1. 学んだこと
図書館情報資源特論は、必修の「図書館情報資源概論」でも扱っている情報資源のうち、比較的伝統的な情報資源と法との関係を学びます。必修ではネットワーク資源が含まれていますが、こちらは印刷資料が中心で、資源自体の説明は概論と重複する部分が多いです。
2. レポートについて
【設問】灰色文献とはなにか、灰色文献の定義や意義、特性について記述してください。また、灰色文献と言われる具体的な資料名を挙げて、その資料の特徴についても説明してください。
【私の合格レポート:構成・要旨】
①灰色文献の定義
現在の定義、定義が定まるまでの経緯、未だ残る論点について記述。
②灰色文献の特性
多品種少量生産、入手困難、一般に見つけにくいが専門家には高く評価されている点を記述。アクセシビリティについて追記。
③灰色文献の意義
膨大な知識と情報が含まれること、先に情報を発見することの優位性と研究を深化させるための共有化が進んでいることを記述。
④灰色文献の事例
テキスト記載のもの5例を列挙し、簡潔に説明。
⑤まとめ
灰色文献の保存と知る権利を保障する図書館の役割について記述。
※以上を約2,100文字で記述。加えて、参考文献を引用順に列記。
【レポートへの講評】
1回で合格。講評なし。
レポートを通して灰色文献についてしっかり学べました。灰色文献の情報をまとめ、一定の評価を受けた学説や議論として昇華させることが重要であることが理解できます。学会にもよると思いますが、灰色文献の情報を我先に発見しようとする動きと共有化する動きの両方が存在することは、人間の営み(利己と利他)として非常に興味深いです。
灰色文献を調べる中で次のサイトの膨大な情報量と、ここまでまとめた熱量に感動しました。小学生の時、考古学にとても興味を持ち、将来は考古学を勉強して土器を掘ろうと思いました。中学の時は近くで遺跡が発見されてちょっとワクワクしてみたり。博物館・美術館・史跡めぐりで展示品を見ることが専らでしたが、発掘調査も面白そうです。
奈良文化財研究所「全国遺跡報告総覧」
一般人の発見が大きな発見をして影響を与える分野に考古学と天文学がありますが(他にもあるかも)、考古学なら私にもチャンスあるかも!