1. 学んだこと

 情報資源組織論では、図書館資料の組織化の方法を学びます。検索するには資料をどのように分類し配架すべきかを考えます。

 

2. レポートについて

【設問】それぞれキーワードを使って1,000字で記述。以下は要約したもの。

1.外部の書誌データを利用した目録作成業務に関し、集中目録作業と分担目録作業(=共同目録作業)それぞれの特徴(意味や役割、課題など)を明確にし、今後の目録作成業務のあり方について自らの見解をまとめる。
<キーワード:MARC、集中目録作業、分担目録作業、総合目録、書誌ユーティリティ>

2.公共図書館の現地調査もしくはHPの蔵書検索により、「蔵書の所在記号(背ラベル)の付与のしかた」を複数洗い出し、気づいたことをまとめる。また、書架分類と書誌分類という二つの点から、NDCの分類(記号)を活用することの意義や課題について考察する。尚、調査対象館は“NDCを採用する近隣の公共図書館”で、取り扱う情報資源は“紙資料”とする。(1,000字)
<キーワード:書架分類、書誌分類、目録、配架(テキストでは排架を使用)、所在記号>

 

【私の合格レポート:構成・要旨】

1-①はじめに

1-②集中目録作業と分担目録作業

1-③まとめ

 

2-①始めに

2-②調査と観察

2-③NDC活用の意義と課題

2-④結論

 

※以上を各1,000文字程度で記述。加えて、参考文献を引用順に列記。

 

【レポートへの講評】

 1回で合格。Typoや言葉の使い方について極めて基本的なミスも逃さずご指摘頂きました。もちろん、内容についても多くの指導がありました。

・集中目録作業と分担目録作業の説明内容をバランスよく。

・それらの利点、手順(MARC、コピー・カタロギングの役割にも着目)の説明を丁寧に。

・分担目録作業が活用されるところを明記。総合目録の役割を掘り下げる。

・NDC、書架分類、書誌分類、それぞれの明確な定義の記載。

・所在記号の付与のしかたを丁寧に記述:NDCの分類表示以外の工夫やNDCを活用しない例の説明と具体例。

 

 いやいや、ここまで指摘されたらレポートは本当は再提出なのでは??間違って合格にしてしまったのかと疑いましたが、自分の言葉でまとめたことは好評を得たと思うことにしました。

 この科目の一つひとつの項目は理解できたのですが、「組織化」という言葉のコンセプトや目録法と分類法の関連性にモヤモヤが続き、腹落ちしたのは演習を受けた後、つまり最近です。資料の分類・配架に関する議論の歴史に登場する様々な方法が次々紹介され、微細なところに引っ掛かり、自分の中で知識が上手く統合できなかった科目でした。試験の点数もしっかり比例しました。