皆さん
こんにちは。

今日も
このブログへのご訪問

有難うございます。


今日のブログは

アメリカ時間で
昨日 11月11日に行われた

NWSL Championship 2023について
幾つかの事と共に
いつもの試合結果のブログとは
少し違った深い内容になりますが

もし宜しければ
お読み頂けると 有り難いです。






🔹







[NWSL Championship 
San Diego 2023 試合結果]




▪️OL Reign 1-2 NJNY Gotham FC



(得点)
24'    Lynn Williams (NJNY)
29'    Rose Lavelle (RGN)
45'+2'  Esther González (NJNY)
※NJNYの両得点のアシスト = Midge Purce



(Red Card)
90'+7'  Mandy Haught (NJNY)






🏆NWSL Championship 2023 優勝 
▪️NJNY Gotham FC

🏅NWSL Championship 2023 MVP
▪️Midge Purce (NJNY Gotham FC)







📝






アメリカ女子プロサッカーリーグNWSL。


11月11日の
NWSL Championship2023を持って

2023年度の全日程が 
無事に終了しました。



リーグ戦上位6位による変則プレーオフ

その決勝でもある
NWSL Championshipですが


今大会 

試合開始から終わりまで
NWSLらしさが凝縮された
実に凄まじい試合と相なりました。




📝



この試合


この試合の後に引退だった
ReignのMegan Rapinoe選手が

試合開始早々

NJNYのCB M. Lopez選手へのHigh Pressから
試合開始3分に満たない中での
ACL Injuryによる負傷で

試合終了を待たずに
その場で即引退という
緊急事態から始まり

試合の最後に近づいた時(90'+7')には
ReignのElyse Bennet選手の
NJNYのGK Mandy Haught選手への
Red Cardを誘発する
危険プレーがでるなど

試合自体は
ReignのRose Lavelle選手の
猛烈なオフェンスも含め

両チーム 
今シーズン最後を締めくくる試合としては
とても良い試合だっただけに

私的には 
Bennet選手のプレーが出た事で
後味の悪さが残った試合でした。





▪️





そのReignのBennet選手。



今シーズンの
6月24日の対San Diego戦で

試合終了前に
相手のGKへの
Red Cardを誘発する
意図的と取られても仕方がない
悪質なトリックプレーが見られましたが



今回のChampionshipでも
最後の最後に。。。



あのプレーが出た時点で
彼女が
"オフサイド"だったとは言われてはいますが

(何度か試合後に スローモーションで
プレーを検証してみたのですが
明らかに オフサイド。。。)

GKとの対峙時に
ヘッドでゴールを狙ったのでしょうが
彼女のヘッドの動きについては

一つ間違えれば
NJNYのHaught選手が
Concussionも含めて
大怪我を負っていたかも知れない
危険なプレーでした。





▪️




その後 主審による
疑わしいVAR判定により⁈
GK Haught選手に
Red Cardを出されたNJNYは

選手の交代カードを使い切っていた為に
MFのN. Martin選手を 
急遽 GKにしましたが

PKを得たReignを前に

ベテランのA. Long選手が
Martin選手の元に行って
指示をだしたりと

NJNYは  Reignを前に
堅い壁を構築し
PKを見事に跳ね返しはしましたが

Bennet選手については
このブログとは別の
現在休業中の
メインブログに
そのプレーの悪質性について
少し書いたことがあるのですが


来シーズン 彼女については
相当 審判が目を光らせないと

大袈裟ではなく 
リーグを揺れ動かすような
危険プレーを続けるのではないか?と
危惧する次第です。

この件については
思うことは
多々あるものの

昨日のあのプレーで
怪我人が出なくて
本当に良かったです。

もし出ていたならば
Championship自体が
壊されていたかも知れません。




📹
この試合のハイライト
Youtube
Attacking Third
Soccer Highlights and Commentary Channelより

OL Reign vs. NJ/NY Gotham FC :
Extended Highlights | NWSL Final |
CBS Attacking Third " (英語 - 18分30秒)

