五感より「感情」が繊細な人 | キエコノ気づき

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2014年11月〜
自分に戻る過程での「気付き」を記したブログ


前回の続き。

個人的な話。


 

私の長年の悩み


どうしてこんなに
気が弱いんだろう



……というのがある。
 






私はひどく感情的で
涙もろい。


自己主張したりしようとすると

どうしても
泣いてしまう。





強くならなきゃ
泣かないようにしなきゃ。





子供の頃から
ずっとそう思ってきた。




ーーーーー


私が
「すぐ泣いてしまう」のが悩み
……というと


 

ほとんどの人に

意外だといわれるけど

それは、多分
私が自己主張するような
場面がないから。





人の事はいくらでも
穏やかに聞けるのに
(カウンセラー向き)


 

自分の想いを
話そうとすると

同時に
涙が出てしまう
モノだから






泣かない選択をするうちに


人の話を聞くのが
得意になり


自分のことを話すのが
苦手になった。




ーーーーー



これは

子供の頃の母との関係が
原因だろうとは思う。

「これがいいに決まってる!」が

はっきりしてる母に対して

言葉もはっきりしない
子供の頃の私が
何か主張するときには
泣くしかなかった。

だから
自己主張=泣く


体の反応が

結びついてるかもしれない


……という推測。









感情=肉体感覚


ということを

ヴィパッサナー瞑想で
体感した。

 


 

 

 

人は

外界との接触

(外気や言葉すべて)

身体の感覚で捉える。

 

その肉体感覚から

情動(一般的な感情)が生まれる

というルートを辿る。







 

肉体感覚(五感)


情動(感情)




 

これは、一般的に
誰でもたどるルートで。





その時に。


・肉体感覚の感受性が繊細な人

・情動の感受性が繊細な人

・両方とも繊細な人(HSP)

・両方とも繊細でない人


 

に別れるのかなと思う。




ーーーーー




私は
情動の感受性が繊細。

心だけが飛び抜けて

繊細という場合







まず

五感でキャッチしても
そのセンサーは

鋭くないので

あまり
自覚しないまま




不快を

暑い!寒い!
臭い!
眩しい!
うるさい!

……という感覚は
スルーして





情動に行った時に
初めて自覚する。



しかも
そこのセンサーは
人一倍繊細だから
 

 

不快を
 

寂しい

悲しい
苦しい

そっちで感じる。



ーーーーー


そして

 

その不快を感じるのが嫌で
 

心を防御することばかり

考えるものだから

 

思考が走り

そういう場面に合わないことを

模索し始める。

 




そういう意味では

五感が鋭い人が

強い光や匂い爆音など
刺激の強いものを

避けるのと
同じことなのだけど


情動の場合
目に見えないので

避けていることに
気がつかない。




自分が何が怖くて
何を避けているのか
 

わからないままに
避け続ける。






情動が繊細な場合

争うことや
怒られることが
人一倍苦手だ。

空気が悪くなったりしただけでも
すぐに引きずられる。

そして反応は体に出る=硬直して動けないとか





だから


相手の
周りの
外側の

意向に沿う





争わないように
怒られないように
攻撃されないように
感情を揺らされないように




そして


空気を絶えず読み
周りの意向に添う

優等生(いい子)が
できあがる。





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さらに。


一番の解決策が
人と関わらないこと
真顔


感情的になるくらい
人と深く付き合わないコト。


これが

私の人間関係が苦手の

正体だった。

 

 

 

ーーーー



感覚でも
情動でも

感受性の鋭い人は


たいしたことないのに

なんで我慢できないの?
 

って

言われた経験があると思う。



匂いも

音も

光も

 

悲しみも

寂しさも

苦しさも

 


 

そんな

大したことじゃない


そういわれるたびに
こう感じてしまう自分は
おかしいんだ。


我慢しなくちゃ。

どうにかして

自分の感覚を変えなくちゃ……。



そう思ってきた人が
多いと思う。






これは、本当に

個体差が大きいんだ。

想像以上に
その個体差がある。


目に見えないから
わかりづらいけど。







あなたにとって

大したことじゃなくても

私にとっては
大したこと。

逆も然り。


だから

変えるようとするよりも
避けようとするよりも
排除しようとするよりも


それを持っている
自分を認めて

それを持って
どう生きていくか


って方が
大事だったんだ。



(つづく)



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キエコ
2020年7月30日

宝石白その基準を作ったのは
「誰」なのか?