新年明けましておめでとうございます。
本年も変わらず情報をお届けしていきますので、
よろしくお願いします!
我が家では年末年始が過ぎて
一昨日から教室が始まりました。
またいつも通りに戻ったというか、
家にピアノの音が響いてきます。
「おじゃましまーす!」
って大声で上がりこんで、レッスンして
「ありがとうございました」
って帰っていく。
子供の一生懸命な姿って、
微笑ましいですよね。
今年もそんな風景が始まって
気持ちもほっこりします。
家がピアノ教室だと、友人から面白がられて
色々と聞かれるんですよね。
「小っちゃい頃からやってんの!?
じゃあ絶対音感あるの!?」
は100%(笑)
そしてその中で意外と多いのが
「相対音感ってなに?」
というお話。
絶対音感という言葉はテレビ等で
聞いた事があるだろうし、
「絶対」
という強そうな単語が、
インパクトありますよね。
ただ「絶対音感」の「絶対」というのは、
「絶対によい音感」という意味ではありません。
例えば
「このリボンの長さは何センチか、
ものさし無しで測りなさい」
と聞かれた時に、
相対音感の人は
「自分の掌の1.4個分くらいだから30センチ」
という感じに長さを求めます。
逆に絶対音感は
「あ、30センチだ」
と、見た目だけで長さを求められます。
頭の中にものさしがあるからです。
要するに
「対を相(み)ている」のか
「対を絶っている」のか、
という違いがあるのです。
これを音楽の話に置き換えてみれば、
相対音感は何かしらの音を基準に
聴き取るのに対し、
絶対音感はその音を単体ごとに
聴き取る事ができるという訳です。
相対音感は曲を聴くときに調性で
聞く癖があります。
その癖が悪い訳では無いですが
調性から外れた音が出た途端に
迷ってしまいます。
逆に絶対音感は音を単体で聴けるので、
調性から外れても問題無く聴き取れて
非常にスムーズに聴音が出来ます。
何かの耳コピをする時があっても
難なくできてしまうというわけです。
この絶対音感は、幼少期ならば
誰でもレッスンで習得できます。
この事実は
音感研究で有名なsergeant&roche
(サージェント&ロッシュ)によって
1969年に証明されたんですね。
逆に幼少期を過ぎると、
絶対音感をつけることは絶対にできません。
それ以降は必然的に相対音感のレッスンになります。
相対音感は誰でも何歳でも大丈夫ですし、
慣れていくと絶対音感に近い位の能力にする事も
可能です。
ただし相対音感を極めるためには
かなりの時間がかかります。
逆に絶対音感は幼少期にしか身につきませんが、
短期間での習得が可能ですし
一生モノの能力にできます。
子供の吸収スピードというのは
本当に凄いんですね。
子供にピアノを習わせたいけど
絶対音感は必要はあるのかどうか、
レッスンに通おうか迷っているのであれば、
ぜひとも今後の音楽の幅を広げる為にも
すぐに始めさせてあげるといいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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