だいぶ涼しくなってきました。ここからの秋の夜長は台湾BLドラマを視聴して笑ったり泣いたりするのもいいですね。
…そうは言いつつ、かなりのドラマを見てきたので、Amazonプライムに未視聴の台湾BLドラマがなくなってきました。
これは困った。
さて、今回はそんな残り少ないドラマのうち、サクッと見られる1話15分の「2020 Because Of You~君を愛してるから」のレビューです。
台湾BLドラマ初心者の方が見るのにもおすすめします。上裸やキスは出てきますが、熱いベッドシーン
はなく、軽いもののみですから、BLの免疫がない人にもおすすめです。
総合スコア 11/30
①泣ける ★
②ストーリー ★ ★ ★
③リピート性 ★
④キャラ ★ ★
⑤セクシーさ ★
⑥おススメ ★ ★ ★
第1話のあらすじとメインキャスト
ユエン・ジュンチョン(元君澄)
…イ・シガン(李時剛)
リン・シュン(林尋)
…ムジ・スー(徐謀俊)
ユエン・ジュンダオ(元君道)
…ウィル・チャン(張又瑋)
ヤン・シャンシー(楊翔實)
…レオ・クオ(郭宇宸)
ユエン・ジュンピン(元君平)
…ジェローム・ホアン(黄士杰)
イェン・ユエロン(顔月戎)
…ウェルズ・ス(蘇韋華)
長男(メインCP) ユエン・ジュンチョン(元君澄)
台湾の大企業ユエン家の長男。韓国人との混血(いわゆる「ダブル」)。母親のものを取り戻しに、韓国から台湾に戻ってきたところを、空港で拉致される。
スキをついて暴漢から逃げ出したところ、道端でリン・シュンと出逢う。
メインCP リン・シュン(林尋)
ジュンチョンが追われていることに気づき、「俺が守ってやるよ」とかっこいい登場。暴漢から攻撃されそうになり、ジュンチョンを連れてバイクで逃走。その後自宅に連れていき、ジュンチョンの手当てまでしてくれる。最初はリン・シュンのやさしさに素直になれないジュンチョンでした。
容姿にメロメロで…。彼を見続けたくて最終話まで見ました。それぐらいど直球で好きなタイプです![]()
演じたムジ・スーのインスタを見ましたが、アスリートといった雰囲気の写真(オールスタースポーツデー)とともに、MEN's Bioreやadidas、モンスターエナジー、目薬のロートZiなど、日本でもおなじみの商品広告に登場しています。プライベートでは10年間闘病されたお母様が天国に旅立ったとのこと。自分の境遇と、演じたリン・シュンを重ねていたかもしれませんね。
次男 サブCP① ユエン・ジュンダオ(元君道)
シャンシーと暮らしている。異母兄弟のため、長男ジュンチョンとは仲が良くない。
画像は公式インスタから持ってきたものですが、
「すべてが簡単に手に入るため、ルーズで自己中心的」「愛が何かを理解していない」
結構辛辣なコメントです…。
サブCP② ヤン・シャンシー(楊翔實)
ジュンダオの父ユエン・ウェイジー(元微知)。彼の腹心だった部下の息子がシャンシー。
ジュンダオと一緒に暮らしている。後にバイセクシャルと分かります。
「家族はユアン家に併合され、彼の父親はシャンシーをユアン家に引き渡し、人質のように育てられた」とのこと。
それっぽいシーンがないわけではないものの、単純なCPではなさそうな雰囲気はここら辺から来ていたのですね。
三男 サブCP③ ユエン・ジュンピン(元君平)
大学三年生。一番の美少年。
「ジュンピンの母親とユエロンの母親は、どちらも地元の名家の出身」「幼いころからお互い知っている」といった記載がありました。CPというわけではなかったのですね…早とちりしました。
サブCP④ イェン・ユエロン(顔月戎)
全国一の秀才。周囲の生徒からの信頼も厚い。
見どころ①ユエン家3人とリン・シュンの関わり
1話15分のため、初回は登場人物の関係性を一通りさらうだけで時間が来てしまいました。
しかし第2話冒頭で話が大きく変わります。
あいつを助けなければ、死に目に会えたのにな…
そう言いながら、遺言の通りウェイジーに電話をかけるリン・シュン。そこでウェイジーは初めて知るのです。
自分とツウェイ・インとの間に子どもがいた!?
