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クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

大好きなふるさと日光市。その日光市での日常の暮らしを書いています。日光市から各地に出かけたことや食レポが多いかも。

※お断り この記事はFacebookに2017年8月17日にアップしたものをリ・アップしたものです。そのため記事の内容は当時の物であることをご了承ください。

 

15日は和風らーめんいかりさんでラーメンを食べたあと、五十里ダムと川治ダムを見て来ました。ラーメンを食べることもダムを見ることも、それがこの日出かけた主目的ではないんですけどね。

 

ダムに立ち寄ったのは、梅雨の時期にはほとんど雨が降らなかったから、ちょっと水不足が心配だったのだけれど、8月に入って逆に梅雨のように雨が続いているので、貯水率はどんなものなのだろうということが知りたかったのです。

 

昨年は16日に同じように所用で出掛けたついでに、両ダムを見てたって。行動パターンが全く一緒だ(笑)。その時のレポをこのブログのVol. 4で書いています。

 

五十里ダムは、堰堤を工事していました。そして河川維持放流口からではなく、堰堤の中程に穿たれた放流口 (ダムの建設当初からあったわけではなく、2003年3月に新たに竣工したもの ※1) から放流されていました。放流する位だから貯水率は充分ということなのでしょうね。でも男鹿川の上流、大塩沢橋から見ると、五十里ダム単体としては決して貯水量が多いとは思えませんでした(※2)。

 

一方の川治ダムのほうは河川維持放流のみで、貯水率も普通といった感じでした。

 

今は五十里ダムの上流にある、(男鹿川に合流する先の)湯西川には湯西川ダムがあるし、鬼怒川の上流にある川俣ダムも含めた4つのダムの総貯水率で考えられているようなので、五十里ダムは今後の台風シーズンに備えて貯水量に余裕を持たせているのかもしれませんね.。それに五十里ダムと川治ダムは地下水路で結ばれているから、特に両ダムで総合的に貯水量を考えるのかもしれません(※1)。

 

ところで、今まで五十里ダムも川治ダムも何回も行っていますが、今回初めて両ダムのダムカードをもらいました。

 

このダムカードというのは、国土交通省や電力事業者等が管理する全国のダムで、希望するとタダでもらえます。これを集めている人は結構多いみたいです。僕もその存在はずっと知っていましたが、余り興味なくてもらったことがないんです。でも先日川俣ダムでせっかくだからともらったので、今日ももらってみたんです。川俣ダムは駐車場に車を停めて瀬戸合峡への遊歩道を歩こうとすると、必然的に管理事務所の横を通るから、初めてダムカードをもらってみてから何とはなしに集めています。

 

五十里ダムの場合は、堰堤を撮影したところとはまた違う所に管理事務所があるし、川治ダムに至っては観光客がダムを見るために停める駐車場は管理事務所の対岸にあるんですが、今回はダムカードをもらうためにわざわざ立ち寄りました。ダムカードも、国土交通省鬼怒川ダム統合管理事務所管轄のダムでは、あと湯西川ダムだけもらってないな。後でもらいに行こう。

 

また、渇水対策ダムカードってのもあって、要するに「水不足なので水を大切に使いましょう」と書かれたダムカードもあったようで、川治ダムでは女性事務員さんが何も言わなくても、普通のダムカードと2つ持ってきてくれました。五十里ダムのほうは、「渇水ダムカードは終了しました」という張り紙がありました。

 

何年か前に、阿賀野川の福島県内での呼び名阿賀川(大川)の大川ダム、猪苗代湖から流れ出る日橋川(にっぱしがわ)にある東京電力管轄のダム群、そして新潟の奥只見ダムを手始めに、只見川そして合流した阿賀野川の最下流にある揚川(あげかわ)ダムまで、電源開発と東北電力のダム群を全て見て回ったことがありますけど、何かダムって見てるとわくわくするのです。興味のない人にとってはかなりマニアックな内容ですね(笑)。

 

今日のクマの散歩道は、ダム巡りのレポートでした。

 

※1 この時の貯水したままダム堤体に放流口を穿つという工事については、施工した鹿島建設ホームページ内の面白い記事を発見しました。鹿島建設は五十里ダムを始めとする鬼怒川水系のダム建設を多く手掛けたようで、「先輩が作ったダムに新たな工事をすることを誇りに思う」といったような書き方をしています。

 

※2 ~2018年5月5日不具合修正に当たっての追記~ 後で知ったことですが、下記写真に載っている改修工事のために水を抜いていたようですね。※1の工事のときは貯水したまま工事を行ったようですが、今回は堤体の改修も含めた大掛かりな工事だからか、水を抜いての工事だったようです。かつてはこの地に五十里という集落があって、五十里ダム建設に伴って湖底に沈んだわけですが、その当時の道路などが見えるということで、テレビや新聞で紹介されたり、数多くの人が訪れてブログに書いています。僕としては、下野新聞(栃木県の地方紙です)ニュース動画を載せたきたかんナビをリンクを張って紹介したいと思います。

