ママディ師への質問
ワークの最終日、受講生達がママディ師に自由に質問できる時間があった。
皆、様々な質問をしている。
・この曲の意味は何か?
・ジャンベの精神性は?
・叩いていて気をつけるべきところは何か?
などなど。。。
俺も手を上げて質問させてもらった。
Q1、ジャンベは今や世界中に浸透しています。その上で危惧することはありますか?また、良かった面や希望をもつところはどこですか?そしてあなたの今の夢はなんですか?
ママディは静かにゆっくりとこう答えた。
「一つ目の危惧している面から答えよう。
いまやジャンベは世界中に輸出されている。
それこそ大量のジャンベが毎日輸出されている。
つまりそれは大量の木が切り倒されているということだ。
ジャンベを作る為に木を切ることは大変神聖で儀式を要する。
選ばれたジャンベになりうる木しか切ってはいけないのだ。
自然の中にある木を切ることは自然を頂くことだ。
私達は自然(地球)から頂いたものを叩いている。
だから叩く音は自然そのものの音だ。
その自然の木が大量に切られることは危惧している」
「2つ目の希望の話。
いまやジャンベが世界中に普及した。そのおかげで、私達の文化の歴史に光があたった事は大変喜ばしい。
多くの伝統の歴史の中でいまも脈々と我々の音楽は受け継がれ伝えられている。
ジャンベをはじめて我々の文化を知ってくれた各国の人々、どうかあなた達も個々の文化や伝統の守り手になってほしい。
そして大切なことを伝えつづけてほしい」
「最後に夢の話だけど。
私には一つだけ夢がある。
世界から武器を製作する必要がなくなる事だ。
そういう時代が来ることが私の夢だ。
武器が必要なくなったときに、初めて本当の平和というものが訪れる。
ジャンベは世界の国境を無くし、人の垣根を超え、心でつながれる音楽だ
もしかしたらジャンベが平和をもたらす一つの要因になりえるかもしれない。
自分達が生きていない次かまたその次の世代かもしれないが、平和がおとずれるひとつのきっかけにジャンベがなることを期待する。
私は今回のツアーで一つ、本気で考えていることがある。
それは世界中の人たちと一緒に、平和の為にジャンベを演奏することだ。」