『近畿大学通信教育部入学案内』のQ&Aによると、司書コースは「毎年約2,000人が入学し、1,000名強が図書館司書資格を手にしてい」るとのことです。修了の割合が5〜6割は高い?低い?入学試験とは違って誰かを蹴落とす必要はなく、やり遂げる自信がある人には割合の高低は関係ないでしょう。一方、仕事や子育てで自分の時間をコンスタントに取れない場合、不安を持つ方もいるはずです。そのような時、具体的な試験問題は判断材料の一つになると思います。

 レポートや試験の設問は、受講手続き終了後に「設題集」や「問題集」として送られてきます。要は、申し込まないと入手できません。しかし、多くの先人がブログでレポートや試験問題への回答例、時には点数・成績までも公開されていらっしゃいます。私も拝見させて頂きました(先人の皆様、ありがとうございます)。

 

【レポート】『通信授業科目レポート設題集』に教科ごとに設題があり、2,000文字程度(1,900〜2,100文字)でまとめます。

【試験】『科目終末試験問題集[会場受験用]』には各教科20問のリストがあり、「今年は奇数番号の10問から出題」等の範囲指定があります。Web受験の場合は設題の事前提示はなく、当日表示される1題について2,000文字程度(1,900〜2,100文字)で回答を作成します。科目によっては、2題各1,000文字程度というパターンもありました。

 

 受講検討中の方のため、私の受講年の全教科についてKey Word形式でまとめました。各事項の定義や機能、方法、比較、問題点などについて聞かれると考えてください。

【出題形式の例】「図書館学の五原則とは何か。」「ブックトークとはどのような活動であるか。その意義や目的などから説明し、実施手順も詳しく述べよ。」「閲覧サービスについて、他のサービスとの関連とともに説明せよ。」

 

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 Web受験では事前に設問提示がないとはいえ、新しい指導方針や社会変化がない限り、先生が学生に理解習得を期待するポイントは変わらないはずです。私はWeb受験を前提とし、問題集20問のkey wordについて自分なりの回答を準備しました。実際、問題集20問とは異なる設問もありましたが、多くは似た設問でした。
 

 担当の先生が変わるとガラっと設問が変わる可能性もあります。ここでの情報は「ご参考まで」であることは言うまでもありません。