織田side

 

あーあ。課題忘れたし、すずもんはトイレから帰ってこないし。

 

最近すずもんの様子がおかしかったのは知ってた。

 

だけど、私が聞いたところですずもんは教えてくれない。

 

だって、優しすぎるから。

 

自分が言えるまでまたないと言ってくれないから。

 

由「大丈夫?」

 

織「、、うん」

 

由「もんの事?」

 

織「まぁね。」

 

由「大丈夫だよ。理佐だし」

 

織「確かに。」

 

由「それにもんは言ってくれるよ。絶対」

 

織「そうだよね、、。」

 

由「私もね。本当はすごく心配」

 

織「そりゃ、そうだよ」

 

由「何を悩んでるのか。それをなんで言えないのか」

 

織「まぁ。来るのを待とう?」

 

由「そうだねw」

 

織「うんw」

 

 

 

 

由「そいえばさ?だには好きな人いる?」

 

織「うーん。今は居ないかな~?」

 

由「そっか。」

 

織「ぽんは?」

 

由「私は。居るかもしれないし。居ないかもしれない」

 

織「何それ~w」

 

由「笑笑」

 

 

織「あっ!来た!」

 

 

 

 

 

 

それからすずもんはちゃんと自分の言葉で話してくれた。

 

自分は異性の事を好きになれない事。

 

それに関してずっと悩んでた事

 

 

 

 

 

 

実は、私にもみんなに言わないといけない事がある。

 

だけど、言ってはいけない。

 

そういうきまりみたいなものだから

 

私はずっとこのことを言わずにみんなと過ごす。

 

そんな嫌な奴だ。

 

理「そろそろ帰ろ?」

 

由「そうだね。」

 

織・鈴「「かえろ~」」

 

 

 

 

テクテク

 

理・由「「じゃーねー」」

 

織・鈴「「ばいばーい」」

 

鈴「だに?」

 

織「ん?」

 

鈴「どう思った?」

 

織「さっきも言ったけど、どんなすずもんでも私は受け止めるよ」

 

鈴「だには優しいね」

 

織「なんで?」

 

鈴「だって、普通嫌がるっていうか気持ち悪がるでしょ?」

 

織「そうかな?」

 

鈴「そうだよ」

 

織「だってすずもんだけじゃないでしょ?もしかしたらこの学校にもいるかもしれないし。」

 

鈴「、、、。」

 

織「そんなことって言ったら良くないけど。沢山悩んでる人とか。大変な人は居ると思うし、、。」

 

鈴「そうだよね、、。」

 

織「すずもんが言ってくれてうれしかったよ?」

 

鈴「え?」

 

織「いつも自分の話しないからさ。」

 

鈴「ごめん」

 

織「あ~。違うよ。謝られる為に言ったんじゃないよ」

 

鈴「そっかw」

 

織「うんw」

 

鈴「もしさ?私がいつメンの中に好きな人がいる。って言ったらどうする?」

 

織「応援するかな?」

 

鈴「やっぱ優しいよ」

 

織「照れるからw」

 

鈴「うえーいw」

 

織「じゃあね~!」

 

鈴「また明日!」

 

 

 

 

この後、私は意識を失った。

 

目が覚めると沢山の管が繋がれていた。