これまで台湾BLドラマを視聴して24作品。
個人的に久しぶりに面白くてハマった作品が「First Note of Love~美しい恋の奏で」でした。
レビューPart 1では、第5話目まで、オルカの登場直前までを取り扱いました。
ここからは完全ネタバレエリアです。これから見ようと思っていらっしゃる方は閲覧注意でお願いします。
これよりネタバレエリアです
メインキャストの一部肩書き修正
サブCP①オルカ
サブCP②リース
マット(Matt)
レビューPart 1にはあまり書けませんでしたが、今作にはサブCPが存在します。
それがタイ出身の国際的ミュージシャンであるオルカと、エコーミュージックの代表リース。
二人の出会いはどのようなものだったのか?
それには、「マグネット」にも関係があります。ネタバレエリアだからこその見どころが、この四人の関係です。
ちなみにマット(金泰佑/Taiyo)の紹介はこちら。
「彼はニールの実の兄であり、幼いころから互いに支えあい、彼を溺愛している」
「彼は大学でリースと出会い、音楽会社の前でリースをマグネットのエージェントに任命しました」
※Taiyoのインスタには、演技は初めてだったこと、もともとマンダリン(中国語)を読んだり書いたりしたことがないこと、そのため台湾語でのセリフを台本で読んで、最初は恐怖を感じたことなどが書かれていました。
見どころ③ニール・マット・リース・オルカの関係
マグネット結成後の回想シーンから。
マットとリースが話しています。リースの誕生日にブレスレットを送り、祝うマット。
そこにニールが友達として連れてきたのが、音楽活動をしているタイ人の留学生オルカでした。
リースとオルカの2人は、初対面の時から惹かれ合う様子でした。
オルカは今でもリースが好き。リースの家に泊まり、リースを押し倒すこともあります。
しかしリースはなびきません。
ところで、マグネットワールドツアーを提案したのはリースでした。高雄の会場にはオルカもいました。
しかし、開演直前に、高雄総合病院からマグネット2人の交通事故の知らせを受けました。
これがリースを苦しめます…。自分が身勝手に提案したことのせいで、マットは亡くなってしまったのだと強い自責の念を感じています。だからマットの代わりに、ニールの兄代わりになって、何とか彼をもう一度ステージに上げたいと考えています。
しかし、そうやって計画した単独復帰ライブについても、開演直前にニールがパニック症状を引き起こしてしまうのでした。
見どころ④ニールの苦悩
ニールの過去についても少しだけまとめます。
もともとライブの時に怖いと思ってしまう傾向があったニール。
しかし振り返ればマットがいるから心を落ち着けることができていました。
「俺は大人になったつもりでいた。兄さんが俺のそばからいなくなって、やっと分かったんだ。中身は子どものままだと。」
マットが亡くなった後、3年ぶりにニール単独でのライブをしようとしても、出演直前にパニックに。
歌えなくなってしまった自分に気づき、過去の写真を殴り捨てるように引き出しにしまったニールでした。
見どころ⑤メインCPの恋の行方
代役で出演したライブ後、シアオハイとニールは一緒に帰りますが、まるでデートをしているかのようないい雰囲気が。
ニールは明らかにシアオハイをリスペクトし始めていました。
ニールはシアオハイの歌について、気持ちを落ち着かせる力があると表現します。
いつから音楽をしているかと聞かれ、「子どもの頃、ある人に影響されてからだ…その…通りがかりの人だよ。おかげで音楽好きに。」と告げました。ニールはその「ある人」が自分だとは気づいていません。
二人は似た者同士だと気づきます。
ニールは、1人でステージに上がるのが怖いし、緊張してしまう。
シアオハイも、プレッシャーが大きいとき、呼吸は苦しくて動悸がしていました。そんなとき、マグネットの曲が癒してくれました。
ここでニールは、自分のネックレスをシアオハイに渡します。家に帰り、そのネックレスをつけ、喜びが隠せないシアオハイがいました。
二人のユニット結成が決まりました。
ライブ当日。緊張の面持ちのシアオハイ。いよいよサビのところに入る瞬間、オルカ(Orca)が飛び入り参加します。
SNS上では、ニールとオルカの雰囲気の良さが目立ったため、シーは演奏のみでいいと言うコメントもついてしまう始末。
その後、オルカはシアオハイに「存在感がない。伴奏をしてるだけ。ユニットならそれじゃダメだ」と指摘します。
マグネットのために、自分のレベルアップを誓うシアオハイでした。
デモ曲を作るも、「誰にでも歌える」と言われるシアオハイ。練習もうまくいかない。
海辺で落ち込むシアオハイ。一方のニールも、気づけばシアオハイに頼ってしまっていた自分に気づき、家にシアオハイを呼びました。
