さ、寒ーっ![]()
今夜は代々木にて
もともと同じ部署にいてお世話になった、
女性の先輩とゴハンを食べてきました。
今朝、雪の予報を確認したとき
「今夜ゴハンって大丈夫なのかな?」
と、ふと思ったものの……
大雪でも、どうしても予定をキャンセルしたくなかったほど、
大好きな先輩です![]()
お会いした最初のときから
ずーっと一貫して
「ものすごく話しやすい」女性です。
私より年上で結婚もされている方なのに
それをまったく感じさせずに
いつでも「なんでも話して」という雰囲気を
身にまとっています。
それに、驚くほど、好奇心旺盛![]()
海外ドラマも、音楽も、ファッションも、コスメも、
いろんなことに深い知識を持っているのに、
それでは飽き足らず、
「あなたの知ってること教えて」と
自分がご存知ではない世界についても
いつでも興味深々で聞いてきてくれる方です。
(もちろんバレエのお話も…)
「こんな話、ご存知ないし、興味ないのでは…」
と、おそるおそる話していたこともありましたが
いつもそれを受け入れる瞳はキラッキラ
と
「私の知らない面白い世界があるなんてもったいないわっ」
とでも言いたそうに輝いていたのでした。
大人の女性としてもあこがれるのですが、
もともと最初に「スゴイ」と感じたのが
仕事の面でした![]()
いつも、上記のような感じで
すごくフランクに接してきてくれるのに、
あくまで仕事の面ではきちんと
「上司であり、先輩であること」を意識させてくれる。
ただ単にフランクに接して仲良くすることは
誰にでもできると思います。
でも、ある一定のラインをきちんと引いたうえで、
「いつでも何でも相談してね」というスタンスを表現するのは
並大抵のことではないと思う![]()
私が心惹かれる人はいつだって
守るべき仕事のポジションはキープしつつも、
現状では飽き足らずに
自分の世界をもっともっと広げたくて、
自分の知らない世界をもっともっと見たくて、
楽しそうに、すごく柔軟に、
新しい人との出会いを恐れずに、
歩き回っているような人。
ある意味、すごく貪欲な人![]()
今夜はそんな先輩と一緒に
久しぶりに美味しいゴハンを食べて、
会社のこととか、恋愛のこととか、人生のこととか、
いろんな話で盛り上がることができました。
あまりに聞き上手な方なので
自分ばかり話してしまったのではと
少し心配になるのですが…。
美味しい食事も食べ終えてデザートのころ。
ふと、先輩の指に光る
美しい指輪
が目に留まりました。
その指輪は、
台となるリングのうえに
大きな花がそっと載せられた
繊細きわまりない美しい指輪
かつて、同じような指輪を持っていたものの
粗雑に扱ったせいで、
土台からお花の部分が取れてしまった経験がある私は、
先輩の指にはめられた指輪を見ながら
「このリングは、丁寧に、大切に
扱われているのだろうな~。
そういう気持ちのゆとりを持って過ごしたいものだ
」
などと、ぼんやり考えていました。
「カワイイですねー」という私の言葉を受けて、
先輩は「どこそこのブランドの指輪で…」とか
「同じもので黒も持っていて…」とか
いろいろ語ってくださっていたのですが
その言葉の途中で、おもむろに
「これ、あげる
」
ええええええええええええええ![]()
「そんな、そんな、もったいないです。
私じゃ、壊してしまいそうですよ。
そもそも、すごく(私からすれば)高価なものだし、
大事に扱っていらっしゃるし、
とてもお似合いなのに、駄目ですよ、そんな」
……と、繰り返す私を見て、先輩はにっこり笑って
「だって、頑張ってきた話をたくさん聞いたもの。
頑張ったご褒美に、あげる。
よく似合うし、大事にしてね」
と、きっぱり、おっしゃったのでした…
うわ~~~~~~~~~![]()
こんなふうなサプライズ、
思ってもみませんでした。
なんだか、まるで、
お守りをもらったような気分で
しばし、ぼんやりしてしまったほど![]()
先輩が別の部署に異動されてから現在までの
めまぐるしく慌しい日々が
走馬灯のように駆け巡りました。
「今このタイミングですごいお守りをいただいた」
という気持ちになって、
でもうまく言葉にできなくて、
ただひたすら「ありがとうございます」と繰り返していました。
帰り道。
寒い寒い、駅のホームで
降り積もる雪を見ながら、
なんだかひどく幸せな気持ちでした。
私はこんなふうな大人になりたいのだ。
具体的に「モノをあげる」という行為は
あくまで気持ちをあらわしたもので、
たぶん、具体的なモノがなくたって
私は同じように感じていたと思う。
具体的なモノであることもあれば、
具現化されないモノであることもあると思うけれど、
一緒に頑張る(頑張った)仲間に対して
「頑張ったね」とねぎらいの言葉をかけ、
誰かの心を震えさせるほどの感動を
きちんと伝えていけるような大人でありたい![]()
もう十分に「大人」と呼ばれる年齢だけど、
まだまだ私にとっての「大人」は未来にあって、
そこを目指して進んでいきたいと思えることが
なんだか、ものすごく嬉しい夜なのでした。
山手線のレールの上に雪が降り積もる
寒い寒いホームに立っていたとしても、
なんだか今日はものすごい
幸運のチャーム
をもらったような気分です。
もう指輪を壊したりしないように、
丁寧に毎日を過ごしていこう。
大事な人たちに、きちんと会って、
大切ですと伝えていけるようにしよう。
そして、あわただしい日々のなかで
一部失ってしまったように感じている
私自身というものを取り戻していこう。
それはたぶん、
丁寧な生活の真ん中に残っていると思うから![]()


