昨日、髪を切ってスッキリしてきました~キラキラ



…といっても、バレエレッスンがあるので

あまり長さを切るわけにはいかず、

全体のボリュームを軽くしただけ、なんですけどね。



そして昨夜はバレエの先生&友人と美味しいゴハン。

先生のバレエ歴とか、バレエに対する考え方はもちろん、

これまでお伝えできずにいた

「先生のレッスンのどのへんがスバラシイのか!」を

しっかりお話しすることができて、良かった良かったテレ



大人になると、こうやって、

先生という枠を超えて(もちろんレッスン時はお互い切り分けます)

「同じ大人」として友情も築くことができるのがいいですよね。

大人になって、よかった~顔文字

…と実感するのは、こういう瞬間。



さて、昨日に引き続き、レポートまいります!



12月19日(土)@東京文化会館


シルヴィ・ギエム×アクラム・カーン・カンパニー

『聖なる怪物たち』

  Sacred Monsters


NBSによるYou-tube動画はこちら↓

動画はここをクリック



アクラム・カーン氏はインドの古典舞踊・カタックを学んだあと、

コンテンポラリー・ダンスの世界に出会い、

「コンテンポラリー・カタック」と呼ばれる分野を生み出した

ロンドン出身のダンサーです。

これまで、シェルカウイとの「ゼロ度」、

女優ジュリエット・ピノシュとの「In-I」などで来日しています。



偶然テレビでその踊りを観たシルヴィ・ギエムは

彼にほれ込み、自らコンタクトを取って、

ふたりで共作・共演する「聖なる怪物たち」という作品が

生み出されたそうです。

(それぞれのソロパートに対しては、別々の振付家も参加しています)



お互いの生い立ち、プロとして成功するまでの心の葛藤、

成功したあとも感じた心の葛藤、乗り越えるきっかけ…など

多くを言葉で語り、動きながら作り出された作品で、

■言葉を語るシーン

■身体で語るシーン

のふたつで全体が構成されていました。



金色の小さな鈴を足首に巻きつけ、腕をくねらせながら、

非常に素早くて細かい動きで舞うアクラムの踊りは

思わず、ココロが一体化してしまい、高揚感を感じるものでした。



とても美しい音楽が使われていて、

その盛り上がりに沿って、時に激しく、時に静かに

うねるようなリズムに全身を乗せて踊るアクラムには

どこか、祈りをささげるような美しさがあって、

見ていると涙が出てしまうほど祈る



シルヴィの踊りも、その身体的特徴をたっぷりと使い、

いわゆる「クラシックバレエ」的な動きではないものの

それが生かされる形の動きが多くて、

美しいシルヴィ・ギエムをじーっと見ることができました。

美しいつま先、美しい腕の運び、美しいパへの以降、美しい表情。

この人はやっぱり特別な人だと、

普段観ているときよりも、敏感に感じ取りました。



なんでだろう?



