今日もこのブログにお付き合い頂き
本当にありがとうございます。


私が住むエリアでは 
ここ数日 
雨が降ったり止んだりの天気が続いていますが

間もなくクリスマスや
年越しとなり

それらの行事を楽しみにされている方も
とても多い事かとは思いますが

どうかお風邪など召さないよう
体調管理には 
十分に御留意されてお過ごし下さい。


改めまして
今日もブログを読んで頂き
ありがとうございます。



それでは
次回のブログの更新まで👋







P.S.






先日 チェルシー女子の浜野まいか選手が
怪我から復帰し
WSLのリーグ戦に初登場しましたが
これから 
なでしこの宝である彼女が
チーム内での競争と共に
どれだけ変貌をなし遂げていけるのかに
注目しています。







P.P.S.






アメリカ及びイングランドの
現地時間で12月22日に

アメリカ女子代表として
東京オリンピックと
この夏の女子ワールドカップに出場した
NWSL・NJNY Gotham FCの
MF Kristie Mewis選手の

イングランド WSLの
West Ham United Womenへの移籍が

NJNYとWest Ham
両チームから 
正式に発表されました。


上記にも書きましたが


West Ham 女子は
彼女の加入に安堵するのではなく

チーム全体で
相当なLevel Upが必要となります。


West Ham女子にとっては
植木理子選手の加入がありましたが
現在 チームはリーグ戦で最下位。


植木選手にとっては
Mewis選手のパスに
どれだけ反応が出来るのかも含めて

来月でのリーグ戦以降
思い切ってプレーして頂きたいものです。







P.P.P.S.





今シーズン 成績不振により
9月に前監督を解雇していた
NWSLのHouston Dash。

そのHouston Dashが
ScotlandのCeltic FC Womenを指揮していた
Fran Alonso氏の
来シーズンからの監督就任を
12月22日に正式に発表。

Houstn Dashは 先日 
メキシコ女子代表のMF Maria Sanchez選手と
3年間の契約更新を 
発表したばかりでした。



これで 来シーズンに向け
NWSLの14チーム中
13チームの監督が決まり
後は
Washington Spiritの監督の決定を
待つのみとなりました。

FC Barcelona女子の監督を
来年に招聘との噂が出ていますが

フランスのリヨン女子と
イングランドのWSL 2部のチーム
London City Lionesses FCの
オーナーでもある
韓国系の女性オーナー
Michele Kang氏率いるWashingtonが 

一体 誰を 
チームの監督に据えるのでしょうか?


参考までに
メインブログに 
だいぶ前に書いた事なのですが

NWSLの
長きに渡った
選手達へのハラスメントスキャンダル発覚後

イングランドのプレミアリーグ・WSLの
Chelsea FCの話題のアメリカ人オーナーが
Chelseaのオーナーになる前に

Washington Spiritの
オーナーの座を狙って
裏で様々な動きをみせていましたが

Kang氏の政治力に加えて
当時 所属していた選手達への説得等にも失敗し

Kang氏がチームの(筆頭)オーナーとなった
経緯があります。