先日、夜中に叫ぶように書いたチキン南蛮ですが

その後、無事に食べずに済ませましたうさ。


とはいえ、その後は飲んでばかりなので

結局のところ、消費カロリーは高めなのですが…。

お仕事の山場は本当に越えたので、お祝い気分です。


本日は、バレエにも行きましたテレ


私が足首を痛めていることをご存知の先生なので、

途中で「それだと足首痛くなるよ」とか「このタイミングでターンアウトして」

かなり細かく注意してくださったおかげで…

ようやく足首、痛まずsei


は~~~嬉しい!



そして、今夜はお家で大好きなDVDを観ながらのんびり。

バーを買ったおかげで金欠なので、

最近は新作を購入せず、自宅にある好きなDVDを

延々と観返しております。



今日観たのはこちら。


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アメリカン・バレエ・シアター

「素顔のスターダンサーたち」

(原題:BORN TO BE WILD)



きいのバレエとゴハン帳

(2002年/アメリカ)

発売:クリエイティヴ・コア

販売:コロムビアミュージックエンタテインメント



アメリカン・バレエ・シアターの4人のスターたちが

それぞれの故郷に帰り、その生い立ちを語りながら、

同時に彼らの魅力を引き出す作品を作り上げる様を

追いかけたドキュメンタリー作品です。

(最後には、4人による作品が踊られます)



ここでいう「スター」とは彼ら↓


■アンヘル・コレーラ


きいのバレエとゴハン帳

1975年、スペイン・マドリード生まれ。

ウリャーテ・バレエを経て、

95年にABTに入団し、翌年プリンシパル昇格。

現在、ABTで活躍しながら、

地元スペインにコレーラ・バレエ団を設立。




■ウラジーミル・マラーホフ


きいのバレエとゴハン帳

1968年、ウクライナ生まれ。

モクスワ・クラシック・バレエ団に入団後、

ウィーン国立歌劇場バレエ、

ナショナル・バレエ・オブ・カナダを経て、

95年からABTのプリンシパルとして活躍。

現在、ベルリン国立バレエ団の芸術監督。



■ホセ・カレーニョ



きいのバレエとゴハン帳


1968年、キューバ・ハバナ生まれ。

キューバ国立バレエ団、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団、

英国ロイヤル・バレエ団(プリンシパル)を経て、

95年、ABTのプリンシパルとして入団以来、

現在も活躍中。



■イーサン・スティーフェル



きいのバレエとゴハン帳

1973年、アメリカ・ペンシルヴェニア州生まれ。

ニューヨーク・シティ・バレエから

チューリッヒ・バレエを経て、NYCB再入団後、

97年からABTのプリンシパル。

現在、ノースカロライナ・スクール・オブ・ジ・アーツ

舞踊学部の学部長も務めながら、ABTで活躍中。



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全員、大好き!

なんて豪華なんでしょうひよざえもん びっくり



ただ、こうしてプロフィールを並べてみると、

なんだか「あれ?」と思う部分があると思いますn?*



なんだか彼らの経歴…長いですよね。

ベテランのダンサーなのだから当たり前ですが、

ABTに至るまでの経歴が、すごく長いのが特徴です。



なんとなくバレエダンサーというと


■オペラ座、ロイヤル、ボリショイ、ワガノワ…など

大きなバレエ団の付属学校に入学

(途中から、編入もあり)

■そのバレエ団の試験に合格し、

順調に階段を上って、プリンシパルになる


と真っ先に思ってしまいます。



でも一方で、コジョカルしかり、タマラ・ロホしかり、

一回は自国のバレエ団に入団するも

レパートリー不足や自分の能力向上に悩んだり、

自国ではバレエ教育が十分ではなかったり、

さまざまな理由で移籍を繰り返すダンサーもとても多いです。



ただ、それにしても……

このDVDにおさめられたダンサーたちは

コレーラ以外の3人は、複数回にわたって

移籍を繰り返していますうさぎ



さて、ここからがこのDVDのおもしろいところau



DVDでは彼らの生い立ちが語られますが、

それぞれの故郷に戻って語られるので

全員の親やバレエ教師が出てきたり、

子ども時代のダンス風景が観られたりします。



そして、彼らが子どものころ、どんな想いを抱えて

バレエを踊っていたのか…も、じっくり語ってくれるのですうっ・・



サッカーが苦手だったから、いじめられていたと語るアンヘル

「自分に子どもがいたら絶対にバレエをさせない」と語るマラーホフ

からかわれても気にしないように努めたと語るイーサン

ダンス一家で当たり前のように踊ってきたが貧乏で苦労したというカレーニョ



だけど…そんな想いをしてでも、

どうしてもバレエを踊りたい!赤いハート

ただその一心で、彼らは踊りの道を究めていきます。



つい、その素晴らしい才能に注目して、

順当に成功を納めてきたと思ってしまいがちですが、

まっすぐな道のりを歩いてきたタイプではありませんうーん


アンヘル、ホセは、そもそもバレエが根付いていない地元から、

奮起して出場したバレエコンクールでの金賞が認められ、

大きなバレエ団から声をかけられて、

ようやく活躍できるようになった実力者。


とくにホセは「踊れればどこでもいい」と本人も語るように、

もともとはロイヤルのプリンシパルとして活躍していましたが、

その後、アメリカに渡ってABT入団をした経歴の持ち主です。



マラーホフはボリショイ・バレエ学校出身ですが、

当時の芸術監督・グリゴローヴィチとの確執により

ロシアではその活躍が認められなかったという経緯があります。

(そのあたりの一部も、DVDでは本人の口から語られます)


