この夏見た台湾BLドラマは当たりが多く、「記事も書かないといけないから…」なんて感覚で見始めてドはまりというケースが続いています。「HIStory5 未来のきみと出逢って~Love in the Future」についても個人的には大ヒット!最終話ではアラフォーなのに感情移入してボロ泣きしました。注意事項もありますので、追って説明します。
総合スコア 19/30
①泣ける ★ ★ ★ ★
②ストーリー ★ ★ ★ ★
③リピート性 ★ ★ ★
④キャラ ★ ★
⑤セクシーさ ★ ★ ★
⑥おススメ ★ ★ ★
メインキャストと第1話あらすじ
ホー・ボーウェイ(何柏緯)
=ダイ・ジョーニー(戴哲尼)
…ショーン・チャン(張碩航)
ハイ・イー(海翼)
…ワン・チャオウェイ(王肇緯)
リアン・ウェンセン(梁文森)
…アンソン・チェン(陳璽安)
リン・ホワイエン(林懷恩)
…シュー・タオ(徐韜)
メインCP①ホー・ボーウェイ(何柏緯)
1999年に生きる文化大学4年生。おばあちゃん(ジン・ホワ)と二人暮らし。
1999年大晦日。「世界の終末」などとみんなが考えていた頃。ボーウェイはジン・ホワの臭豆腐屋台に寄った後、バイトで配達をしていた。「家を買うお金を貯めたい。それと…。」 それが新年の祈りでした。
配達の帰り、トンネルを通過中眠気が襲ってきます。それと同時に、なぜか未来のことを伝える情報が聞こえてきます。トンネルを抜けると…
メインCP①改 ダイ・ジョーニー(戴哲尼)
2022年に移動してしまっていました。名前も変わり、ダイ・ジョーニー(戴哲尼)に。
遠くから見つめる男性が、「まずいぞ、2022年に飛ばしてしまった」と呟きます。
「私のミスのせいで君はここにきた、まさかの事態だ。必ず助けるから…」と伝え、その男性は場を離れました。
メインCP②ハイ・イー(海翼)
あるホテルの一室では、ハイ・イー(海翼)がルー・スーチー(陸思琪)と連絡が取れずにイラついていました。そんなハイ・イーが食事の宅配を依頼したのがダイ・ジョーニーでした。配達が遅くなり、今後はなんでもしますといって許しを請います。
ジョーニーは公園でフードーという浮浪者に会います。これは彼を未来に送ってしまった謎の男でした。
結局この男の名前ははっきりしないのですが、どうやら「神」または「神の使い」なようです。
神の力で対応できる期限を超えてしまい、別の方法を考えることになりました。そこでジョーニーは2022年で過ごさないといけなくなりました。
サブCP①リン・ホワイエン(林懷恩)
孤児院出身。後に出てくる海神グループの支援で、大学に通えるようになり、大変な恩を感じている。
ジョーニーは海神百貨店に就職面接に行く途中だったリン・ホワイエン(林懐恩)と出会いました。ジョーニーから元気づけられたこともあり、無事採用が決定。その帰り道に、とある男性とぶつかり、一目惚れしました。
サブCP②リアン・ウェンセン(梁文森)
海神百貨店の社長。どうやらホワイエンの採用にはリアンの一声がかかっていた模様。
その後、ハイ・イーからジョーニーにルー・スーチーを探してほしいという依頼がやってきます。彼はスーチーに会うためにアメリカから帰国したのでした。別れを切り出され、連絡が取れないのです。うまくやり取りして、ハイ・イーから倉庫を仮住まいとして提供してもらいました。
これまでのHIStoryシリーズよりも1作が長尺なため、第1話だけでも結構内容盛りだくさんです。このあたりの展開についていけないという視聴者さんもいたようです。
個人的には、SFも好きですし、タイムスリップのところ以外は現実的なストーリーラインも多く、スッと展開に入っていけました。
見どころ①台湾BLドラマの魅力てんこ盛り
このブログを始めるきっかけになった作品は「HIStory3 那一天~あの日」でした。それ以外にも様々なドラマ作品を見て、「台湾BLドラマと言えばこれ!」といった要素をこのブログを開設して一番最初に書きました。それは…
①イケメンぞろい
②ストーリーが秀逸
③映像がきれい
というものでした。今作は、この要素をすべて満たしているような気がします。
もちろん、①については個人差があります。私もアマプラのサムネではそんなに気持ちは魅かれませんでした。しかし見始めたところ、特にメインCPは笑顔が本当にかわいくて。ハイ・イー、最初はイマイチな感じがしますが、後半に行くにしたがってどんどん笑顔が増えます。
そして圧巻は③です。HIStoryシリーズはここがすごいです。日本だとBLドラマ(というかゲイもの?)は何となくイロモノって感じがしますが、今作は二人の感情が盛り上がっているときのライティングとか、撮り方がすごく凝っていると感じました。
※バースデーケーキシーン、やっぱりありましたw 13作品中7作品でバースデーシーンですから、確率54%!
