台湾のオリジナルBLドラマシリーズ「VBL(Variety Between Love)」の第2弾、「You Are Mine」のレビューです。
ちなみに第1弾は「Stay By My Side」でした。
先に見てしまったのですが、第4弾が「AntiReset」でした。
最初に言っておくと、今作は非常にライトな感じで見ていけます。キスシーンはたくさんありますが、いわゆるベッドシーンはほぼなし。メインCPの二人に注目して物語を楽しめました。
総合スコア 12/30
①泣ける ★
②ストーリー ★ ★ ★
③リピート性 ★
④キャラ ★ ★ ★
⑤セクシーさ ★
⑥おススメ ★ ★ ★メインキャストと第1話のあらすじ
ヤオ・シュンユー(堯舜宇)
…シャオ・ホン(蕭鴻)
シア・シャンジョウ(夏商舟)
…マオ・チーション(毛祁生)
リサ(Lisa)
…ホン・シー(洪詩)
ソフィア(Sofia)
…ユェン・リン(林巧媛)
リー・フイワン(李惠望)
…スン・チンユエ(孫沁岳)
メインCP①ヤオ・シュンユー
ティエンシア(天夏)ネットショッピング秘書室に新人秘書として配属されました。
恒例のインスタ翻訳シリーズです。
「彼の家族は朝食店を経営しており、子どものころから家事やうるさい顧客への対応が得意で、趣味は割引クーポンを集めることと、無料のトーストを作る100の方法を研究すること。
両親に心配をかけないよう、また両親に楽をさせてあげるために、大企業への入社を切望しています。」
メインCP②シア・シャンジョウ
リサ
秘書室長。
「入社10年以上で、すべての事柄に精通しています。シャンジョウが双極性障害であり、睡眠障害に苦しんでいることも知っています。シュンユーを見てすぐに、この少年がシャンジョウにふさわしいと感じました。」
ソフィア
秘書室勤務。シュンユーの先輩。
「元々はシャンジョウにあこがれを抱いていましたが、すぐに冷めてしまいました。しかし、多くのお金と福利厚生のために、辞めたくはないと思っています。」
インスタでは「#元地獄の住人」とありました。
リー・フイワン
営業部長。シュンユーの両親がやっている朝食店の常連で、ぜひ挑戦してみろと誘いました。
「会社でもまれに見る、悪魔と直接対決する勇気のある人物です。会社の業績が向上するにつれて、シャンジョウの双極性障害がますます深刻になっていることを感じました。」
秘書室に配属になったシュンユー。「社長の身の回りのお世話をして」と伝えられるが、何か訳ありっぽい。
緊張し、つまづきそうになったものの、それを支えてくれたのがシャンジョウでした。
定番なんですけどね。脚ピーン伸びてるし笑
最初からドキドキした雰囲気でした。
というのも、これまで社長秘書は女性でしたが、何をやっても叱られるからもう辞めたいという秘書たち。
秘書室長のリサがリー営業部長に相談し、図太い男の秘書を秘書室補佐の名目で採用しようというリー。
コーヒー、と言われ、コーヒーを作るシュンユーですが、飲みたい種類を聞かれていないと冷たく告げるシャンジョウ。
コーヒーを下げようとして、誤ってシャンジョウにぶっかけてしまう。
着替え始めたシャンジョウ。そのシャツは捨てろ、と。
矢継ぎ早に仕事を伝えるシャンジョウ。
「うちは幼稚園か?発音から学ぶか?」
「俺が怖いか?地獄にいるような顔をしてる。俺の許しなく、どこにも行くな」
勝手に出ていくな、って文脈だったんですけど、こうやって見てみると、最初から結構近くにとどめおきたい雰囲気…に見えますね。最初は結構嫌っていたんですけどね。
頭痛がして、食欲がないシャンジョウ。薬を飲もうとしますが、
「薬を常用すると副作用が心配です。それで母も病気に…」
「頭痛なら、マッサージの心得があります。一度だけお試しを」
ソファーでマッサージを受けるシャンジョウ。痛みが引いていき、そのまま眠ってしまいました。
見どころ①メインCPの接近
最初は誰も受け入れないシャンジョウ。それに対し、できることを何とかやろうとする健気なシュンユー。
ネクタイの締め方が分からず、謝るシュンユーに、シャンジョウは「社員教育だ。一度しか教えない」と、後ろからネクタイを締めてくれました。こんなツンデレさんなシャンジョウですが、どのように二人は仲良くなっていくのでしょうか。
見どころ②親子の確執
久々に出てきました。まあまあガッツリ行きそうな「親子問題」。
