目録形態の次は資料の分類、目録の作り方といった話に行くのが自然かもしれませんが、レファレンス業務について書こうかと考えています。その前に少し箸休めを。

 

 先日、NHKで次の番組を見ました。ご覧になった方もいらっしゃると思います。

 

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https://www.nhk.jp/p/ts/ZV9LQ94Z3R/episode/te/GNP1Q23Z5W/

 

有吉のお金発見 突撃!カネオくん

あらゆる金額を可視化して現代社会を学ぶ!

 

「ここまで進化!”図書館” お金のヒミツ」

初回放送日:2022年3月12日 (NHK+ 配信期限 : 3/19(土) 午後8:42 まで)

ふだん聞けないお金のヒミツをカネオくんが可視化で解明!ここまで進化!「図書館」のヒミツを徹底調査!来館者数&本の貸し出し数が全国1位の都道府県立図書館が岡山県にあった!一体何がスゴイのか!調査して見ると…年々増える本を格納するハイテクマシンに意外と知らない「司書」のスゴいお仕事!本の購入費用を確保するための「スポンサー制度」って何!?さらに!破れた本も元通りに!図書館で本を修理!?感動の本の修復物語

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 番組内で取り上げられていたのが岡山県立図書館、東京都立図書館でした。どちらも司書コースの課題に取り組む中で調べたので、勝手に親しみを持って番組を拝見しました。特に、岡山県立図書館は機会があったら見学したいと思っていましたので、様子を拝見できて嬉しかったです。広告収入、本の福袋の企画など、勉強になりました。

 少し衝撃だったのは、レファレンスを受けたら3分で資料を利用者に提供する目標。裏で担当の方が走る走る…直線で走れる長さもある。図書館で働くには知力、忍耐力、筋力が必要だとは思っていましたが、走力も必要だったとは!スーパーマン、スーパーウーマン。あちらこちらの情報にアンテナを張るとか、手から出る網で本をゲットするスパイダーマン系でしょうか。やはり司書は、求められる能力とお給料のバランス調整を再考した方がよい職業の一つだと思います。

 番組では自動書庫も紹介されていました。「図書館情報技術論」のテキストでは国立国会図書館の例が掲載されています。外国の図書館を紹介する本で中国の公共図書館における導入例を読みました。日本の導入例は「しぶろぐ」さんがまとめていらっしゃいます。投稿されてから少し時間が経過していますが、ご興味のある方は検索、是非どうぞ!

 

■Hatena Blog しぶろぐ(努力の上に花が咲く)「自動書庫を導入している図書館のまとめ」

 

 岡山県では戦後から長年蓄積してきた活動の成果があり、住民の図書館に対する理解度も高いようです。その観点から私自身もより良い利用者になろうと思います。図書館の広報は、利用して欲しいという広報だけではなく、図書館で働く人自身のためにも大切と考えます。図書館の努力も大切だけれど、メディアももっと図書館を取り上げてくれないかなあ。