 

◎五十里ダム、川治ダムを始めとする、鬼怒川水系のダム群については、国土交通省鬼怒川ダム統合事務所の公式ホームページも参考にしてみてください。

 

では写真に沿って両ダムを紹介していきましょう。


五十里ダム堤体。中程の放流口(コンジットゲート)から放流されていました。普段水を流している河川維持放流水の放流口は、ダムに直下の右岸側、写真右下の木が見える場所の下辺りにあります。この写真を撮影した位置からだと、普段は水が落ちる音は聞こえども、放流口は見えません。放流口が見ることが出来る鬼怒川ダム統合管理事務所の五十里ダムに関する部分で見てみてください。

 

何かでダム堤体直下の目の前まで行けるというような記事をみたことがあってとても興味を持った僕は、前に川治温泉街からアクセスを試みたことがあるのですが、残念ながら通行止めになっていました。未確認ですが、かつては堤体直下まで行けたけど、現在は立入禁止になっているのかもしれませんね。

工事は、選択取水設備を新たに設置すると共に、堰堤の老朽化が進んでいるのでその改修も含めた工事のようです。選択取水設備とは、任意の水深から水を取水して、下流に放流出来るようにする設備だそうです。看板には書いてませんが、ダムに貯めた水はまあ当然、水深によって水温が違うわけで、下手に水温の違う水を放流すると、下流の生態系に影響を及ぼす恐れがあるから、それを少しでも防ぐための措置ということだろうと思います。

こちらは具体的な工事の内容が書かれています。堤体に点検用のトンネルを掘削する工事も行われるようですね。

工事の様子が掲げられていました。貼ってある場所が堤体を掘削して出たコンクリート片みたいですね。

放流中であることを表示した電光掲示板。ダムサイトの駐車場脇に設置されています。

わくわくダム資料館を併設した五十里ダム管理事務所。かつてからここに管理事務所とわくわくダム資料館があることは知っていたのですが、僕は初めて訪問してみました。

わくわくダム資料館内部。僕みたいなダムや発電所マニアにとっては正に〝わくわく〟です。

ダム管理事務所前から望んだ五十里ダム湖。ここからだと満水だと思われるのですが。

もらったダムカード。持ってきていただいた職員の方に教えていただいたのですが、渇水対策ダムカードというのもあったそうなのですが、五十里ダムのものは既に在庫がありませんでした。

 

ここで話がかなり逸れますが、ちょと観光的なお話を・・・。現在の国道121号線は各所でかなり新しい経路になっています。中でも大きく変わっているところでは、五十里ダムサイトからいくつか古い昔からのトンネルを抜けると、かつては湯西川温泉方面への道が直進するのに対して、国道121号線は直角に右折し、海尻橋(うみじりばし)というを渡って左岸に至り、細いくねくねした道を通っていました。昔は海尻橋を渡った対岸の高台に五十里湖展望台があって、東武鉄道系列の会社が運営していたレストハウスなどがありました。そこには子供の頃はよく立ち寄ったことは今になっては懐かしい思い出となってしまいました。

 

また、これは現在でも旧道沿線においしいお蕎麦屋さん「湖畔亭ほそい」さんがあります。ほそいさんはわざわざ旧道に逸れても行く価値があるお店ですので、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。僕もこのブログで記事を上げたようなつもりでいましたが、Facebookでもこの「クマの散歩道」としてシリーズ化する前の投稿のようで、コミュニティ内の投稿は見つかりましたが、ブログ化はしていませんでした。またそのうちにレポートも上げたいと思いますが、グッグってみたら、「ひぃふぅみより」という三依地区を紹介する観光サイトを発見しました。ここにほそいさんの食レポが詳しく書かれていますのでご覧になってみてください。リンクは直接ほそいさんの記事部分に飛びますが、トップページから見ていただくと、三依地区の情報がたくさん載っていて面白いサイトですから、ほかの記事もご覧になるのもよいかもしれません。

 

この旧道は、今ではメインルートから外れ、海尻橋は亘らずに、かつては湯西川温泉に行くために直進していた県道を拡幅、一部新設、またトンネルいくつか掘削して、新道が出来ました。このルートの開通によって、三依地区へ車で行く場合の所要時間短縮に大いに貢献しました。この新道の途中から湯西川温泉方面への道も分かれておりますが、そちらの道路も湯西川ダム湛水によって水没した旧道の立派な付け替え道路が開通しています。いずれその辺も取材してみたいですね。

かなり話が逸れましたが、僕の今回の取材に話を戻します。

 

