ここから下は全て少し前に書いたのでアニラ前のお話になります








森田村リアパロです







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昼間はまだぽかぽかと暖かいものの夜は一段と寒さが増してきた



規則正しい寝息を立てながら私の胸に顔を埋めて眠る愛おしい恋人





保乃もこのまま寝てしまおうか、そう毎度頭をよぎるけれど、もうひと踏ん張りと自分に言い聞かせる






ひいちゃんの腕をそっと身体から離し、押し入れに眠っていた毛布をかけてあげて寝室を後にする







数十分前に機械音を鳴らし終了を知らせた洗濯機の中から洋服たちを取りだし籠に移し替える


朝起きてから回して干せばいいじゃないかという話なのだが、朝が苦手な保乃たちにそんな時間はない

保乃以上に朝が苦手で動きの鈍いひいちゃんのお世話もしなければならないのだ







ここ最近はアニバーサリーライブに向けてリハーサルの毎日

1度後にしてしまえば何日も何日も後回しにして山盛りになった洗濯物が想像できる


室内干しもいいが外干しした洗濯物が保乃もひいちゃんも好きだから寒さに身体を震わせながらもベランダに干していく















洗濯物を全て干し終わりリビングに戻る

手先までしっかり冷えた身体を温めようと紅茶を入れ、ブランケットをかけて特に見たいものがあるわけでもないがテレビをつける


ふと時計を見ると短い針が10を指していた


普段ならまだ寝るには早い時間帯であるが、やはり身体は疲れているようでひいちゃんは最近9時を回った頃には既にほとんど目が開いていない





スマホを弄り始めると扉が開く音がした





「あれ、ひいちゃんどーしたん、?」

ひ「ん、、」






ひいちゃんが目を擦りながらトボトボと寝室から起きてきた


片手には最近買って大切にしているズルックのぬいぐるみを持っているが、眠くて手に力が入らないのか引きずっている


掃除のためにどかすと'' あ!!ほのちゃんズルックが汚れちゃう!! ''なんて怒ってくるほどなのに、
あらら、ズルック可哀想に、、笑





「起きちゃった、?」

ひ「うん、」

「おいで」





そう腕を広げれば保乃の膝に向かい合わせに座りぎゅっと抱きついてくる


床に転がるズルック、あらら、もっと可哀想に、、






ひ「ほのちゃ、、いなかった、」

「ごめんな、洗濯物干しとったんよ」

ひ「まだ寝に行かんと、、?」

「ちょっと冷えたから紅茶飲んでてん、もう行くよ」

ひ「ん、」





早くこの赤ちゃんを寝かせねばとコップに入った紅茶を一気に飲み干す


保乃の膝の上でもう一度寝につこうとするひいちゃんに話しかける





「ひいちゃん、ほのコップ洗って歯磨いてすぐ行くから先に寝室行って待っとって?」

ひ「んん、ほのちゃんとぎゅーして寝るけん、、待っとる、、」

「ここ寒いやん風邪ひくで、」

ひ「ん、、」






もうほとんど夢の世界のひいちゃんには何を言ってもきかなそうだ

ひいちゃんを膝からおろして急いでコップを洗い歯を磨く






リビングに戻ると頭をカクカクとさせるひいちゃんがいた





「ひいちゃんお待たせ、寝室行こ」

ひ「ほのちゃ、、抱っこ、」

「ん、おいで」





もぅ自分で歩いてや、、と思いながらも可愛くてたまらないひいちゃんに甘くなってしまう


明日起きてきたことを聞いても覚えてないんだろうなぁ、笑
と思いながらひいちゃんを抱っこして寝室に向かう





ベットにおろすとすぐに保乃に抱きついてきてあっという間に数十分前と同じ光景だ


もう完全に夢の世界に行ってしまったひいちゃんに'' おやすみ ''と声をかけ、頬にリップ音を立ててからそっと目を瞑る












あ、ズルック、、、

ごめんもう布団から出る元気はないや、
寒いけど今日だけ許してな、、笑




















「ひいちゃん!朝やで!遅刻するからはよ起き!」

ひ「んん、、まだ寝る、」

「もうそんな時間ない!」

ひ「ん、」

「おはよう」

ひ「、、おはょ、」
   「あれ、ズルックがおらん、、」

「、、あぁ、リビングにおる」

ひ「ぇ、なんで、」

「なんでって昨日ひいちゃんが置いてきたんやで笑」

ひ「ん!?ひぃズルック大好きやけんそんなことしんよ」

「夜目覚めて起きてきた時置いてったで?」

ひ「、、、!?ズルックーーー!!!ごめーん!!」






保乃の横をサッと通り過ぎリビングに走って向かったひいちゃん


おはようのぎゅーもちゅーもせずにズルックですか、笑

まぁ、ええけど、今日もリハ頑張ろなひいちゃん













END



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初めましての方もお久しぶりですの方も見て頂きありがとうございました^_^


久々に気分で書いてみました~
また書こうかな、



p.s.

推しメンが卒業発表した時に私はこれを書いていました
どういうタイミングですかね本当に、

とりあえずあげさせてください。



まだ寂しくて卒業を受け入れたくない自分がいますが、
卒業おめでとうと素直に送り出せたらいいな、、



かぼちゃ