こんにちは

すっかりご無沙汰をしています😊


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7月のお便り


🌼発想記号『sostenuto』より

こころに残った生徒さんの言葉


🌼5月6月のグループレッスンのレポートと

みなさんの言葉


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今日はまずひとつめを書きます🧸✏️


🌼発想記号でもあり速度記号でもある

『sostenuto』


先週末、小学生3年生の生徒さんと

この記号について学んでいたときのことです


(とても大変な譜読みをひとりでやり抜いた

次の週のレッスン)





意味や読み方のあと

語源についても生徒さんに話をしました


『音を保つ』とはどういうことかな?

保つということの奥をいっしょに覗いてみた日


(以下、会話の途中からですが✏️)


この3つの言葉のうち、真逆にも感じられるこの2つの言葉さえ、巡り合えば、重なり合って、作用しあって。そうして生まれた支えなんだと感じられるから先生は時々考え直すことがあるの。


この我慢するという言葉もひとつの意味じゃなかったように、ひとつの言葉にも、前後の関係でいくつもの意味を見出すことができたね。それがもたらすものもあったね。たいちゃんはどんなことを感じる?


そう尋ねると少し考えたあと、こんなことを教えてくれました


『ちょっといややなと思うことがある。(気が進まないという表現だったと思います)でも耐えてやってみる。そしたら成長して自分に力がつく。力がついたら、周りの人を支えることができる人になれると思う。』


レッスンの番を待つお姉ちゃんと思わず目を合わせました。力をつけて成長した先には幸せにしたい、笑顔にしたい家族、友達、これから出逢う人たち、きっといろんな人の顔が浮かんでるのだと思いました


身につけた力をどう使うかというところにまで及ぶたいちゃんの心に、私はただただ胸が熱くなり、たまらない気持ちでいると、彼はこう続けました


『花もいっしょやと思う。雨が降ってて、花びらに雨の粒がたまって、少しの雨やったら気持ちよさそうやけど、ちょっと重そうやな、、て。それで帰りみたら重さで花がうつむいてた。でも花はそういう時を耐えたりもしてきれいな花を咲かせてる。だから花もいっしょかな。』



どれも少しだけ恥ずかしそうに教えてくれた言葉です。静かな声だけど、ちゃんとあったかい声。



きっと今のたいちゃんが思うソステヌートがこれから響きます。想像すること、音にこめること、耳を傾けるように心を傾けて目の前の曲を演奏すること。


この後、ベートーベンが歩いた夜の道の風景

その夜に聴こえてきた少女の美しいピアノの音色

その時ね、夜空の遠くで月が輝いていたんだって🌕


物語を読むように短く伝えました

おまけのお話し。



ふたりで欅の下、そよぐ葉っぱを見上げながら想像を巡らせて終えたこの日のレッスン。


次回は曲と関連した勉強のため、静かな湖に浮かぶ小舟を想像してお姉ちゃんのレッスンを待ってる時間に描こうねと楽しい約束をして。






あれからまだ数日。

7月の雨に宿る美しい想い出

たいちゃんが少し大きくなったらこの話をしたいな


中庭の紫陽花に光る雨粒をみるだけで

たいちゃんの顔が思い浮かび

気持ちが晴れてゆきます


背の高い夏草が揺れる様子を見て

体操してるみたい!と言っていたのは

まだ幼稚園生のころだったねー


ふと小さな背中を懐かしみながら🌿


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今日はこれでお終いに。

読んでいただきありがとうございます🌼



たいちゃんのお兄ちゃん、中学2年生のお兄ちゃんはこの日、はじめて耳コピを聴かせてくれて

慌てて動画を撮りました。今年の発表会も昨年に続きショパンを演奏します。部活、水泳、ピアノ。本当にすごい


『長いですけど、よろしくお願いします』

今日のさりげないひと言が、心をぬくめてくれて、どれほど嬉しかったか分かりません🌿


教室音楽展覧会🖼️🧸☘️










たいちゃんのお姉ちゃん、持ち前の向上心と美しい心で難しい譜読みを終え、今週はトリルが課題に☺️音楽史をイラストで楽しく学んだ日。私は彼女の線のあたたかみやおおらかさに心惹かれています