彼もまた、大きなコンクールでの優勝を手にし、

ようやくグリゴローヴィチから声をかけられますが、

それを跳ね除けて、ロシアを飛び出してから活躍したのです。



また、イーサンはスクール・オブ・アメリカン・バレエ出身。

最初は順調にNYCBに入団するものの、

途中で退団し、また舞い戻り、やっぱり辞めてABTという経歴です。


その経歴に関しては、本人の口から語られることが少ないのですが

途中で芸術監督ケヴィンにより、

「これまでいわゆる古典バレエを踊ったことがないから勉強したい」

と、イーサンが入団後に話していた…という話が語られます。

おそらく、その謙虚な姿勢ゆえの移籍ではないかと思います。



一筋縄ではいかない、曲者ぞろいにゃ

ガッツも負けん気も、ハンパじゃないことが想像つきます。



途中でイーサンが口にする一言が、とても印象的です。


「(バレエダンサーは)

自分自身を笑うすべを知っている」



ダンサーは極限まで追い詰められる職業だからこそ、

時には自分自身を笑って、発散させる必要がある。



冷静に自分のコンディションを見極めながら立つ彼らは、

まるで、それぞれがプロの一匹狼のよう。



一見、全員が順当な道のりを歩んできたように見えますが、

生い立ちも、プロになってからも、

いずれも苦労してきているので、語る言葉はとても冷静です。



いろんなことを乗り越えて、

それでも踊りを選んだ彼らこその言葉。

このドキュメンタリーを通して、

彼らのバレエへの愛、そしてプロ根性に脱帽します。



彼らの踊りに、心惹かれ、

心打たれる人が多いのも当然だと感じるのですうっ・・



この生い立ちを聞きながら観ていると

最後に4人で楽しそうに踊るシーンまでくると、

「よくぞ、ここまで…」と、なんだかジーンときてしまいますカピバラ



そして、最後に4人で踊られる作品は

4人の個性を観客にゆだねるかのように、

あえて同タイミング、同じ振付を用いながら

4人の体が交差するように工夫された振付の作品です。



似たような動きをしても、

それぞれの個性が引き立っていて、

かな~り、おもしろい!



おなじみマラーホフは

「猫のように」とよく例えられますが、

その華奢な体つきと、柔軟さで、他を圧倒します。

しなやかな筋肉を存分に使い、

柔らかく、でも大きく広がる世界観が見事です。

この世界観はマラーホフならでは。

誰にも真似できない、優雅で耽美で、少しシニカルな世界です。

それにしても、つま先のなんて美しいこと…キラキラ



イーサン(我が愛しの…はーと)は

振付の構成上、何度かマラーホフと組むのですが、

それにより、かなりクールな印象が際立ちます

そう考えると、さすがはNYCB仕込み…

切れるような細かいパをこともなげに踊るのですが、

非常にモダンで、ある種、硬質なムードが漂っていて、

かなりストイックな一面が垣間見られます

(これを観ると『センターステージ』での役柄が嘘のようです)


私はこの映像をぼんやり観ていて、

やっぱりイーサンの動きに目を留めてしまうので、

この人の踊りが好きなんだなぁ…と改めて実感しました。




アンヘルには、彼の情熱的で、まっすぐな面が

伝わるような、すばらしい切れ味の踊りが印象的です。

ものすごく無邪気で、名前のとおり天使(Angel)みたいな顔ですが、

それに対してテクニックはかなり強靭で、ある意味、男性的。

このアンバランスさがまた、魅力なように思います。



カレーニョは、地に足のついた大人っぽい踊り

構成上、アンヘルと組んで踊りますが、

彼を見守り、サポートする、安心感のあるお兄さんのようあせる

いつも思いますが、ものすごく丁寧な人なんだな、と感じます。

安定感がある、丁寧で親切な踊りが、観ていて心地いい

そして、お顔もカラダも素晴らしい(うちの母親がファンです)。



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このDVDは、バレエを頑張っている男の子には

ぜひ観てほしいなぁ~と思います祈る



そして、彼らの本物のプロ根性には脱帽するので、

お仕事で悩んだときに観るのもいいですよテレ



いずれにせよ、すごくヤル気や勇気が出てくるし、

自分の姿勢も反省させられる1本です。



つい夢中で書いてしまって、またスゴイ時間になりましたが…

今日はこのへんで。



明日(っていうか時間的には今日)は

コジョカル×コボー客演

東京バレエ団「くるみ割り人形」を観てきま~すsei



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