生命保険の分野ではネットによる販売が苦戦している。これは事実である。ネット専業2社の新契約件数は、毎年、生保業界全体の中で1%を下回る。 この状況を問題として、消費者がどうしてインターネットチャネルを選択するのか(逆に言うとどうして選択しないか)、とかネット生保の低迷要因を研究した論文なども出ている昨今である。
ところが、である。 ネット生保の経営者が、保険に精通していない人たちに向かって、自分が経営者になってから、Vj字回復したとか、保有契約がこんなに増えたとかいう話をしている場面にここ数年、遭遇している。
この人たちの一部は、2008年の創業から数年は、保険業に精通した、あるいは保険学に精通した人たちの前で、ネット販売の明るい未来を語っていた。ところが、ずっと現れなくなっていたと思ったら、現れる場所が変わっていたのだ。これはなんだかおかしいなー。こういうのやり方へんじゃないかなーと思うのは自分だけだろうか。