たぶん、この作品が非常にパーソナルな内容だったから。

クラシックを踊るときのギエムは、何か役を演じているし、

コンテを踊るときだって、その音・振りのなかに没頭している。



でも、この作品でのギエムは――シルヴィのまんま

自分自身そのままで舞台に立ち、

そのままをまっすぐに観客に伝えるべく踊ってる。



そんな気がして

これまでにないほど、シルヴィ・ギエムを身近に感じたのでしたテレ



その理由のもうひとつは、台詞の存在もあります。

ふたりの台詞にはアドリブも多く、

掛け合いの中には「くすっ」と笑ってしまうような

コミカルな面も多いのが印象的でした。



漫画「ピーナッツ」(「スヌーピー」です)に出てくる、

おしゃまなサリーちゃんに共感してたと語るシルヴィ。

豊かな髪をもつインドの神を踊るのに、

自分の髪が薄くなったことに悩んだと語るアクラム。



※ダイアローグの内容はNBS特別サイトで読むこともできます

「聖なる怪物たち」公式



台詞として決められたものではありますが、

もともとは自分の心のなかから出てきた言葉を台詞化したものなので、

彼らの言葉はとても自然で、正直なものとして伝わってきました。

すばらしい言葉も多く、笑いながらも、感動的で

最後には、彼らの秘密を共有した仲間のような気持ちになったほどsei



そして、それぞれのソロ、それぞれの台詞のあと、

最後にふたりが絡み合う美しい踊りが披露されます。

これまで様々な悩みに苦しみ、それを乗り越えながら生きてきたそれぞれが

まるで、互いの出会いにより救われたかのようなダンス。

ふたりがひとつになり、羽ばたきはじめる、感動的な踊りでした。



わずか1時間半の舞台でしたが

拍手はいつまでも鳴り止まず、5回もカーテンコールがありました。

ここ1年、多くの舞台を観てきましたが、

もっともダイレクトに私の心に響いた作品だったようにも思いますキラキラ



お願いだから、再演を!インコ




さて、今日はこれからいろいろDVDを楽しみます。

そして100文字レビューの準備に取り掛かりま~す。



明日は2つもバレエレッスンを受ける予定なので、

とてもとても楽しみ。

VIVA!Winter Holiday !


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きいのバレエとゴハン帳


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さて…ここから数日にかけて、続々とアップいたします!


まずは、すでに遠い記憶となりつつある、

マリインスキー・バレエのガラ公演(最終日)レポから。



12月11日(金)19:00~

マリインスキー・バレエ

オールスター・ガラ


この日は会社をドタバタと抜け出し、

東京文化会館へと出かけてまいりました。

(しかも、見終わった余韻もそこそこに会社へ戻りました…)



演目はこちら。



■シェエラザード

ディアナ・ヴィシニョーワ、イーゴリ・コールプ


■シンデレラ(第2幕のパ・ド・ドゥ)

エフゲーニヤ・オブラスツォーワ、ミハイル・ロブーヒン

※ラトマンスキー版


■ロミオとジュリエット(バルコニー・パ・ド・ドゥ)

ヴィクトリア・テリョーシキナ、エフゲニー・イワンチェンコ

※ラヴロフスキー版


■チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ

アリーナ・ソーモワ、レオニード・サラファーノフ


■瀕死の白鳥

ディアナ・ヴィシニョーワ


■ザ・グラン・パ・ド・ドゥ

ウリヤーナ・ロパートキナ、イーゴリ・コールプ


■海賊(組曲)

ヴィクトリア・テリョーシキナ、ダニーワ・コルスンツェフ、

ウラジーミル・シクリャーロフ、エフゲーニヤ・オブラスツォーワ


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今回、マリインスキーの公演を観てきて

「若手ダンサーの成長ぶり」にぞくぞくしてまいりましたが、

最後に観たこのガラでは、

ベテラン勢の底力をじっくりと堪能させていただいたように思います。


とくに、ヴィシニョーワとロパートキナ



「今さら?」という感じはありますが、

このガラを通して、ますます彼女たちの踊りに

心惹かれるものを感じましたポワント



私はこれまで、ヴィシニョーワは華やかで強いイメージばかり

抱いてきてしまっていました。

観た作品が全幕だと、オーロラとオデットだったのですが、

彼女が踊ると、とても強い個性が引き立つ役柄です。



でも今回、

「シェエラザード」のゾベイダ役と

「瀕死の白鳥」を踊る彼女は、かなり面白かったですsei



この2つの演目はムードも大きく異なるものの、

なぜかヴィシニョーワが踊ると、

ひとりの「オンナ」の人生観が

色濃く強調されるのがすごく面白い。




まず、念のため「シェエラザード」のあらすじを。



【大まかなあらすじ】
ハーレムの王・シャリアールの愛妾ゾベイダは、

王が狩りに出かけた隙に、男奴隷たちを誘い出して宴を開く。

彼女はお気に入りの「黄金の奴隷」に抱かれるが、

やがて戻ってきたシャリアール王はゾベイダの裏切りを見て

奴隷たちを皆殺しにする。

彼女も命乞いをするが、最後には自ら命を絶つ。



もともと、この物語において、

彼女は「黄金の奴隷(コールプ)」を愛しているのかどうか?

