いいことミュンヘン3 | Keyaki

いいことミュンヘン3

それから2日後、またOBERTONHAUSを訪れた。

何人かのお客さんがいて、俺は邪魔にならないようにディジュ吹いたりベルまわしたりハーモニウム鳴らしたりしながら時々Xylopfoneを触りながら考え込むという動作を繰り返してた。

このXylopfoneはとてもいいけど、でもやっぱり300ユーロは高い。

今の俺にはとてもじゃないけど手はだせない。
でも音はコイツがいい。う~n、これより小さい奴は音がイマイチだし。
その他はおもちゃだし・・・。どうしよっかなぁ~。小さいので妥協するか、それとも300ユーロのやつ思い切っていっちゃうか?稼げばいいんだし!
う~ん、でもなぁ。




なんてやってること1時間。

お客さんもいなくなった店内。主人がやってきて「で?どうしたいの?」。

悩みながら今考えている事を全部伝えた。



主人「そうか予算はもともと50か。それで頑張って小さいほうを100で買うか、300のやつを買うか迷ってるのか。」

俺「例えばね主人、300のやつを俺が今買って、またドイツ出るときにここに売りにきていいかな?もちろん汚れるし使い込むと思うから安値でいいからさ。100とかで。そうすれば俺は結局200で買ったことになるじゃない?どうかな?可能?」

主「・・・・。まてよ・・・。」




主人、考えること数分。。。




主「OK、それよりいい方法がある。」


主「お前にこれをレンタルしてやろう。期間はいつまででもいい。使いたいだけ使ってくれ」

主「料金は元値の10分の1だ。つまり30ユーロでOKだ。」


俺「え~~~~~~~~~~!!!!マジで?まじで~~~~~~~!!!」


主「9月末までいるんだろ?それまで使っていいよ。楽しめよ。」


俺「おっちゃ~~~~~~~~~ん!!!」



俺の素性もしらないのに。結局おっちゃんは、俺のパスポートの番号とも控えず、保証人もたてず、俺の日本の住所も聞かず、「いつでも遊びにこい」っていいながら30ユーロを受け取った。




こんなことがあるんだね。

結局俺はもともとの予算より低い額でかなりグレードの高いXylopfoneを手にすることができた。

その他にも、セカンドハンドの楽器屋でそこのオヤジと話し込んでたら80ユーロのフットペダルを10ユーロで買わせてもらったり、バスキング中に日本食レストランを数店舗経営するオーナーにいきなり食事をごちそうになったり。


ミュンヘンにとてもよくしてもらっています。






これは皆さんに俺の音を磨いて、素晴らしい音でお返ししたいと、さらに思うわけです。






ありがとうミュンヘン。

さぁ始まったぜミュンヘンLIFE!