ファムドゥWS無事終了 | Keyaki

ファムドゥWS無事終了

昨日、ファムドゥ・コナテのWSが終了した。

最終の午後のクラスは、それまで2チームに分かれて行っていたワークを統合してやった。太鼓を叩かずに、写真を撮っている人が多かった。

なんだかこれで最後かと思うと結構感慨深いものがあって、ワーク中にも関わらずウルっときそうになった。
皆同じ気持ちだったようで、喋らなくてもそれが伝わってくるようだった。
皆それぞれ苦労があったはずで、それが理解できるし、それをお互い無言で(気持ちの中だけで)ねぎらっているようだった。
クラスの最後にはファムドゥファミリーが「ありがとう、元気でね、さようなら」って意味のリズムを皆で目を潤ませながら合唱し演奏してくれるもんだから、感極まって皆目を赤くしてた。

WSはファムドゥの言葉で閉められ、皆はなにかやりきった感で充実していたようで、お互いとても清清しい気持ちで握手し、ハグしあった。

ニジェール川をゆっくり思い出に落とし込むように眺めたら今まで目に入らなかった建物や舟が見えて、景色がまたいつもと違って見えた。
上を見ると薄いピンクの雲がかかる夕暮れで、「あぁ久々に空を見上げた」と思った。

周りにいる人たちが急に愛おしく思えた。






思えばいろんな気持ちになったこの一ヶ月だった。

日本を出て一人で知らないところへ乗り込む漠然とした不安。
言葉がわからないためにコミニケーションがとりきれないこと。
そのため殻に閉じこもりそうになったこと。
その都度助けてくれたり気にかけてくれる人がいたこと。
自分がなんでここにいるのか自問自答したこと。
本当にそれになりたいか何度も自分に問うたこと。
未来を鮮明にイメージしたこと。
土台をつくる基礎工事だと気づいたこと。
2週間目に開き直って、日本語でもジェスチャーでもなんでもつかって伝えまくったら以外に伝わったこと。
自分でいっぱいいっぱいだったので他の人の事まで考える余裕が無かったこと。
ワーク中、自分よりうまいやつがもてはやされて嫉妬したこと。
ワーク中うまくファムドゥ師匠とコミュニケーションできず、悲しいと思ったこと。
その都度自分の目的をはっきりさせる必要があったこと。
ギニアンのSTAFFや現地のマリアンが「きやき~」と声をかけてくれるのが嬉しかったこと。
最終的に皆に、「お前はコメディアンになれ」と言われたこと。





いつだって振り返れば全ていい経験になるのは間違いないけど、乗り越えている最中ってのはゴールがいつくるかもわからないで荒れた海を泳いでいるようなもんだ。
波の高低差が高ければ高いほど自分の小ささや器が鮮明にさらけだされて、そしてそんな自分を余計な知恵やプライドが邪魔してなかなか受け入れられない。本当にやっかいだ。これが壁ってやつだろう。

出来ないことはできない。知らないことは知らない。
いつでもあるがまま。そのままの自分の器を自分で認めて、無理せず出来ることをしながら広げていけばいいんだ。
他人と比較したりせずに。




次はいよいよギニア。明日の朝5時にファムドゥファミリーと一緒にBAMAKOを発つ。

首都コナクリに滞在し師匠を見つけて直接交渉し、住み込みで毎日レッスンを受ける。
これからの土台となる本格基礎工事だ。
リズムの感覚とグルーブをしっかり自分のモノにする。
もがくもがくもがく。
何がなんだかわからないうちはもがいて吸収して租借して飲み込んでたまに容量オーバーで嘔吐してまた飲み込んでの繰り返しだ。

これからが修行本番。しっかりした土台をつくり、大地に根付かせる為にきっちりとみっちりと太鼓まみれ音楽まみれのより濃厚な1ヶ月半を過ごす。


さぁ2ndステージの始まりだ!






昨日、同じ東京の音楽仲間のソウヤとその彼女のユキちゃんと会った。
彼らも音楽修行にBAMAKOに来ているが俺と一緒にギニアに行く。
そしてその3時間後、WSから帰るとVILLAの前にバンド仲間の中村パパとイッシがいた。そのあとガッシュも到着。いきなり居酒屋の雰囲気でまるで東京に戻ったようだった。

イクヨ、ガラス球うけとったよ。ありがとう!