Uniforms : Reign - Blue / NJNY - White







🔹





このChampionship


昨シーズン 
前評判が高かったのにも関わらず

リーグ戦最下位に終わったNJNYが


リーグ史上最悪の成績とも言われた

昨シーズンの苦闘を吹き飛ばして


今シーズン 

NWSLの年間チャンピオンとなりました。



奇しくも 昨シーズン 

そのチームを壊滅状態に追い込んだ

当時の監督が


今シーズン 

Reignの1st Assistant Coachに就任。


個人的には

Reignは

好きなチームなのですが


この件については

色々な諸事情があるのは分かりますが

流石に 彼のReign入りについては

大きく 引いてしまいました。






▪️





Reignの現監督については

アメリカ女子代表の

新監督の候補者の1人と言う報道が

先月末に あり


もし 

彼女が アメリカ女子代表の監督に就任したら

彼がReignの監督になるのだろうか?と

ふと考えた時 


ゾッとしてしまったのを 

今でも 鮮明に覚えています。




その

アメリカ女子代表の新監督については


今月に入って 

別の人物が

ほぼ就任確定と言う報道が

大きくでておりますが


11月11日に

NWSLの今シーズンの全日程が

終了した事で


あとは 様々な調整を経て


アメリカサッカー連盟から

正式な新監督の発表がされるのを

待つのみとは なりましたが


ここで

話は逸れてしまいましたが



ただ 


あの彼を

Reignのような

名門チームの監督にするのは


NJNYを

破壊寸前にまで落した経歴から


まず監督業に就かせる事自体

私的には 

未だに大反対であります。







▪️






彼がNJNYの監督時代に

不可解な選手起用も含め


彼の指導者としての実力不足を隠す為に

無下にスケープゴートにされ

当時 シーズン途中で

移籍を余儀なくされた選手等の事を思うと


今シーズン

Championshipで優勝出来た事で


彼女達の中で

未消化・燻っていたであろう

それらの思いが


ここで昇華される事を


今後の彼女達の

選手生活のためにも

ただただ 

祈るばかりです。






▪️






今シーズン


昨シーズンのNJNYのように

開幕前から前評判が良かったものの


前監督の早期の解任や

臨時監督の手腕不足などで


戦力が整っているにも関わらず

リーグ戦で 11位に沈んだKC Current。


このChampionshipを観ながら


来シーズンのNWSLの成績を予想するのは

NWSLの予測不能な状態も含め

今の段階ではやめようと思ったのですが



そのKCが 

来シーズンにむけて


アメリカ女子代表の前監督を迎えると同時に


既に15歳の選手と契約を交わし


また来年の春には

女子サッカー専用のスタジアムが完成予定など


リーグ戦終了と共に

着々と来シーズンへの準備を進めており


今シーズン

NJNYが昨シーズン最下位から

今年のChampionshipを制したように


NWSLは

一体 何が起こるのか分からないリーグなので


一部では 来シーズン

リーグ参画のチームが2つ増えることでの 

実力低下を唱える関係者もいるようですが


それは来シーズンに

じっくりと拝見することにして


その新チームのExpansion Draftが

約1ヶ月後に控えているので


(あとNWSLの通常のドラフトも

行われますので

それも チェックする予定ですが

NCAA関連で 

自分の趣味の範囲ではありますが

大学の女子サッカーも

無理のない範囲で チェックする予定です。


今年 NWSLにとっては

ルーキーの選手達の豊作のシーズンでした。)