というのは、ひとつの見どころだと思います。



■離れがたい運命を感じるほど、愛しぬいているのか

■この男がどうしてもほしいわ、くらいの激しい恋情なのか

■ちょっといいわね、くらいの一時の恋情なのか

■ウサ晴らしをできる相手なら、誰でもよいという程度なのか



ダンサーの性質によって、

このあたりの感情はかなり異なるなあと思います。

ヴィシの役づくりは、もちろんとても妖艶なのですが、

刹那的な性格と、

同時に強い「意志」を感じる女性像でもあり、

そのアンバランスさが魅力になってたように感じます。



幕が開いて最初のころはずっと

「こんな生活、もうウンザリ。王様がいないときくらい、

思いっきり派手に遊びたいわね。

そういえば、黄金の奴隷って、いい男だったじゃない?

彼を連れてきて。私のものにしてみたいわ」

…的な(昼メロみたいでゴメンナサイ)

かなり享楽的で奔放な性格


でも、黄金の奴隷(コールプ)と踊る最中は、

相手に身をゆだねるというより、

お互いに駆け引きを楽しんでいるような、
相手を落とすことに興味があるとでもいうような…

衝動ではなくて、冷静な計算・駆け引き・勝負という言葉が

似合う性質が見えてきました。


でも最後に自害するシーンでは、急に表情が一転。

王に命乞いはするものの、

なにかを吹っ切るかのように、潔い死に様を見せます。



ただ、それも彼への愛ゆえ、というよりは

おそらく自己愛の部分もとても大きいです。

「あたし、そういえば、そんなに悔いはないわ」っていう。



いろんな顔を持つゾベイダで、

いったいどれが本当の彼女なのか分からない。

でも、実生活でも、オンナってそういうもんですよねテレ

自分でも自分がよく分からないときってありますし。


だからこそ、ヴィシニョーワのゾベイダ像には

すごく、しっくり納得できるものがありました。

過去、別のダンサーの「シェエラザード」を見たときは

単なる昔のおとぎ話に見えたものですが、

ヴィシニョーワのそれは、とてもとてもリアルひらめき

納得したし、見ていて「いい女なんだろうなぁ」と思えます。


ものすごい自分勝手で自由。

でも、それだって、納得づくで選んだ結果。

だから、ひたすら、胸を打たれる。

ぜんぶ自分の意志でもって、

生きたいように生きて、死にたいように死んだから。

久しぶりに、心がザワザワした

「シェエラザード」で、しょっぱなから興奮しっぱなしでした。



そして、その気分のまま、「瀕死の白鳥」へ。

なにもこんなに正反対な演目を選ばなくても…と

最初は思ったのですが…



この白鳥もまたスゴイうさ。



ロパートキナの白鳥をここ数年は主に拝見してきて

基本的に「死にゆく静謐な時」を刻む踊り

頭のなかに残っています。



でもヴィシの白鳥はなんていうか…

ジタバタしている白鳥



「ぜーーったい死にたくない」

「なんで死ななきゃいけないの」

「この私が死ぬわけない、やり残したことがあるもの」

「やり残したこと、なにがあったかしら…」

「…ああ、でも私、悔いはそんなにないわね」

「そっか、なら死んでくのなら、悪くないか」


モノローグをつけるとしたら、こんな感じでしょうかにゃ



静謐ではなく、すさまじい死に様の白鳥なのですが…

心の葛藤がそのまま生身のカラダに写し出されて

私は、これまで観たどの「瀕死の白鳥」より感動してしまいました祈る


この一見、正反対に見える、ふたつの演目から

ヴィシニョーワの踊りって、

現代を生きる私たちの心には

とても理解しやすい感情として表現してくれているように感じます。



どうしたって、欲深な。

どうしたって、我侭な。



手に入れたいものを、どうしてもほしいとねだってしまうし、

憎しみや、怒りや、欲望や、

にごった感情だって、向き合わなきゃやっていけない。

その気持ちを誰かにゆだねるのではなく、

時には自分だけで抱えながら、

自分が納得できる道を選び取る強さが必要とされます。



それができている女性の姿を

舞台のうえにさらけだしたこと。

これが、本物のヴィシニョーワか!と、

あらためて新鮮な驚きを感じました。



普通、ゾベイダはともかく、「瀕死の白鳥」を

生身のオンナの生死として踊りぬく

なんて、なかなかやろうとしないと思うのですよ。



すごく怖い賭け。



でもヴィシニョーワはそれを等身大でやりきることで

「ちゃんと生きてる? 私は生きてるよ」

と、すごくリアルにこちらに語りかけてきたような、

そんな気がしたのでしたカピバラ



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で、もうひとつ、ギャップがあって面白かったのは、やっぱり

