こんにちは。
今、ヨーロッパでは一年に一度の音楽の祭典「ユーロビジョン」が行われています。
・・・いました。かな?ちょうど終わったところなので。
この「ユーロビジョン」はヨーロッパ中から国を代表して、それぞれ歌手が出場して(この辺は後程)、それぞれの国の審査員投票・パブリック投票などを経て、順位が決められるイベントです。
以前にはアゼルバイジャンやオーストラリアなども参加していた例から、ユーロじゃなくても協賛金を払って立候補すれば多分出れるみたい?です。
このユーロビジョンからは、ABBA(スエーデン代表で優勝)やセリーヌ・ディオン(なぜかスイス代表で優勝)が有名になっています。
昔はロシアから「村のおばあちゃん集団」が出た例もあり、すごく可愛かった!
この十余年間、飽きもせず毎年ずっと見てますが、出場基準と優勝基準がいつもわからない。。。
ちなみに、年々フリージェンダー風になってきているのには、「まあ、好みの問題だしねえ。。。」と言うしかない感じ。(ほんと、お好みよねえ。。。)
ちなみに、国の代表はそれぞれの国内で決められて選出されます。
スペインは、「スペインの熱海」と勝手に私が認識しているBenidomという町で開かれるコンテストで選んで、そこで決まった人がユーロビジョンに出場しているようです。
スペインの場合は、新人もベテランも織り交ぜて立候補?で出るときもあれば、「Operaion Triunfo」というコンテスト形式のプログラムで選出するときもあるみたいです。
※この「Operacion Triunfo」で有名になった歌手もすごく多いのです。
ちなみに、スペインはかなりの協賛金?を払っているらしくいつも出場してますが、協賛金をそんなに払っていないほかの国(多分?)は本選前の予選で選出されたところが出場しているらしいです。
で、私には審査基準がほんとにわからないのは…
「演奏曲が素晴らしくて投票」というのが明確にわかる時もあれば、「流行なのかな?」とか「政治的背景が出たなあ」という時(特にウクラニア紛争の時はウクラニア優勝だった)もあり。
最近はフリージェンダー・LGBT系にかなり寄ったものが多く、会場で応援している人や多くのユーロビジョンのファン層がそうなんだなあ…という感じです。
国同士の関係とかで「友情投票」が分かる部分も面白いです。
改めて調べてみたら、
「・・・また、ユーロビジョン・ソング・コンテストでの優勝にもかかわらず、その後、国際的に注目されることのほとんどない、あるいはまったくないアーティストもいる。」(Wikipediaより)
という、ちょっと苦笑いしそうな情報もありました。(もうちょっとオブラートに包んであげて〜苦笑)
ちなみにスペイン、何十年もずっと優勝から遠ざかっているので、隣で夫が「どうせスペインは絶対勝てない…」といつも半開きの目で見ています。
さて、そんな今年のユーロビジョン。
今年はスエーデンで開催。(前年度の優勝者の国で次回開催のルール)
オランダ代表が直前で「問題があって」降りた件や、イスラエルが参加することに反対した動き(例のグレタさんも批判表明したらしい…)があったり、いろいろ波乱があったみたい。
今年は、前評判でスイスが凄いという感じでした。
蓋を開けるとそのスイスに対して、クロアチア・フランス・ウクラニアなどが善戦していました。
(さらにはイスラエルへのパブリック投票が300以上も集まっていたのにはちょっと驚き。)
ちなみに審査員投票ではスイスがダントツを取り暫定優勝。
でもクロアチアが審査員投票の倍以上のパブリック投票を得て逆転した場面があったけど、最終的にやっぱりスイスがパブリック投票も得て優勝しました。
私にはあまり好みではないタイプだったけど。。。
衣装もふわふわピンクのボレロに淡いピンクのスカートにタイツ、「ジェンダーに関係ない装い」というLGBT🏳️🌈を全面に出した感じでした。
まあ、これがモードなんだね。。。
さて、注目の今年のスペイン代表は、「Nebulossa」というユニットで「Zorra(女狐)」という、メインボーカルは御年56歳のセクシーでパワフルな女性。
音楽傾向は、どちらかというとスペインが好きな90年代の様な曲調?で、会場はみんなで「ZORRA!」と一緒に歌ったりしていて、結構盛り上がっていて悪くはない感じでした。
が、審査員投票でまず低迷、頼みのパブリック投票は11ポイントしか入らず、まあいつもの感じでした。
ユーロビジョン放送が終わったら、スペインでは「振り返りの番組」で反省会です。
まあ、来年も半開きの目をした夫と一緒に、楽しみたいと思います。
…でも、今回スペインではめちゃくちゃスポンサードの「モロッカンオイル」が出ていて気になりました