話を見ている限り、本当に愛していたのは3人の子どもの母親というよりはツウェイ・インだったのだろうなぁ…という感じ。やるせない気持ちがいっぱいになりますが、ともかく3人の子どもにリン・シュン探しを命じるウェイジーでした。
唯一接触していたジュンチョン。もし彼が自分の異母兄弟だとして、自分たちとの性格の違いに唖然とします。ホームレスには有り金を全部渡すし、優しすぎる。
また秀才のユエロンに手伝ってもらい、ジュンピンはリン・シュンのリサーチを。大学の先輩であり、入試で満点を取った超天才!家探しして出てきた母親の日記から性格を想像するに、とても強情なのだろうと。
ジュンチョンはリン・シュンを無理やり捕まえて、DNA鑑定にかけました。果たしてその結果は…?
これよりネタバレエリアです
見どころ②メインCPの恋路
結局DNA鑑定の結果、リン・シュンはユエン家とは血縁関係がないことが分かりました。
というよりも、血縁関係がある子を宿していたのに、子どもを堕ろして別の子を産んだのでした。そんなこと可能なのか?とも思いますが、今作は比較的ストーリーラインがガバガバなので、あまり細かいことは言わない方が楽しめそうです。
最初はウェイジーから「お前たちの兄弟を連れてこい」と言われていて、飯を奢るといって半ば強引にリン・シュンを連れ出したジュンチョン。
ホテルでは2人の感覚の違いが露見しました。
「一般人のように働かなくてもよくなる。上等な生活だ」と伝えたジュンチョンに対し、リン・シュンは「必要ない」と一喝。
逆に「上等な生活なら、何でそんな顔を?楽しくないだろ?あんたみたいになるのはごめんだよ」と逆襲。
ところが反発しあっている二人のうち、ジュンチョンに気持ちの揺れ動きが見え始めます。
リン・シュンと接しているときに、鼓動が早くなるのを感じたのです。そこからはジュンチョンは一途。
第6話ではリン・シュンの誕生日を祝うために、ジュンチョンがケーキを持って家にやってきました。
自分は食べられないのに、ホールケーキを買ってきて、結果リン・シュンから一口食べさせられたシーンが印象的でした。
願い事は、①大学を卒業できますように、②お母さんが天国で安らかに過ごせますように、そして(③寄り添える人が欲しい)。またこのころから、リン・シュンからも少しずつ気持ちの変化が読み取れるようになってきました。
ちなみに私のブログではもはや定番のバースデーケーキシーン。15作品中9作品に登場し、確率60%になりました。
第7話では、養子に迎えたいという申し出を断るリン・シュン。その理由を「自由が欲しい」と言っています。
気ままに暮らし、バイクに乗って、恋をする。「自由恋愛」さ。
ここを聞き漏らさないジュンチョン。
恋をしたいのか、それが理由?恋愛は誰と?
私はどうだ?
なんとこの質問に、「いいけど」と答えるリン・シュン!