自宅で撮影したマグネットの動画を見る二人。2人で涙を流します。そっと手を繋ぎ、キスをするのでした。
「お前に出会ったから、俺はまたステージに立てた。だから独りで背負わないで。
昔の俺は兄貴やリースに寄りかかってどうにか歩んでこられた。今はお前にとって、頼れる存在になりたい。」
オルカと会い、「自分を信じろ」とアドバイスをもらうシアオハイ。
ニールとシアオハイは2人で出かけます。とてもいい雰囲気。
しかし、ここで月末にクローズドテストライブが行われることが決まり、「曲の制作に集中したい」というシアオハイ。
一回別れることになりました。
「俺はNで、お前はSだ」というセリフが登場します。なるほど…NeilとSeaでNとSですか…。
そういえばニールのバンドは「マグネット」。方位磁針の例え話もありました。伏線がようやく回収されたようです。
曲ができたシアオハイが、ニールに電話します。久しぶりの再会。不安そうに見つめるシアオハイでしたが、聞き終わったニールはハグ。優しくキスをする2人。そして二人は結ばれます。
見どころ⑥サブCPの恋の行方
もともとオルカもリースもお互いに惹かれていたはず。
ところがマットの死により、リースは何が何でもニールの復活を心に誓います。
そのため、オルカから「君を忘れない」と告げられ、キスされても、跳ね除けてしまいます。
オルカはずっとあきらめないんです。だからタイに戻った後も、年に何回か台湾で仕事をするようにしています。
今回はホテルに泊まらず、ずっとリースの家に入りびたり。
何とかしてリースの気持ちを確かめたいオルカです。
帰宅後、酔ったオルカを前にして、リースが本音をつぶやきます。
「バカだな、拒まれたのに好きでいる。ゴメンな、辛かっただろ。知ってるか?実は俺も、お前が好きだ。でも、また失うのが怖いんだ。だから一生、いい友達でいよう。」
「また失うのが怖い」というセリフは、明らかにマットのことを指しています。
マットという親友を失ったと受け止めるのが筋でしょうね。
ただ、深読みすれば、マットのことも好きだった…とも取れます。
まあそんな邪推は置いておいて。この時、オルカは起きていたんですよね…。すべて聞かれていました。
ニール&シーのテストライブを準備するため、徹夜続きのリース。
体調不良に気づいたオルカが看病をすることに。
「実は、ライブは君のためじゃない。僕自身のためなんだ。君の後悔の念を手放してほしかった。あのライブをやり遂げよう。」
「君にとって、僕は世界一優しいだろう?だから、恋人になってくれる?君のことが好きだ。」
今度はリースからキスをする。「俺も、お前のことが好きだ」2人でキスをして、結ばれました。
見どころ⑦ニール&シーのライブ、そして…
クローズドライブが無事終わりました。大喝采を浴びる2人。
ニールの横には、微笑むシアオハイがいました。
ライブ後半にはオルカ、リースもステージ上に上がり、一緒に歌いました。
充実感を感じながら帰宅したシアオハイ。
昔ニールに会って、歌を歌ってもらった日のことを、ワールドツアーが中止になって帰宅した日のことを思い出します。寂しさで涙を流していたあの頃の自分に、「大人になったら心温まることがたくさん待ってるよ。泣かないで」といって励ますシアオハイ。
この記事の直前に、「あるある⑤」として、「回想シーンの中の妄想シーン」という記事を書きました。
まさにこのシーンがそれにあたります。
大人のシアオハイと子どものシアオハイが同じ画面に映り、大人が子どもに話しかけるシーンでした。
シアオハイの家で2人でいる時に、「長い間準備したプレゼントがあるんだ」
それはシアオハイが歌う「Neil」だった。
「あの頃の僕は世界に見捨てられた気がした。ニールに会うまでは。感謝してる。孤独な時に寄り添ってくれた。愛をありがとう。僕もニールと同じだ。僕もニールに勇気をあげる。」
「お前に出会うまで、勇気が持てなかった。俺はみんなに背中を押してもらって来た。愛をありがとう。不完全な俺を受け入れてくれた。」
話題がてんこ盛り…。泣く泣くカットしたものもたくさんあります。
この作品がすごいと思ったのは、悲しい別れがなかったこと。
通常、台湾BLドラマって「半分ぐらいで別れのシーン」というのが定番です。
「奇蹟」にしろ、「HIStory3 那一天~あの日」にしろ、「僕らも知らない僕ら-UNKNOWN-」にしろ、メインCPが一度は別れたり、仲たがいしてしまうんですよね。
でも今作は仲たがいは前半のみ。基本的にはお互いのリスペクトが増していくばかり。だから本当に安心して見ていられました。
歌もとても魅力的、演者さんもイケメンが比較的多く、ストーリー自体も安心して見られる作品でした。
これぞ王道台湾BLドラマといった感じ。初心者にも大変おススメの一作でした。


