このブログを始めた当初は気づいていなかった、新たな「台湾BLドラマあるある」だと思っています。
見どころ②お互いが好きになる過程
サブCPは一目ぼれといった感じでした。(リアンはもう少し背景がありそうですが、少なくともホワイエンは一目ぼれです。) ではメインCPはどうか?
ハイ・イーはスーチーと恋愛感情にあったぐらいですから、元々ヘテロセクシャル(異性愛者・いわゆるノンケ)です。一方のジョーニーは後に明らかになりますが、彼女がいたことがないようです。しかしゲイだというわけでもない。
そんな二人が、徐々にお互いのことを気にし始めます。最後には離れたくない・捨てられたくないといった感情にまで昇華します。このあたりの描き方が丁寧だと感じました。
もちろんドラマですから、最後はくっつくんだろう…と思うものの、メイン・サブCPともに途中トラブルをいくつも経験します。それをどう乗り越えていくか。メインCPには途中から登場するウェイ・ソーモーが、そしてサブCPにはジョーニーがうまくカンフル剤となってくれていました。
注意点 先にHIStory4を見ておくべき
今作をもっと楽しもうと思ったら、先に「HIStory4 隣の君に恋して~Close to You」を視聴しておくべきです。ここ最近のHIStoryシリーズは、前作のキャストが登場することが多いのですが、今作も後半でHIStory4のキャストが登場します。可能なら4→5の順で見る方が楽しめると思います。以前紹介したレビューのリンクを貼っておきます。もしよければこちらもどうぞ。
ただし、4は4で「3 那一天」のキャストが登場しますから、本当は3を先に見ておく方が楽しめるんですよね…。そして3は一部要注意なところもあるので、悩ましい問題です。
以下はネタバレエリアです
見どころ③ジョーニーは元の世界に戻るのか、このままとどまるのか?
今作最大の見どころはもちろんこれしかないでしょう。最愛の家族ジン・ホワのところに戻る道を選ぶのか、それとも愛するハイ・イーを選ぶのか。
第8話ごろからそのストーリーが深刻化します。体調を崩していたハイ・イー。回復し、介抱してくれたジョーニーのありがたさを感じる中、ジョーニーが元の世界に戻りたいと望んだらどうしたらいいかを考えるようになります。彼がいなくなる夢まで見て、うなされることも。
一方のジョーニーも、いなくなった後のことを考えて、ハイ・イーにお見合いを勧めます。良縁だったのにソーモーが現れ、破談に。ジョーニーは全てぶち壊しだと怒りますが、これはハイ・イーが仕組んだことでした。しつこくお見合いにこだわるジョーニーは「君のためだ」の一点張り。しかしハイ・イーは「俺にはお前がいる。気持ちを否定される辛さが分かるか?」と深刻な亀裂が入ってしまいました。
見どころ④ハイ・イー(=会長)とリアン(=社長)の対立の行方
物語中盤で発覚する、ハイ・ヤン会長(=ハイ・イーの父親)の死。ストーリーはここから風雲急を告げます。
臨時理事会の席で、ハイ・ヤン会長の妹は、遺言に基づき、ハイ・イーを推す。しかしウー副会長はリアン社長を推す。そこでハイ・イーの会長代理を3か月とし、リアン社長と競争する案が提示されます。業績で勝った方が海神のリーダーになると。
これがストーリーに影を落とすのでした。というのも、メインCP(=会長派)とサブCP(=社長派)になるかと思いきや、海神グループに恩義を感じているホワイエンはハイ・イーをサポート。3対1の構図になってしまいました。孤軍奮闘するリアン。ホワイエンも言いようのない苦しみを経験せざるを得なくなりました。果たしてこの対立はどちらの勝利に終わるのか。
見どころ⑤ハイ・イーが裏でつながっている「サム」とは?
