シンバヤにすむミュージシャン達 | Keyaki

シンバヤにすむミュージシャン達

シンバヤにはミュージシャンやダンサーが多く住む。


有名なファムドゥ・コナテやビリー・コナテだけじゃなく、昔バレエアフリカやパーカッションデギニーなんかの4大バレエで活躍した巨匠達や、今は完全にお爺ちゃんだけど昔は大活躍してたジャンベフォラも住んでいる。

その辺の適当な椅子に座ってる普通のお爺ちゃんが実は凄い巨匠だったりするので、驚くことがよくある。
俺のWS中も爺ちゃんがいきなり来て座ってるから最初は「なんだこの爺さんいきなり座ってきて」なんて思ってたけど、俺の先生達が凄く丁寧に接するので誰か聞いてみると昔サンカラン地域で活躍した偉大なジャンベフォラのママディ・クルマ老師(サーヨン・カマラ師の師匠)だった。


若いこれからのミュージシャンも多くて、彼らはいろんなジャンルに柔軟。
トラディショナルを学びながらバレエに所属してサバールパーティにも顔出してガンガン叩く奴もいて、練習やWSを含めてここシンバヤでは毎日どこかしらで必ず太鼓の音が聞こえる。
彼らの稼ぎの基本は、FETかワークショップか自身が所属するバレエでの収入。

FETとはいわゆるお祭りのことで、結婚式や記念日や祭典などをさす。
FETのオーガナイザーは前もってミュージシャンに連絡して当日の演奏を要請する。
ミュージシャンはその日開いている他のミュージシャンを確保し、当日太鼓をもって皆ででかけ、そのFETの内容に応じて演奏するといった感じ。

結婚に関するFETはディンバドン・サフナマロ・ディアラバン・マリアージと4つあって、それぞれ別の日に行われる。演奏されるリズムはソリとかマンジャニとかジャーとドゥヌンベ関係とか同じなんだけど、祭りの趣旨がちがう。
花嫁の母親がオーガナイズするもの、花嫁の友達がオーガナイズするもの、など同じダンスパーティでも集まってくる人が違うのだ。

FETによってはミュージシャン達も稼ぎになるので、大きいFETは皆気合が入る。



ファムドゥメゾンにはそんなミュージシャンやダンサー達がしょっちゅう顔を出して、ファムドゥ師になにかしら相談したり、WSの計画を話したり、次のFETのメンバーを集めたり、日々お互い情報交換をしているのだ。




シンバヤにはジャンベの工房もいくつかあって、それぞれ活気がある。

木を削って皮を張るところまで一人の職人が行う場合ももちろんあるが、生産量の大きい工房だとジャンベのメイクは細かく分業されている場合もある。
各工程に専門の職人がいるってわけだ。

木を削る職人、リングを作る人、ロープを通す人、BODYに装飾を施す人、かわを張る人という具合。

その数ある分業スタイルのジャンベメイクで、装飾彫りと総仕上げに定評があるのが、ライ・コナテ。彼はファムドゥ師の娘クラコさんの旦那であり、もともと木工家具職人出身。その技術を駆使して、ジャンベの装飾彫りでは実力のある有名な職人さんだ。
彼はジャンベの木の見立てからリング、ロープまでをディレクションし、最後に自分の道具で芸術的にいれた装飾彫りのジャンベに皮を張る。
写真がないので見せられないが、できあがりは本物。値段も高くない。
さすがファムドゥ師やママディ・ケイタ師も発注するだけある内容だ。

(沖縄の将人と東京のソウヤがいくつか持って帰っているので、ほしい人は直接問い合わせてみたらいいと思う)







そんなシンバヤのミュージシャン達(特にHAMANA地方出身の)の最近のもっぱらの話はダラモンについてだ。

ダラモンとは5月に行われる1年で一番大きなHAMANA地方のお祭り。

最初の村で3日間、次の村でも3日間といった具合にHAMANA中の村をミュージシャンやダンサーやグリオが移動しながら行われるもので、全部で約1ヶ月の超大規模なものらしい。

普段村にいないミュージシャン達もこのときばかりは帰ってきて家族とあったり、村の若手演奏者が1年間の練習の成果を見せたり、太鼓たたきにとっても一年のハレの場。相当気合が入るらしい。

HAMANAの真髄ドゥンドゥンバも最高規模で行われるらしく、ミュージシャン達はここで弾けずどこで弾けるとばかりに叩きまくりの1ヶ月だそうだ。



うう、


いきたい!


行ってみたい!!!



みんなが興奮して話すので、HAMANAのミュージシャン達がいかに楽しみにしているかが超伝わってくる!



次くるときはダラモンにあわせてこよう。