上で書いた湯西川温泉への分岐点も過ぎ、湯西川(川としての)を渡り、新しく掘られたトンネルを潜ると間もなく、上で書いた「ほそい」さんなどのある旧道が合流してきます。それも越えて更に進むと、大塩沢橋という橋が架かっています。五十里ダム湖上流部がよく見える場所です。これは大塩沢橋の袂にある自然石を使った橋梁銘票です。実際の大塩沢橋はこの左手にあって、今でこそそちらが国道121号線になっていますが、ここの右手には旧道が続いています。山肌を縫うように作られた道で、かなりの距離を回り込まなくてはなりません。

大塩沢橋。かなり大きな橋です。橋の中程の欄干の向こう側の山裾に白いガードレールが見えまするのがわかりますか?これが旧道です。この写真の手前が、上の橋の銘票のところですから、そこから奥に見える山の山裾をトレースして旧道は通っていたのですから、遠回りをしていたかがわかるかと思います。この大塩沢橋のルートは、開通してずいぶん年月が経ちましたが、まずはこの大塩沢橋が架けられたことが時間短縮に大いに寄与しました。

大塩沢橋より、五十里湖を見たところ。今日は天候が思わしくなかったので、遠景はかなりガスっています。

少しズームして。かなり霧で見えにくくなっていますが、川下の遠くに見える橋梁が渡って来た国道121号線(新道)のものです。この辺りがダムに沈む前の五十里集落があった場所だと母親から聞いたことがあります。

 

 

変わって川治ダム堤体。左岸の川治ダム管理事務所側から
かつてダックツアーという水陸両用車で川治ダム湖を遊覧するバスに乗ったことがあるのですが、上から2本目にある点検用通路(キャットウォーク)を歩いたことがあります。この通路は、金網状なので下が丸見え恐かったですよ。ダックツアーも今は湯西川ダムを湖上遊覧するコースに変更されてますからそれも見られなくなりました。

 

~2018年5月5日追記~

キャットウォークの様子は上記※1の鹿島建設の記事にもちょっと出ています。

 

川治ダム管理事務所。こちらの駐車場には、基本的には関係者以外入れない旨が入口のゲートに書かれています。でもダムカードをもらう場合は入っても大丈夫です。

管理事務所の壁面にダムの写真が貼られていました。五十里ダムのような資料館はありません。

管理事務所駐車場から、川治温泉の街のほうを撮影。遠くに見える橋は、野岩鉄道会津鬼怒川線の橋梁です。また、左岸の山肌に白いガードレールが見えるのがわかりますか?これがかつて栗山方面に行く道でした。この道は、今の会津鬼怒川線川治湯元駅の前を通って、この写真に見える場所を通り、今もある国道121号線の五十里ダムの先から葛城山トンネルを抜けて川治ダムに至る道と交差するようにして、その後右岸に抜けていました。現在はその部分は川治ダムの湖底に沈んでします。上で書いたかつてのダッグツアーの川治ダム見学では、川治ダムのキャットウォークを歩いたあと、また水陸両用バスに乗って、そのダム湖に沈んだ道の残存部分から湖面に着水していました。着水するときはガイドさんの音頭のもと、乗客みんなで掛け声を発しながら着水するので、結構楽しかったですよ。

右岸からの堰堤。通常観光客はこちらの袂にある駐車場にしか止められません。

少しアングルを変えて。少し川底が見えるような角度にしてみました。右下に河川維持放流水の流れがかろうじて見て取れます。そこにあるコンクリートの小屋は、放流水を利用した発電設備のある川治ダム発電所です。栃木県営の発電所です。川治ダム発電所についてはこちらの「水力発電所ギャラリー」というサイトに詳しく書かれています。全国各地の水力発電所を取材して書いているサイトなので、かなり参考になる僕の大好きなサイトです。

河川維持放流口と、川治ダム発電所のズーム写真。

ダム湖の様子。ほぼ満水だと思われます。ところでこの川治ダムと先に紹介した五十里ダムとの間では、地下水路が設けてあって、お互いの水をやり取り出来るようになっているんですよ。そのことは国土交通省鬼怒川ダム統合管理事務所内のこの記事に書かれています。ちなみに川治ダムは鬼怒川本流に作られたダムで、五十里ダムは支流男鹿(おじか)川に作られたダムと川筋が違うのでお互いの水をやり取り出来ることに意義があるようです。

ダム湖側から堰堤を望んだところです。

観光用駐車場(右岸側)の壁面に貼られたダムの説明です。

もらったダムカード。こちらは渇水対策ダムカードももらえました。こうして見るとこれこそ記念になるので、五十里ダムのものも欲しかったな。

 

以上、かなりマニアックに書きましたね。2018年5月5日の不具合修復の際に、リンクなども増やしかなり加筆もしたので余計にマニアックになりました。五十里ダム、川治ダムともにこんなマニアックでなくても、〝一般の〟方でも十分楽しめます(笑)。どうぞ一度訪れてみてください。


 

国土交通省 関東地方整備局 鬼怒川ダム統合管理事務所ホームページ(トップページへリンク)

※五十里ダム、川治ダムの以前のレポート→クマの散歩道 Vol. 4 クマ、五十里ダムと川治ダムに行く。