もうすぐ、もうすぐ。 | Keyaki

もうすぐ、もうすぐ。

創り始めて6ヶ月もたってしまった。

来る日も来る日もひたすら作業。

重ねて、試して、直して、最初からやり直して、また彩り重ねて。

やりすぎると原型がわからなくなるのでシンプルを心がけながら繰り返し重ねる作業。
丁寧に濃く深く創っていく。
伝統の染物や焼き物のそれとは恐れ多くていえないが、なにか近いものを感じる。

全然すすまないときもあれば、高速で全てがハマっていくときもある。
変化が見えないときはまるでカタツムリのように感じる時もあるけど、それもすべて必要なんだろうな。自分のコンディションがいくら良くても、季節、天候、温度、湿度、集合意識や集団情緒にも影響をうける。
これも自然(地球)のおり成す不思議な仕業。



それも少しづつ出口が見えてきた。

もうすぐ完成します。次の音作品「Floating Rapture 2.0」

前回の「Floating Rapture」のバージョンアップです。
自分の成長に伴い、CDも進化。

まったく新しくトラックを創りなおし、レコーディングを一からやり直し、MixingとMastering新たに加えて、新曲を2曲追加してもうじき産まれます。


$Keyaki Narusawa



ふと、思った。

自分は媒体に過ぎないのかもしれない。ただ日々のたゆまぬ鍛錬で「降りやすく」整えるのが仕事かもしれない。
「ただアルものをアラワスために手助けを(おこがましいが)をする」ということかもしれない。

適度な塩梅の我はもちながら、こんなふうにありたいと思ったブリュッセルの秋。


$Keyaki Narusawa


生牡蛎とムール貝が旨い季節です。