年末らしい年末で、すっかり追われてます
仕事が忙しいのは変わりがないのですが…
連日連夜、友だちや同僚、仕事関係の人との飲み会が
めいっぱい詰まっていて…
ほぼ1週間、バレエ踊れてません![]()
かなしいよ~~~~~~~![]()
くやしいよ~~~~~~~
以前から「飲もうね」と話していた方々との飲み会が
すべて11月末~12月中旬に詰まってしまい、
それがない日は夜更けまで仕事で大忙し![]()
先日に至っては、疲れがたまっていたせいか、
珍しくひどい二日酔いに悩まされ、
二日酔いかと思ったら風邪までひいていたという始末。
は~。バレエに行きたい…![]()
踊りたい踊りたい、
お酒はもういいから、踊りたい!
会社の同僚・後輩も「バレエ行けてますか?」と心配していて
(なかには仕事上、外せない飲み会もあったりしたので)
「なんなら午前中、行ってきてくださいね」
と優しい言葉をかけてもらったりしてました
明日は、ピアノを聴きに行く日なのですが、
夕方は絶対、絶対、絶対に
バレエのレッスンを受けてこようと思っています![]()
来週も飲みの予定が詰まってますが、
なんとか週2回は確保したいところ。
そしてバレエのためにも、深酒は絶対しません!(宣言)
さて……
いつも死守している金曜夜のバレエにもいけなかったのは
こちらを(珍しく平日夜に)観にいったからなのでした↓
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マリインスキー・バレエ
「白鳥の湖」
by ウリヤーナ・ロパートキナ
なぜ珍しく平日夜に行ったかというと、
もちろんロパートキナを観たいからにほかなりません。
私が現在の女性ダンサーのなかで
いちばん敬愛する、憧れのロパートキナ![]()
たぶん現在ある彼女のDVDはすべて持っていて、
観るたびにぽーーーーっとしてしまうくらい、
立ち姿の美しさもさることながら、
人間的な魅力にも惹かれる部分があります。
彼女が踊るスワン・レイクのDVDも持っていますが、
何度観たか思い出せないくらい、観なおしていて、
そのたびにとても新鮮な感動があります。
子供のころから現在まで、スワン・レイクを観た回数って
かなりの数にのぼると思うのですが、
そのどれとも違う「ロパートキナのスワン」が堪能できます。
昨夜、その奇跡をあらためて拝見し、
あくまで私見ではありますが、
いくつか書き留めてみます。
■ロパートキナのオデット(2幕)
登場の瞬間から、白鳥としか感じられないオデットです。
彼女の身体的特徴である、長く細い腕をフルに使って、
白鳥の「大きなはばたき」「優雅な細い首」を表現します。
それ以上に彼女のオデットが素晴らしいのは
「白鳥に姿を変えられ、自らの運命とひとりで闘おうとしている姿」
を感じられるところ。
諦めて受け入れているわけでもなく、
ただただ悲しみに浸っているわけでもないように感じられ、
それは現在生きる多くの女性にとって、
すごく「わかるよ、それ!」と思える感情だと思います。
だから王子が登場したとき、
彼女はすぐに自分の心に正直にはなれず、拒みます。
だって、正直になってしまうと、すべてが変わってしまうし、
弱くなってしまうと思うから
それが少しずつ緩み始めるのが、パ・ド・ドゥのとき。
じっとり、ゆっくり、音楽を引っ張って粘るような踊りで、
オデットの感情が少しずつ高ぶっていくのを表現してくれます。
このパ・ド・ドゥは昨日もすさまじい緊張感で、
最後は、全身で一息つくかのように、愛を受け入れる
(でも、彼にすべてをゆだねるわけではない)彼女を観ながら、
観客全員が一体になり、
「恋心をなかなか受け入れられない姫」の心境を
追体験しながら、見守ることができたように思います。
また、そのあとに続くオデットのソロでは、
気高い姫が、今度は「王子と私で戦おう」と決意しているかのような
見事な気品とやわらかさでした。
■ロパートキナのオディール
オディールは一番、ダンサーの役作りが分かりやすいので
面白い役柄ですよね。
人によっては、妖艶さを一番出してきたり、
強いパワーを誇示してきたり…。
ロパートキナのオディールは、
「オデットの物真似を楽しんでいるオディール」であり
「真似をしてるので、なかなか粘っこい踊り」をしていて、
かなり「オンナっぽい感じ」に仕上がってるように見えます。
もちろん強くもあり、妖艶でもあるのですが、
それよりなにより「楽しそう」です(笑)
ことあるごとに父親のロットバルトに
(ウインクするかのように)目配せして、
白鳥のマネをするシーン(音楽が変わるところ)では
全身はのびやかだけど、手先だけはオディールっぽい部分が抜けない…
という細かい演技で魅せてくれます。
昨日は調子が悪かったのか?という噂も多いですが、
42回転のフェッテはすべてシングルで回りました。
このフェッテ、ロホやジリアンがトリプルまで組み合わせて
テクニックを披露する場で、
ロパートキナもDVDではダブルを混ぜながら踊っていました。
テクニックの披露、というより
ここの音が、途中でダブルを入れたほうが合わせやすいのですけどね。
あえてシングルで踊ったのか、本当に不調だったのかは不明ですが、
私は「この音で、ぜんぶシングルで踊るほうが大変だったのでは