シャンジョウの母親が「会長」なのですが、会長は息子にお見合いをセッティングしたり、それが上手くいかないと相当な営業ノルマを課したり。かなりの人物なようです。親子がどのように確執を解いていくのか。
一方でシュンユーの母親も、息子の様子には不満げです。
この先ネタバレエリアです
見どころ①-2 シャンジョウの思いが届かない
比較的早い段階で、シャンジョウはシュンユーに対して並々ならぬ思いがあることが分かります。
しかし、その思いは正しくシュンユーに伝わりません。
シュンユー、かなり尽くす男なんです。
シャンジョウに身体をはって薬をやめさせたり、頭痛に聞くマッサージをしたり、不眠と聞いたらよく効く海鮮粥を食べさせたり。それはそれは尽くす男。これに徐々にシャンジョウがほだされていった形です。
売れ残りの食パンで節約している、なんて話から、
会長からセッティングされたお見合いをつぶす作戦を結構。二人が男同士で付き合っていると勘違いしたお見合い相手は「変態!」と叫んで出ていってしまった。
男同士の恋愛をバカにするなと説教するというシュンユーに、
問いただすシャンジョウでしたが、応えられないシュンユーでした。
第5話で、シュンユーの自宅に行くシャンジョウ。家に着いてお茶を入れてくれるが、じっと見つめてくるシャンジョウに緊張が隠せないシュンユー。距離を詰めてくるシャンジョウに、シュンユーはびっくりして退いてしまう。
「猫に狙われたネズミの気分だ。」なんて感じるシュンユー。後に「羊と狼」の例えも出てきます。
このあたりでは、シャンジョウは押せ押せで行くのですが、結局愛情表現の仕方も分からず、相手の気持ちを考えずに突っ走ってしまっています。だから、何度かシュンユーから逃げられてしまいます。
シュンユーにとっては、「僕をなんだと思っているの?暇つぶし?ストレス発散?」という思いがずっとぬぐえないまま。すれ違いが結構続きます。
見どころ③シャンジョウの睡眠障害はどこから?
第4話で、シュンユーが誘拐されました。シャンジョウと間違われてしまったのでした。
誘拐犯と話すうち、意気投合するシュンユー。まもなく解放…のタイミングでシャンジョウがやってきて、誘拐犯に攻撃。
「無事でよかった」頭を合わせて安堵の表情をみせる。「危険かもしれないのに、どうして」とシュンユーは戸惑いを隠せない。
実はシャンジョウも誘拐されたことがあり、そのことを思い出していました。
「幸い助け出されたが、さらわれた被害者は永遠に覚えている。
近づいてくるヒール音、俺の頬をなでる長い爪のひんやりした感覚。香水と化粧品が混ざった匂いに、汗が吹き出し、吐き気がする。
今もあの有り様を夢に見て、頭痛と不眠に悩んでる。」
「母が選ぶ秘書といると、俺を誘拐した女を思い出す。心に大きな傷が残るんだ。だから、お前を傷つけた奴は許さん。それに、絶対守ってやる」
どうやら不眠は小さい時に監禁されたことが原因らしいと判明。このタイミングではシュンユーのことを大事な存在だと感じていたので、必死になって探し出したんですね。
これに対して、シュンユーも「一人で戦って、苦しかったですね。僕たち、同じ傷を持ったもの同士です。いえ、戦友です。」「僕が必要なときは必ずそばにいます」と返します。シュンユーもいい子ですね。
このあたりから、シャンジョウはシュンユーがいたら安らかに眠れるようになりました。また、キスし始めるのもこのあたりからですね。
見どころ④すれ違いを乗り越えて
シャンジョウは、自分の感謝の気持ちをどう表したらいいか分からないのです。お金や仕事しかしてこなかったし、それしか教えられてきませんでした。だから、「俺が原因で怪我をした。お前に借りを返したいんだ」と何度も言います。それが彼の行動指針なのです。
一方で、シュンユーにとっては、「僕はどういう存在なの?」という疑念が払しょくできない。「僕でなくてもいいのでは?」と感じています。
第6話終盤で、社員旅行を温泉に行くことを決めたシャンジョウ。みんな(というかシュンユー)が喜んでいるのを見て、
「これが誰かを喜ばせる感覚か。もっと何かをしてやりたくなる。」
と新たな気づきが。
温泉に行っても、二人の気持ちは若干すれ違ったまま。酒に酔ったシュンユーを部屋に連れて帰ったあと、キスしあう。しかし、
「僕にこんなことをするのは、好きだから?それとも面白いから?」
