私にとって80を過ぎる親の介護は有難いことにまだ元気だが、そう遠くない未来。

親が亡くなった時の実家の片付けを意識する人も多いだろう。

できれば本人の判断が付くうちに片づけておくのがいいのだが、

自分自身の問題と違うところが難しいところだ。

 

一番彼女達の片付けの壁となっているのは「思い出」。

そう、こんまりメソッドなどでも、片付けの最終段階として「思い出品」が一番難しい片付けとなっている。

 

しかし彼女達にとってはすべてのものが「思い出」カテゴリだ。どれも人生の一部になっていて捨てられない。

ましてや戦後で物がない時代に生きてきた人たちなので、明らかに不要なものであっても簡単に物を捨てることに抵抗もある。

 

だから(老人に限らずではあるが)、特に親のケースは相手の生きてきた時代や物への感じ方を慮って相談して決めなければならない。彼女達に共通して認識が薄いのは、本人が亡くなっても物は勝手に消滅してくれはしない現実だ。

残された人たちがその後始末をするのだ。

 

どれだけの労力や時間お金がかかるかということを説明しても母曰く「それが親孝行じゃないの」とか。しかし後始末する子ども側にしても親の思い出品を処分していくことは気持ちの面でもしんどいこともあると思う。

 

色々悩ましいところではあるが私の進捗はこんな感じ

●引継ぎ品(貴重品)

抵抗なく親から引き継げるものは早めに引き継ぐ。

本人が大事にしていたけどもう使わない貴重品はありがたくいただくことにした。

先日母は「もう今となっては欲しいものなんてない」んだと。そしてもう使うこともないからと時計と宝石類やバッグを引き継いだ。以前は関係ないわと思っていたらあら不思議、時計はベルト色を変えたら使えそうだし、有難いことに指輪のサイズもぴったり。いつのまにか似合う年齢になっていたのね(笑)。

何より、大切な人から思い出品をいただくというのはブランド物でなくとも素敵なことだと思う。身に着けるものなら猶更、その人が亡くなっていなくても、いつもそばにいて応援していれているような気になった。しっかりその気持ちを親へ伝えて引き継げるものは大切に引き継ごう。

 

 

●保留品(貴重品?)

私の家の場合だと茶道具やら着物やら。どんだけ集めてるんバブル期にという量。

もし引き取り業者に出しても着物1枚30円とか。。。ひどいもんです。

日本文化として引き継いであげたい気もするが私自身今そんな熱量はない。

鉄瓶なら毎日白湯を沸かして使用するのもいいなとか、着物をクッションやワンピースにリメイクすることも考えたが時間的余裕がない人にはめんどくさすぎる。しばらくは置き場に困るだろうなぁ。

 

●大型品

一番やっかいなのが大型家具。

親と趣味が合わないとたとえ高価な家具だったとしてもあまり引き継ぎたくはない。リサイクルに出すにも運べない。引き取り業者に頼むと何万もかかってしまうとか。親が生きているうちはもちろん手が出せないが、自分もそうだがそもそも大型品を買う人は解体ができる物を購入するとか、その後のことも考えて買って欲しいと思う。(そして自分事としても、物を動かせる60代頃には暮らしを小さくしていく工夫も必要だ。)

 

●スクラップ品

捨てるべきだが捨てられない(もったいない)物。

これは生前に理解してもらえるなら処分しておくほうが無難。なんせ数が多いので子供が処分するにはそうとうな時間や労力が必要だから。

遺留品整理という業者へ一気に任せる手もあるが、これもお金もかかるし、貴重品等はしっかり事前にチェックしておいたほうが無難。

現時点で生前中捨てられないなら、保管部屋を一つ作っておいて、現在の生活に不要なものを全てそこへ納めておくと、残りの部屋へは必要なものだけが残り、本人が物に埋もれることなく生活しやすくなります。

 

 

以上、まだまだ思案のしどころばっかり。

親といえど人の生活に介入するのは難しいことですね。でも基本は相手の人生だから本人が嫌がることはしないのが鉄則です。

さりげなくわかってもらうコツは、片付くと生活がしやすくなる、身軽になる等を実感してもらうこと。

あなたの実家はどうしてますか?

お互い試行錯誤しましょう(笑)