ハイ・イーは、初期のころから「サム」という人物とつながっており、何かと相談していました。
「サム」がしたこと
①ジョーニーの家(海神の倉庫)を手配する
②ホー・ボーウェイのデータを調べる
③ジン・ホワが亡くなったことを伝える
④勤務中に密会し、(恐らく)会長の病状を知らせる
⑤ジン・ホワを「新たな家」に移す
いくつかのシーンでハイ・イーと「サム」の接触が見られました。⑤は字幕でも「 」がついていたので、「あぁ、お墓を移したんだな」と推測はできましたが、これが誰で、味方なのか敵なのかが全く分からないまま最終話までもつれ込むことに。
最終話を見て、「サム」の正体が分かった今、今作のすばらしさに改めて気づかされました。前述の通り、ストーリーが秀逸なのです。
見どころ⑥シンスーとヨンジエの登場
リアンは同性カップルのウェディング企画のために、ミューズウエディングのイエ・シンスーと提携することに。
HIStory4からイエ・シンスーとフー・ヨンジエの義兄弟CPが登場します。シンスーはリアンの大学時代の友人という設定です。シンスー&ヨンジエはその後同棲をしていて、時にうまくいかないこともあるが、仲良くやっていることが説明されます。最終話で「あんなこと」するなんて…。台湾特有のゴールでした。
見どころ⑦時空を超えた恩返し
一度見終わって、細部をもう一度見直したくなるドラマだったと言えると思います。ストーリーが幾重にも重なっていて、最初には気づかなかった伏線がちりばめられていました。ミサンガのくだりから、徐々に1999年末にメインCPは出会っていたことが分かり、特にハイ・イーにとっては寂しさを感じるたびにミサンガに助けられた経緯があります。恩人ともいえる人が、タイムスリップして目の前にやってきた。これを運命と感じずにはいられないでしょう。ハイ・イーが何をさておいてもジョーニーに惹かれたのは、時空を超えた恩返しでもあったのだと思います。
ところでそれはサブCPも同じ。ホワイエンは自分が今いるのは海神グループのおかげだと思っていますが、終盤で自分が感謝すべき相手はリアンだったことが分かります。なぜ黙っていたのかを尋ねますが、リアンは恩で好きになってもらいたくなかったと説明。海神グループをやめた二人は、お互いで海のそばの家を切り盛りしていくと決心したのでした。
リアンとハイ・イーはともに、相手の過去を知ったうえで、それを知られないようにしながら相手との距離をつめていったことになります。そりゃあ愛情の深さは並ではない。二人とも、一時期好きな相手が離れていきそうになった時は辛かっただろうなぁと回想します。
最終話が近づくにつれて、特にジョーニーの気持ちの揺れ動きに涙することが増えました。最初は「帰るの?帰らないの?」と思ってみていたドラマでしたが、その心情が切なくて、ジョーニーと共に涙があふれてきました。メインCPがジン・ホワのお墓にお参りに行ったとき、その結末に安堵したのと、今度はジン・ホワ目線で二人を眺める自分もいて、また涙が止まらない…。2000年の新年に合わせてお祈りしたのが、「家を買うお金を貯めたい。それと、いい人に出会えますように。」 最高の伏線回収ですね。素晴らしいドラマに出会えました。
注意点のところで書いたとおり、HIStoryシリーズを見続けている人なら今作は十分楽しめると思います。まだ4を見ていない人は…シンスーとヨンジエとは何者か?となってしまった視聴者さんがいることも踏まえたら、おススメは順番通り見ることでしょうが、見ていなくてもきっと満足できると思います。












