平々凡々のぼちぼちいこか ~直腸がん闘病記~

平々凡々のぼちぼちいこか ~直腸がん闘病記~

平凡こそ幸せであると思っていたのに、ある日平凡でなくなった。


2012年9月に直腸がんの告知を受ける。
その後術前放射線・抗がん剤治療を受け、2013年2月に直腸摘出、オストメイトとなる。
2013年9月術後の化学療法治療中に骨盤内に再発。
2014年6月HIPECを受ける。

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           皆様へ


 平々凡々の妻です。とても、とても悲しい出来事がありました。(涙・・・)

昨年12月31日午前2時20分、ブログの筆者であります夫、(平々凡々)は息を引きとり、天国へと旅立ちました。(涙・・・)


 1月2日通夜 1月3日告別式が仏式にて執り行われました。

新年早々、雪が舞い寒かったですが、たくさんの先生方、生徒の皆さん、保護者の方等、夫のために会いに来てくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

 生前、職場復帰を目標にがんばって参りましたが、癌のスピードにはついていけませんでした。ただ、最後の最後まで、痛みと闘い続け、よくここまで頑張ったなと夫をそばで看ていて、感服しました。主治医もこんなに頑張った人は、今まで見たことがないねと言ってみえました。


 11月初旬に、夫が家族との時間を持ちたいとドクターに伝え、退院許可がでましたが、腹痛と吐き気が襲ってきては、薬で抑えているという状態が続きました。

 自宅では往診のドクターに数回点滴をしてもらい、週1回大学病院に通っていました。

家族で過ごせる時間がとれたのは良かったのですが、日に日に強い痛みと吐き気が増してきて、子どもたちもお父さんの介護を手伝ってくれました。苦しい姿を子どもたちに見せることになりましたが、自然に寄り添う姿が見られました。

12月21日には、突然夫が「12月末まで、もつかわからない。明日になったら声がでるだろうか?」と言いはじめ、すぐ携帯をとり同僚の先生に、最後の感謝の気持ちを涙ながらに伝えていました。次に両親も呼んで感謝の気持ちを伝えてました。その後は、かなり疲れた様子で眠っていきました。翌日も痛みが増すばかりで、昼から大学病院へ行きたいと強く希望をしたので連絡をしたら、何とか空きがあり個室に入ることができました。夫も安心したようです。12月24日はクリスマス・イブなので子どもたちと私とで思い出の写真をレイアウトして色紙におさめ、夫にプレゼントしました。またクリスマスケーキもたくさん食べ「おいしい、おいしい」と最後まで味わっていました。12月25日から子どもたちといっしょに寝泊まりしながら夫の介護をしました。この日の夜から強い薬を入れられたようで、幻覚症状がおきてしまい、眠る時間が増えてきました。日に日に意識がなくなり、息が浅くなり逝ってしまいました。(涙・・・)


 ブログの皆様には、温かいお言葉をいただき、励まされておりました。また皆様との情報交換も日々楽しみにしていた夫です。私もそばで、子どもと一緒に笑ったり、語り合いながら有意義な時間を過ごさせていただきました。皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 私は夫の事務処理をしながら(なかなか終わりませんが・・・)仕事復帰となりました。

子どもたちを支えていかなければならないので、不安で、頼りないですが、ぼちぼち前へ進んでいけたらと思っています。ブログの皆様に感謝、夫の職場の皆様にも感謝です。(涙・・・)


このブログは、子どもたちもゆっくり読みたいと言っていますので、残させていただきます。今日までありがとうございました。ブログをはじめて打ちましたが届いていますか?パソコン苦手な私です。途中消えてしまったりと大慌てしました。皆様へのご連絡が遅くなってしまい申しわけございませんでした。

  

 お見舞いのプレゼントや、年賀状等、お心遣いをいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 皆様のご快復を祈っております。

                           

                               平々凡々の妻より