それも併せて

このシーズンオフも

NWSLの動向を

マイペースで追っていく所存でいます。






🔹






最後に少しだけ 


このChampionshipでMVPに選ばれた

NJNYのMidge Purce選手の事に

触れておきます。



本来は

このチームのエースアタッカーであり

アメリカ女子代表でもあった彼女。



しかし 今シーズン 

怪我による欠場で

アメリカ女子代表としての

女子ワールドカップへの出場が叶わず


また

リーグ戦に復帰しても

若手選手との息があわず


肝心なところで

その若手選手の判断ミス等で

得点のチャンスを逃がして

イライラする姿など


監督が意図した


そのプロ2年目の若手選手に対する

シーズンを通してのスタメン起用による

"我慢の育成"もあり


ワールドカップから主力選手が戻るまで

彼女自身 フラストレーションが

だいぶ 溜まっていた事と

思われました。



しかし 

彼女が

本来の力を取り戻し


更に他の選手達を活かす事で

彼女の良さが

更に引き出された事で

9月には

アメリカ女子代表に復帰。


そして 

リーグ戦終盤でも


監督にとっては

さぞかし念願ではあった事であろう

女子ワールドカップ以降に形成となった

リーグトップの

猛烈な速さと強力なaggressiveさを備えた

超攻撃陣の一角として

その責任を果たし


そして 今回のChampionshipでの

2アシストによる活躍。


NJNYの2得点は


いずれも 


超高級アタッカーが

超高級アタッカーをアシストという


見事な得点の上げ方でした。


それ故

彼女がMVPに選出された事は


昨シーズンのチーム状況から鑑みても

正直 良かったなあ、と

心から

思ったのでした。






▪️





NJNY。


このチームの監督は

ただうまいだけの選手より

彼が意図する"強い速さ"がないと



ただうまいだけの選手に

安易に振り向く様な監督ではないと

思います。




彼の戦い方をずっと観ながら

彼の戦い方を理解する上で

リーグ戦が終盤に差し掛かっていた時に

思った事でもあるのですが


彼の ヨーロッパでの

指導者としての経歴を見ると

余り 目立った実績はありませんが


逆に

彼の実績が乏しかったのは


今まで彼が指揮したチームは

リーグ戦の降格ラインにいた

チームが多く


彼が目指すサッカーを体現出来る

チームや選手に


今まで 

めぐり合えなかったからではないか?と

思いました。


彼は 昨シーズンの途中

Houston Dashの臨時監督として

NWSLへと やってきました。


Houstonは 彼の指導の下

プレーオフに進みはしましたが


Houstonでは

彼が求めるプレーを

体現出来る選手達がいなかったのか


彼は昨シーズン終了後

Houstonの臨時監督を退任。


一方で


昨シーズン

監督解任のタイミングの遅さと共に

リーグ戦で壊滅的に

最下位に沈んだNJNY。


しかし

彼にとって

例え 最下位に沈もうとも


NJNYには 

彼にとっての光が

大きく観えたのでしょう。。。



彼にとってのアドバンテージは

NJNYが

新たな共同オーナーを更に加えた事で


来シーズンに向けて

さらなる投資を続けて行くことが可能に。




NWSLという

摩訶不思議なリーグ


常に

何が起こるのか 

その先が予測出来ない


女子サッカーでは

世界の最高峰のリーグの一つで


来シーズンに向けて


NJNYが 一体 どんな動きを見せるのか

新たな選手の補強も含めて

大いに注目しています。








🔹







NWSLの今シーズンが終了したことで

私が これからどうするのか


疑問に思われる方も

いるかもしれませんが???



ヨーロッパの

女子サッカーの主要リーグの試合時間が

私のいるエリアで

午前3時半頃に開始のケースもある事から


確かに

生でのチェックはキツイのですが


無理のない範囲で

ヨーロッパの男女のサッカーリーグの方も

UCL・UWCL・UNL・UWNLも含めて

今までと同様に 観ていきますので



Championship終了後

燃え尽き感が 多少なりとも

出てはいるのですが


今は 次のブログの展開を考えつつ

前に進んで行きたいと思っておりますので


これからも

宜しければ このブログと

お付き合いを頂けると

とても嬉しいです。






🔹





今日のブログで


このNWSLのChampionshipについて

もっと掘り下げて書こうとは

考えてはいたのですが


余りにも

試合中に感じたことが多すぎたので


来シーズン以降の為にも

其れ等のことは

"参考資料"として

自分の中に "保管"し


必要な時に

いつでも書けるように

しておくことに致します。



改めまして


今日も

このブログをお読み頂き

有難うございます。




それでは 

次回のブログの更新まで👋