ロパートキナの「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」



【ザ・グラン・パ・ド・ドゥとは…】


ある瞬間から「女性上位」で「女性を立てる」バレエに

納得がいかなくなった男性パートナーが、

自分ばかり目立とうと暴走し始めて、

それに振り回されるバレリーナ。

そのうちにバレリーナもだんだん腹を立てはじめ、

しまいにはお互いが「自分だけ目立とう」合戦を始めてしまい、

しまいにはパ・ド・ドゥ全体がわけもわからない

めちゃくちゃなものになってしまう…という

コミカルな振り付けのパ・ド・ドゥです。



このロパートキナの可愛さったら、もう!キイロイトリ ハート


ぷんっとふくれっ面をしてみせたり、

相手役のコールプをだましてニカニカ笑ったり、

全身で楽しんでいる様子が全開!



すばらしいテクニックあってこその「おふざけ」なのですが…

この彼女には、ますます惚れてしまいましたsei



昔から、

多くのすばらしい小説家がシリアスで重い長編を書く一方で、

徹底的に笑いを取る方向に走ったエッセイを書く傾向があります。



繊細な神経の天才だからこそ、

こうやってバランスを取るものなのだと思いますが、

ロパートキナのこの演技もまさにそれ。



細やかな腕の羽ばたきで、美しい白鳥を踊るそばで、

はりつめた神経をゆるく解きほぐす「遊び」のような作品。

ですが、遊びだからこそ、真剣に、徹底的に作りこんでいる様子が伺えて、

その職人技には脱帽です。



しかも、この日は楽日だったので

カーテンコールも大盛り上がりだったのですが、

ちゃんと幕が閉じる最後の最後まで、

ロパートキナはこの役柄(っていうかキャラ?)を引きずって

くだけた姿を見せてくれたのでした。



役者・ロパートキナはコメディもいけます*>∀<*

ということを、教えてくれました。

いやはや、すばらしい。


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やっぱり長文になってしまいましたが、

このガラでは、ヴィシニョーワ&ロパートキナのスゴさを

あらためて感じられた舞台でした。



もちろん、若手ダンサーたちも大健闘!



とくに、先日も書きましたが

テリョーシキナの踊りには目を見張ります

美しいカラダと、安定感のあるパ、しなやかな表現力…

どれを取っても、すばらしい存在感でしたau



当初「大人っぽすぎやしませんか??」と思われたロミジュリも、

軽やかに、丁寧に踊りこんでいて、すごくさわやかなジュリエット。

(ま、全体的に大人~~~ではあるんですけど)


絶対にハマり役だろうと予想されていた「海賊」は

予想をまったく裏切らない、すばらしいメドゥーラ!

なんであんな軸がぜんぜんブレないの!?と目を見張るほどで、

喝采の嵐でした~。



それから、オブラスツォーワの「シンデレラ」は

全幕ぜひ観たいです。

もともとヴィシニョーワのために振付けられた作品のようで、

現代に舞台を移した作品。

迷える孤独な魂の持ち主(シンデレラ)は、とても清らかで、でも寂しそうで、

それが王子に出会い、少しずつ、心をゆだねていく表現が

オブラスツォーワにもピッタリと合っていたように思います。



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久しぶりにレポート書いたので、意外に時間かかってしまいました。

ふーーーーー。

あ、でも昨夜はちゃんと寝たので大丈夫。

書きつかれて、布団に倒れて、いつの間にか寝てました…笑う



今日はこれから美容院→お買い物→バレエの先生&友人とゴハンです。

わくわく。長期休暇の最初の1日って、なによりも嬉しいですよねキラキラ



皆さまもどうぞステキな休日をお過ごしください。

いってきまーす。



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