「辞めましょう。住んでる世界が違うんだ。僕にはなんの取り柄もないのに、なぜそばにいたいの?」
難しい気持ちでした。シュンユーは心を奪われてしまった…。でも、このままもてあそばれている状況はいけない。だから離れよう…と考えたようでした。退職を考えます。
「社長を好きになりました。」
「社長と新人秘書が恋人では、世間がどう思う?おまけに秘書は男なんですよ。お金も家柄も何もない。会長が認めますか?社長にとって、僕という存在が、重荷になってほしくない。」
こんなところでも、シュンユーは相手のことを考えています。
紆余曲折はありましたが、会社に戻ったシュンユー。でも、もう感情を押し殺した目をしています。
頭痛のマッサージに対しても、「業務範囲を超える仕事は、手当を要求します」と冷たく伝えます。
シャンジョウも言い値で払うと。鼻キス。でもなびきません。たまらず出ていくシャンジョウ。
後に残されたシュンユーは涙目。泣いているんですよ?本当は言いたいこともたくさんあるだろうに、シャンジョウのことを考えたらもう自分はここにいてはいけないと考えているのでしょうか。
その後、リー営業部長(というかシャンジョウの兄)とシャンジョウが話します。
「いつも笑顔で、素直で、幸せそうなシュンユーを失ってしまった。」涙を流すシャンジョウ。
自分が、もはや取り返しのつかないことをしてしまったと感じたようでした。
「お前が望むなら、叶えてやる。もう自由だ。」
晴れてクビになったのに、自宅で悩むシュンユー。
「社長の『好き』は、僕のとは違うと思ってた。優秀で自信家だから、ぼくをからかっているのだと。僕は自分を低くみて、気楽な恋の相手にされてると思ってた。真剣な思いだったのに。
僕が臆病で卑屈で不安だから、自分勝手な大馬鹿だ。」
ここで、シュンユーも気づいたんです。感情を表すすべを知らないシャンジョウが、精いっぱいの努力で表していた「好き」の気持ちに、自分は気づけていなかった、と。
後に社長室で話す二人。
「お前といると、心から安らげる。子どもの頃から、誰よりも優秀で一番の人間であれと周囲に期待されてきた。俺が苦しくて、折れそうだったとき、寄り添ってくれたのはお前が初めてだ。俺にとって、お前は特別だ。」
こうして、シャンジョウの気持ちを確認できて、二人はめでたくくっついて…と思ったら、会長が来てしまいました。
見どころ②-2 親がどう思っているのか?
先に表面化するのはシュンユーのお母さんの気持ちです。
この手の作品にしては珍しく、シュンユーの母親はそもそも大企業勤めを辞めさせたい。
「(社長は)住む世界が違うの。親身に思ってくれやしないわ。そんな仕事は辞めて店を手伝って」と言われ、シュンユーは涙目になりました。
一方のシャンジョウ。第9話で、会長である母から常に勝てと教えられ、感情を表すことを許されなかった状況をリー営業部長(というか兄)から聞いたシュンユー。
だから気持ちが伝えられなかったんですね。教わったことがないから。
社長室に入ってくるなりビンタをシュンユーに二発くらわせた会長。「メンツは丸潰れよ」
それに対して、彼の真の愛情に気付いたシュンユーは自分の考えを伝えます。
「あなたが捨てても、僕が拾う。息子の幸せは金で買えると?物質的な豊かさより、彼の気持ちを考えては?」
こうして、二人は会社を捨てても、貧乏な暮らしになると分かっていても、二人で生きていくと決め、会社を後にしたのでした。
最後には、どちらの母親も少し折れた状態だったように感じました。これまでの作品のように、付き合うことを完璧に認めてくれたわけではないものの、少しは改善できたようです。
いかがでしょうか。「オラオラ系社長(=猫)」に狙われ、尽くす「かわいい秘書(=ネズミ)」といった感じでしょうか。オラオラの気持ちに気付かないネズミ、しかし気づいたころには二人に別れのピンチが…という、オーソドックスな展開ともいえます。
しかし、だからこそ言葉を選ばずに言えば気楽に見られる作品でした。こんな作品もアリですね。
まして、演者さんも、キリっとしたシャンジョウに対し、どこか「那一天のユー・シーグウ」やら「越界のシャ・ユーハオ」やらをほうふつとさせる、かわいいシュンユー。癒されますよね。どちらもいい顔してました![]()
まあ、リピートはあるかと言われたら、あまりなさそうな気はしますが。面白く見られました。





















