「アメイジング!」じゃないと | Keyaki

「アメイジング!」じゃないと

今までビビッてた一人Buskingだが、先週日曜日いつものsouthbankで初めて一人でやってみた。

本当はいつものメンバー、フランス人のRayとFredと一緒にやる予定だったのだけど、彼らにドタキャン食らったのがキッカケ。

実はこのドタキャン、初めてではなくもう4~5回ぐらい食らっている。(アイツら時間の感覚がテリーヌでしょうがねぇ。脳味噌までフォアグラだよ)
そのたびにガッカリしながらジャンベを引きずって帰っていたのだけど、今回はもう埒が明かないってんで一人でやることにした。

時間もまだ5時過ぎだったし、日曜で人通りも沢山ある。
周りに他のミュージシャンも居ないし天気もいい。
もう人に頼っているものカッコ悪い!待ってられるか!独り立ちだ~~~!

ってことで、投げ銭用のケースを前に置き、一人で演奏を始めた。



6時から9時の3時間、叩いた。

最初はやっぱり体が硬い。

かっこよく見せようとか、良く見られたいという「我」ばっかり前に出て全然いい演奏じゃなかった。エゴの演奏なんて誰も感動しない。
叩いていてやっぱり人目を意識してしまうあたり、まだまだ貧弱な精神性だと思うし、志や目指すものに対して集中できていないし純粋じゃないなと反省した。

途中、踊って盛り上げてくれる集団や写真を撮っていく人、子供にお金を入れさせる親、遠くから微笑むご老人など、かなり勇気をくれる人が多くて助かった。

逆に応援され励まされた感じ。





3時間叩いたあと、投げ銭ケースには15,18ポンド入っていた。
ありがたい。

いつもRayやFred達とやるときも3人で15~20ポンドだから、さほど変わりない金額。
つまり1人でやっても3人でやっても金額は変わらないということ。


初めての一人立ちで15,18ポンドは嬉しいし有難いけど、俺は全然納得していない。

金額は実力に応じる。


例えばジプキンを弾くギターリスト、Momoが居るときは人だかりができてダンスホールが産まれる。そのバンドでやるときは3時間も経てば90ポンドくらいの投げ銭が集まる。

でも3人の太鼓だけのときは、人だかり無しで大体15~20ポンド。
通り過ぎる人たちは「なんか太鼓叩いているなぁ、頑張れよ~」的な感じで立ち止まらずにお金を入れて去っていく。
それが3時間くらい経つと15~20ポンドになっているって感じ。

こっちはもともとストリートパフォーマーにお金を入れる習慣がある。
だから、あの通りに立って何かパフォーマンスをすれば3時間もあれば15ポンドくらいはいくってことだ。
この金額は「然るべき場所に立ってパフォーマンスをした代」だ。


逆に15ポンドから上はその人の力量に応じて額が増えるんだろう。
Momoみたいに実力のあるミュージシャンは、人を集め、躍らせ、同じ時間でも4倍以上稼ぐ。



俺はまだ15ポンドの男だ。
悔しいね。
もっと躍らせたい、足を止めたい。

そのためには「アメイジング!」じゃないといけない。
見ている人が、聞いている人が嬉しくなって踊りだすくらいの「アメイジング!」
人の想像できる範疇を超え、でも理解できるくらいの「アメイジング!」

我やエゴ無しの演奏で。





他にも沢山学びがあった。

・まず人が魅せられるというのはどういうことなのか?
・一本のジャンベで聞かせられる曲とは何なのか?
・お金を入れたくなるってのはどんなことなのか?

深く考えるべきテーマだけは盛り沢山!w



いずれにしても間違いなく一つ言えるのは、「アメイジング!」じゃないと話にならないってことだ。
今のままじゃただ太鼓が好きで外で叩いているジャパンの兄ちゃん、になってしまう。
それじゃあまりに寒い。

人によっていろんな答えがあるだろう。ジャンベや音楽にいろんな関わり方がある。
俺の場合、今はただ、見てくれる人が「アメイジング!」と思ってお金を入れてくれる事が答えだ。それが俺がいまLONDONで通るべき道だ。
俺は演奏家でありミュージシャンだからだ。




ってな感じで、しばらく「アメイジング!」を模索しながら勉強・練習・路上の日々です。



今日も快晴の日曜日、先週気付いたことを試しにsouthbankにいってきます!







よ~し!今日もやったるぞ~~~!!!





色んな課題よ、かかってこ~い!




$音の旅
(15,18ポンド)