陽気に誘われ、野生の血が騒いでいざ山間部へ。あ、自分の住んでいる所もかなり山間部だけど(笑)。
今日は珍しく何も予定が入ってなかったので、しっかりと家事は済ませたあとに、気の向くまま新緑が映える日光市の川俣方面に行って来ました。でも新緑狩りというよりは、ほとんどはダム見学になっちゃいました(笑)。
まずは鬼怒川の一番上流にある川俣ダムから。こちらはアーチ式コンクリートダムで、他のアーチ式ダムと比べるとかなり狭い谷に作られた縦長のダムです。こちらのダムは多目的ダムで管理は国土交通省です。直下には東京電力の川俣発電所があって発電もしています。
駐車場からは、ダム管理事務所とダム資料館のあるエリアまで、広くてきれいな通路を通って下りることが出来ます。
管理事務所でダムカードをもらって、そこからはダム直下に架かる吊り橋まで、アップダウンの激しい獣道のような遊歩道を下りなければなりません。一応木で土留めした階段が作られていて、全部で500段位の上り下りがあります。行き帰りでかなりへばります。
でもその苦労は報われて、川俣ダムの堤体を上流側間近に、紅葉でも有名な瀬戸合峡を下流の目の前に見ることが出来ます。
遊歩道を歩いていると、ハルゼミが鳴いていました。ヒグラシみたいな鳴き声で、ヒグラシよりは静かに鳴く感じです。
吊り橋の袂には天使の鐘があります。それを叩いて来ましたけど、少しは幸せになれるかな。
ダムから山を上がった所には見晴茶屋というお店があります。ここからも瀬戸合峡と川俣ダムを見下ろすことが出来ます。紅葉時季のここからの眺めは格別のものがあります。
次に向かったのは、土呂部(どろぶ)という地区です。
こちらに行った理由は、プレミアムヤシオマスの養殖をしていて、お蕎麦屋さんもやっている「大滝」さんに行くためです。何かすっかりダム見学になってしまいましたが、本当はこちらに行くのが今朝急に思い立った主目的でした。それなのに12 : 20分に着いたのに、車を入れたら奥様が出て来て、「今日は終わるところなんですよ」とのこと。非常に残念です。今度は電話してから行こう。
そんなわけで帰り道でもダム見学。途中にある土呂部ダムと、黒部ダム、その近くにある栗山発電所を写真に収めて来ました。どちらも東京電力の管轄する発電用ダムです。
まず黒部ダムは重力式コンクリートダムで、関西電力の黒部第四ダムのほうが有名ですが、実はこちらのほうが歴史は古く、現在の鬼怒川発電所の前身(実際は発電所の建屋自体は現在の鬼怒川発電所とは違う場所にありましたが)、下滝発電所の時から発電用水の取水ダムとしての役目を担っています。遡ること大正2年1月の運転開始といいますから、かなりの歴史があります。
かつてはゲートが22門ある壮大なものでしたが、1987年の大規模改修で8門のゲートを持つものに改修されました。
そして現在も2つの地下水路が山の下を抜けて、鬼怒川温泉ロープウェイ(おさるの山)の更に奥の山の中にある逆川ダムという調整池の役目を果たすアース式ダム(土で堤体を築いたダム)に一度水を貯め、そこから導水鉄管で鬼怒川発電所に水を落として、最大12万7000キロワットの発電をしています。鬼怒川発電所は、水力発電所としてはかなり大きな発電量を誇る発電所です。鬼怒川温泉街から見える導水鉄管が逆川ダムから水を落とす水路です。
一方、土呂部ダムは同じ重力式コンクリートダムで、川俣ダムで取水した水とここで取水した水を使って、黒部ダムのすぐ上流にある栗山発電所で発電に使われます。ダムは下流側からは薮でもかき分けて進まない限りダムに近づくことが出来ないようで、堤体を撮影した写真は色々なダムマニアのサイトでもありません。
何かすっかりダムマニア的な記事になってしまいましたが、特に川俣ダムでは、遊歩道の新緑が目に映えて少しは気分転換になりました。
吊り橋より川俣ダムを望む。横方向にスマホを抱えると下
スマホを縦方向で写すと下まで入りますが横方向は切れま
天使の鐘。叩くとかなり大きな音が出ました。
天使の鐘の案内板。
ダム直下、瀬戸合峡に架かる吊り橋。
川俣ダム資料館。
雪の時季と紅葉の時季の瀬戸合峡の写真がパネル展示され
資料館にある川俣ダム付近の案内図。
ハルゼミの鳴く遊歩道。
実際はかなり大きな
ダム管理事務所。
見晴茶屋から望む川俣ダム。
見晴茶屋から望む瀬戸合峡。
川俣ダムのダムカード表面。
裏にはダムの諸元が書かれています。
黒部ダム。かつて下滝発電所の取水ダムとして建築されました。現在は近くにある東京電力鬼怒川発電所取水ダムの役目を果たしています。水力発電所ギャラリーの鬼怒川発電所の記事が詳しいです。
取水した水はダムのすぐ下流で導水管で鬼怒川の流れを渡
黒部ダムのすぐ上流側にある栗山発電所の導水鉄管。土呂
栗山発電所上屋。
こちらは栗山発電所の取水ダム、土呂部ダム。
ダム堤体をズームで。堤体近くまでまでは藪をかきわけない限り無理でしょう。現地は立入禁止かもしれません。


