告白を受けたのか!と思ったのですが、どうやらリン・シュンもユエロンと同じく恋愛経験がないらしく。どうしていいか分からなかったみたいです。しかし、迫ってくるジュンチョンを拒絶するわけでもなく、徐々にジュンチョンのことも気になりだしています。
狙った獲物は必ず私のものにするというジュンチョンに対し、
あんたと俺じゃ好みが違う。俺に決めさせて。同じものを食べるんだぞ
と約束して串焼き屋さんにジュンチョンを連れ出したリン・シュン。最初は戸惑うジュンチョンも、愛の力で言われたとおりに同じものを食べました。
母ツウェイ・インの海洋散骨が終わったあとのシーンです。
ジュンチョンとリン・シュンの思いがよくわかるシーンでした。
ジ「ユエン家は欲が深くて、手放すことを知らない。結局、父は何も得なかった」
リ「愛し合っていたのに相手を傷つけて、どちらも負けた」
ジ「さあ一緒に帰ろう。告白しているのが分からないのか?お前は、私が支える」
きれいな景色に、きれいなキスシーン。
二人の親は愛情を結ぶことはできなかったけれども、その子ども同士は紆余曲折を経て、二人が結ばれて、本当によかったと心から思いました。
見どころ③3兄弟の性格が徐々に改善する
ユエン家3兄弟は異母兄弟でもあり、また相続が絡む関係性もあり、疎遠でした。
例えば三男ジュンピンが長男ジュンチョンを嫌っているのには、昔起こった誘拐事件が関係していました。
ジュンピン曰く、誘拐されたときに犯人からの脅迫電話をジュンチョンがすぐに切った、と。「あなたを敬うことなんてできない」と考えています。何でそんなことをしたんだろうか…。
一方のジュンチョンも、ジュンピンは何度言っても敬語を使えないといって見下している雰囲気が。
ジュンチョンは、後に「私と対等に話せるのは、年長者か好きな相手だけだ」と言っていました。
そしてジュンダオは親友のシャンシーとの間がギクシャク。ユエロンの姉ユエウーから迫られます。
バイセクシャルだから「女の人とはヤりたくない」ということではないものの、自分が「仲良く」しているジュンダオの弟ジュンピンと「仲良く」しているユエロンの姉ですから…。さすがにそこは…というためらいがあるのでしょう。
しかしその気持ちに気付かず、自分の思いだけで怒りに任せて突っ走ってしまうジュンダオ。何度か二人の関係性に亀裂が入りそうでした。
結局3兄弟はみんな傲慢な態度を見せたり、自分のことしか考えていない人物として描かれています。(父親からの遺伝なのでしょう。)それが、相方の力で、徐々に変化していくのが見事という感じでした。
相手を思いやる心、素直に自分の気持ちを伝える姿勢、心から謝罪する気持ち…など、それぞれに足りないことが徐々に身についていき、それに伴って兄弟の仲も改善していくのでした。
ジュンチョンは「我が家の家訓は『愛を断つ』だ」と言っていた割には、彼らの成長には愛情が欠かせなかったのでしょう。
最後には3兄弟とその相方が一堂に会する食事会が開かれました。当初のギクシャクした感じが完璧に消え、お互いのことを大事に思う家族がそこにいると感じられました。
正直1話15分×10話の割には、結構内容を盛り込んだストーリーだと感じました。最初は関係性を追うので精一杯でしたが、分かってくると引き込まれて、次から次へとストーリーを見続けた自分がいます。
もちろんリン・シュンがカッコよかったのが見続けた一番の理由ではありますが、「家族との確執」も描かれ、台湾BLドラマの王道を行く展開になっていたと思います。初めての人が見るのにもおススメの話だったかと思います。
しかしストーリーはガバガバ
ハッピーエンドだからいいんですが…。
第1話の暴漢と叔父さん、あそこ以外出番なし。
リン・シュンの家には誰でも入ってこれるけれども、カギないんか?
家の外に温泉があるのか…?それともホテル?
最大のツッコミは、台湾の人は「ジュンチョンのハングル」と「リン・シュンの台湾語」をどのように楽しんでいたのだろうか…というところですね。日本語字幕を見ながら、当時台湾ではこれをどのように放送したのか、そればかり気になってしまいました。
ツッコミどころはいくつもあるのですが。短い放送時間のドラマにそれを言っては酷だということでしょう。面白く終われたので、よしとしましょう。




