」
とも思っています。
よく言われることですが、
「3幕のオディールが、2幕のオデットとあまりに違いすぎると、
それに王子が心惹かれるのはおかしいのでは」
という問題があります。
妙に妖艶すぎる「悪女なオディール」を踊ってしまうと、
「なんであんなピュアな女性に惹かれた王子が、
遊びでもなく結婚を申し込むほど、今度は小悪魔に惹かれるんだ?」
と、違和感が出てしまいます。
人は対照的なものを求めるものではありますが、
もともと王子が、オデットに惹かれた理由は
自分と同じように孤独な魂を持つ女性だったから。
王子が悩んでいなくて、単純にオデットを
「ピュアでカワイイなあ」と思ったのであれば違うのですが、
その理由が根深い悩みに基づいているだけに、
3幕でオディールが違いすぎると、ちょっと変。
ロパートキナのフェッテは、
たしかに音にズレそうになった部分はあったものの
32回をすべてゆっくりとしたシングル・ピルエットで回りきり、
ものすごく重みがあるフェッテだと思いました。
そして、それが重く、粘り気があればあるほど
(しかも余裕で回れば回るほど)
「あ、そうか、オデットの真似をしてるんだもんね」
と感じられるように思えるのです。
本来のオディールは、ダブル・トリプル織り交ぜて
キトリのようにハツラツと踊る女性なのかもしれませんが、
3幕にいるオディールはあくまで「オデットのふり」。
たしかに途中で足首が落ちる部分もあり不調を窺わせたものの、
そう考えると、私はあのフェッテ、
ロパートキナ自身にとっては、渾身の出来だったのではないか![]()
…とも思えています。
■ロパートキナのオデット(4幕)
私がいちばん好きなのは、この4幕のオデット姫です。
彼女の4幕は格別です。
私は絶対にハンカチ持参です(昨夜ももちろんそうでした)
ロパートキナのオデットは、オペラグラス持参必至![]()
ぜひ表情をじっくり観ていただきたいです。
登場したオデットは、気高いなかにも隠し切れない絶望をあらわにし、
王子の説得にもなかなか応じません。
あれほど、恋により弱くなることを恐れた彼女ですから、
ふたたび傷つくことは、耐え難いはずです。
王子の必死の説明を受け入れたころ、
ロットバルトが登場して、戦いが始まるのですが、
このときのオデットの表情が見ものです!![]()
「可憐な姫」というより、
王子と一緒に闘う、美しい戦士のよう。
自らも傷つくことを恐れず、
愛の力を信じて、仲間のために戦いぬくことを決意した
ロパートキナのオデットは、
凛として、このうえなく、美しい。
私はこの表情を観たときに胸がぐうっと詰まりました
日ごろ、私も「チームのために」と思って
必死で人と人との間をつないで働いているので、
運命を受け入れたうえで、勝つため(幸せを得るため)に
戦い抜こうと決めたオデットの姿に、
どこか羨ましさと、一方で憧れを感じたように思います。
傷つき倒れたオデットは、
王子がロットバルトを倒したあとに
再び、息を吹き返します。
吹き返したあと、幸せに浸るのが常ですが、
ロパートキナのオデットは
確かな勝利を、自らの手で手に入れて、
その喜びをかみ締めているかのように、凛としています![]()
なんてすごいオデットなんだろう…と、
しばらく立ち上がれませんでした。
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先ほども書いたように、どうも床が滑るのが
全体的に危ない箇所もあることはありました。
でも、それを上回る、すさまじい表現力で
忘れられない一夜を過ごさせてもらいました。
マリインスキー全体的には、
王子のコルスンツェフは安定した踊りを見せ、
繊細で大人なジークフリード像。
道化のポポフは若々しくてチャーミング。
大きく跳び回ってる最中の表情も実に楽しげでした。
コール・ド・バレエも美しく、
4羽の小さな白鳥の統一感に対し、
大きな白鳥たちのバラバラさが目立ったくらい。
(代役?と思うくらい、腕やら足やらバラバラ)
あ、あとは音が激しかったです。
ポワントの音はどうしても…という部分はありますが、
なんだか重量感がありすぎて、ドシンドシンという音が
ものすごかったのが「あれれ~~」とは思ってしまいました。
コール・ド全体じゃなくて、4羽くらいの数のときもすごい重量感…。
せっかく統一感は見事だったのになぁ、とちょっと残念![]()
次回はテリョーシキナの「眠り~」を観にいきます!
可憐な姫というイメージを、彼女がどう見せてくれるのか
ものすごく楽しみです
さて、今日はこれから家でバーレッスンします。
最近使っているレッスンDVDについて、
次回は書いてみますね~~~![]()
ではみなさま、よい日曜をお過ごしください。
追伸:
2010年6月に開催される
英国ロイヤル・バレエ公演にて
吉田都さんの出演が決定したそうです!!
私は「うたかたの恋」「ロミジュリ」は何が何でも観たいのですが
それが都さんだったら最高だな~~~
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/2010-1.html
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