助手席でガムの紙を剥いて渡したこと
ポケットティッシュをケースに入れて持ち歩いてること
トイレットペーパーを三角にしておくこと
ゆっくり見られなかった展示の小物をお土産として渡したこと
そんな些細なひとつひとつを
ちゃんと見ててくれて、褒めてくれて、好きだと言ってくれる。
そんな男友達が居て本当に幸せだと思った。
と、同時に
彼は私の何を見ていたのだろう?と、
そんなこと褒めてもくれなかったし、
私のそういうところをきっと知らない。
当たり前にしてたから、
それが自分の良いところだなんて
知らなくて、
だから
男友達が褒めてくれた時は
すごく嬉しかった。
だから
もし、彼から褒められてたら
きっと、もっともっと、嬉しくて
自信に繋がって、頑張れたから
私たちには違う結末があったんじゃないかって思う。
だけど、
年に数回しか会えない男友達でさえ知ってることを
1年半も一緒に居た彼は知ることも、見ることもしなかった。
彼が私をまるで見ていなかったことに気付いてしまった。
独り相撲だったんだ。
