KEY大阪通信かわらばん 2018年12月号
<イベント案内>■チョゴリファッションショー●日程:2018年12月9日(日)14時から16時まで●場所:コリアンブックカフェ「책자리(ちぇっちゃり)」●参加費:無料!!台風のため、延期となった企画です。チマチョゴリを着て写真撮影します(^^)こちらで用意した中からすきなチョゴリを選んでください♪持ち込みもOKです希望者はコリアンタウンも歩きましょう!!定員15人まで参加可能です。※この事業は韓国国際交流財団の助成を受けて開催いたします。■2018年大忘年会 ●日程:2018年12月16日(日)17時から21時まで●場所:KCC会館5Fホール ●参加費:¥3,000(社会人) ¥2,000(学生) 年の瀬の一大イベントです!! 本イベントにはスペシャルゲストとして世界的大道芸パフォーマーのちゃんへん.さんにパフォーマンスと講演をしてもらいます。またとない機会です!(^^)!コリア文化サークル、ハングル講座、ちぇっちゃりから文化発表や活動報告も行います。キムチチゲなど鍋料理を囲みながら楽しく交流しましょう!友人知人や、新しい在日コリアン青年の参加大歓迎!!<活動報告>●「ここにいる」企画 第3回日常のもやもやを考える~マイクロアグレッションって何?~(11/3)何気ない言葉で外国にルーツを持つ人たちを傷つけてしまう「マイクロアグレッション」について考えるイベントが11月3日にちぇっちゃりで開かれました。言った本人にその意図がなくても受け取った側が差別されたと感じたり、傷ついたりする言動のことをマイクロアグレッションと言います。15人が参加し、体験などを話し合いました。 イベントは、KEYのメンバーも関わっている「『ここにいる』大阪企画実行委員会」が開きました。 当日はまず、フィリピンにルーツがある女性とKEYのソンドさんが対談形式でお互いの体験を語ってくれました。これを踏まえ、参加者は数人ずつに分かれ、「ルーツがあるだけで、その国の政治について発言を求められることがある」などと、それぞれが普段感じていることや考えを出し合いました。●キムチづくり体験(11/11)11月11日、ちぇっちゃりでは去年に引き続き手作りキムチ体験イベントを行いました。フェイスブックなど通じて、17名の方々の参加があり、楽しく行われました!今回は、前回よりも充実したものにすべく、ヤンニョム作りから行いました♪───O(≧∇≦)O────♪キムチを作った後は、この日のためにチョンミ先生が準備してくれた特製蒸し豚とスタッフが作ったチヂミを食べながら、楽しく交流の時間を過ごしました!!参加いただけた皆さんから、「とても楽しかった。」、「来年もぜひしてほしい」や「家でやってみます。」といううれしい声を聴くことができました。● 済州四・三犠牲者慰霊碑除幕式 に参加して(11/18)2018年11月18日(日) 空気の澄んだ秋晴れの中、和気山統国寺にて開催された済州四・三犠牲者慰霊碑除幕式。各地から集まった人々の胸元に光る椿の花の四・三バッチが印象的でした。配られたパンフレットに記載されている四・三の歌<光となりたまえ>の歌詞を見ると、慰霊の旅に参加した時のことが色濃く蘇ります。旅を共にした方々にもお会いすることができ、ここまでの繋がりを感じました。今年は、済州四・三事件七十周年という大きな節目を迎えた年で、遺族の方々をはじめとするたくさんの人々の深い想いが込められた慰霊碑の建立という、ひとつの「歴史」が刻まれる瞬間に立ち会えた時の感覚は、全身で一生自分の記憶に刻んで覚えておきたい、研ぎ澄まされた感覚でした。それは、これまで歴史探究といえば、過去のことを知るという意識が強く、四・三事件について今も真相究明が続いているという認識はしていましたが、それがようやく過去から続く「今ここ」という実感を伴った瞬間だったからだと思います。歴史はこうして刻まれていくのか、と。自分のルーツに興味が湧いた頃、ただただ漠然と朝鮮半島と日本を結ぶ橋渡しのようなことがしたいな、と芽生えた想いと願いは、決して簡単なことではないですが、慰霊碑の碑石としてひとつひとつ済州島の各地から集められた石のように、一歩一歩の歩みを経て、こういう風にしてひとつの形となり、叶えていけるんだという確信へと変わりました。当事者の世代から私たちの世代へ、そして子どもたちの世代へ、この先もまたどんなに辛く険しい道だったとしても、お互いに支え合いながら平和を創り出すという想いを引き継ぎ、希望を持ってこれからも共に済州四・三の歴史を繋いでいきたいと思います。