「那一天」の字幕、ちょっとクセがあります(予備知識的レビュー) | key-blのブログ

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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
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暑中お見舞い申し上げます。

台湾BLドラマの沼にハマり3年目。40代ゲイのkeyです。

私がアメブロを始めるきっかけは、いろんな人と感想を語り合いたいから。

そのきっかけとなった作品とは、「HIStory3 那一天~あの日」です。

私はこれまで台湾BLドラマを34作品見ました。

「那一天」はそのどれとも違う、ちょっと特殊な作品です。

今に至るまで、最終話に賛否が分かれており、私自身絶対のおススメと思ってはいるものの、やっぱり見る人によっては不快感を感じる作品だということは間違いありません。

ただまあ私は好きなので。

しかし今言った事情もあり、見るためにはかなりの覚悟が必要となります。

そのため、盆で時間がある時期に、一気に見るという習慣を作りました。

今年も、お盆に集中視聴しました。実に5回目の踏破となります。

さて、そんな5回目の「那一天」ですが、第1話の時点でちょっと呼び方が気になり始めました。

ストーリーラインには直接影響しませんが、気になったので、誰かの参考となればいいなと思い、まとめてみます。

 

台湾の人たちの「名前の呼称」について

参考にさせていただいたのは、いつも的確な分析をなさっているhisahisaさん

以前「First Note of Love~美しい恋の奏で」についてまとめていらっしゃった記事を引用します。

 

この記事の最後の方に「あだ名につける漢字」として、

「阿●」「●は本名の2つ目をとることが多い印象」

なんてことが記載されています。

確かに、アー●(阿●)って役柄多いんですよね。あるいはシアオ●(小●)みたいな名前も。

台湾の風習に疎い私は、当初そんな役名なんだなと思っていました。

でも、本名の一部を取ったあだ名だということが徐々に分かってきました。

そんなこともhisahisaさんのいろんな記事から学んできたのでした。

体感的にも、「台湾では人の呼称は2文字が多い」のです。

「First Note of Love~美しい恋の奏で」では、アーリアン(阿良)・シアオハイ(小海)という登場人物が出てきます。

二人とも「姓+名名」の3文字パターンの本名がありますが、一般的な呼称として阿良・小海と呼ばせています。

 

一方、「秘密関係 Secret Lover」では、メインCPの一人はハン・トゥオ(韓拓)という名前ですが、

作品中ではやハン・トゥオ(韓拓)以外にアートゥオ(阿拓)とも呼ばれています。

もちろん単にトゥオ(拓)と1文字で呼ばれることもあります。

一方で、いくら1文字でもハン(韓)と呼ぶシーンはないようです

 

そしてこの作品中では、「幼なじみ3人組のシャオヤン(暁陽)をなぜフルネームで?」というセリフがあるぐらいですから、「姓+名名」パターンの場合、仲がいいならフルネームで呼ぶことは比較的少ないらしいです。
ただ、呼びかけるとき、ルー・ジュンシー(陸俊晞)と呼んでいるシーンもあります。
 
まとめると、フルネームも使うが、多くは2文字呼び(名名や阿●など)を使うということみたいですね。
ChatGPTも「『姓を外して、名をそのまま呼ぶ』」という中国語の呼称習慣がある」と言っています。

 

字幕表記はどうか?

そしてもう一点注意したいのは、字幕表記についてです。

先ほど例に出した2作品でも、字幕表記については対応が分かれています。

 

「First Note of Love~美しい恋の奏で」では、「アーリアン(阿良)」や「シアオハイ(小海)」が正式な役柄名になっていますから、字幕にもその形で登場しています。

 

一方「秘密関係 Secret Lover」において、「ハン・トゥオ(韓拓)」が正式な役柄名のため、「アートゥオ(阿拓)」と呼びかけられていても、字幕上では「トゥオ(拓)」と表示されています

公式に設定している名前に合わせて、字幕を作っているというのが実態かと思います。

もしかすると各作品中、私が聞き取れていないだけで、「阿●」なんて呼びかけをしている可能性は大いにありますが、何と呼びかけられていても、役柄として正式に設定されている名称で字幕を作ってくれているのでしょう。

 

その方が、見ている人も混乱しませんから。

 

「那一天」はどうか?

では「那一天」どうか?

私がこの作品を見始めた時、キャラの名前を覚えようと思っていて、どこか違和感を感じていたのですが、

今回ようやくわかった気がします。

それは、「呼び方と字幕が一致していない」

 

これは初めて台湾BLドラマを見ようと思っている人には、結構難しい状況を生むかもしれません。

第1話は特にキャラクター名を覚えたいタイミングですが、「姓」の字幕と「名前」の字幕が併用されていて、混乱してしまうな、と感じました。

 

 シャン・ハオティン(項豪廷)…冒頭は「シャン」「ハオティン」表記が併用

彼女であるリー・シーユー(李思妤)の友達には「シャン()」と言われています。

仲のよい友達グループのシャ・ン(夏恩・双子の兄)およびダー(夏得・双子の弟)兄弟には、アーハオ(阿豪)と呼びかけられています。

親から怒られるときや、まだ仲良くないユー・シーグウ(于希顧)からはシャン・ハオティン(項豪廷)とフルネームで呼ばれています。

ただし字幕は「シャン」か「ハオティン」となっているケースが多いです。

私は彼を「ハオティン」と認識しています。

もし仮に台湾に行って、彼を演じたソン・ウェインに出くわしたとしたら、

きっと「我喜歡豪廷ラブ」(私はハオティンが好き)と言うでしょう。

それなのに第一話の字幕では「シャン」も多用されていて、ちょっと分かりにくい気がしました。

 

 ユー・シーグウ(于希顧)「シーグウ」表記で統一

クラスメイトからは「ユー・シーグウ(于希顧)」と呼ばれています。

 

ただし冒頭段階では、彼は孤独に勉強する天才と思われていて、基本的に彼に話しかける人は多くありません。

バイト先の店長であるルー・ジーガンからは親しみを込めて「グウ(顧)」と呼ばれていますし、ロッカーには「小顧」と貼ってありました。

彼についての字幕は、第1話から一貫してクラスメイトの場合は「シーグウ」でした。

呼び方と字幕表記に大きな違和感は感じません

なおイケメン好き(そしてBL好き)のリウ・メイファン(劉美芳)には「ユー様」と呼ばれている字幕になっていました。

 

 スン・ボーシャン(孫博翔)…冒頭は「スン」表記で統一

問題は彼ですね。

友達グループからは字幕上スン(孫)と呼ばれています。

ただしハオティンはスン・ボー(孫博)と呼びかけています。

(第3話で、シャ・ダーも一度だけ「スン・ボー」と呼びかけました。)

いずれにしても、第1話~3話あたりまで、字幕は「スン」のままでした。

「那一天」を見たことがある人なら、彼のことを「ボーシャン(博翔)」と呼ぶでしょう。

でも字幕は「スン」だし、確かに「スン」と呼びかけていたように聞こえました。

ここは強烈な違和感を感じました。何か、あんまり仲良くないのかな?って。

 

「アーボー(阿博)」でも「ボーシャン(博翔)」でもなく、名字の「スン(孫)」のみで呼ぶというのが…

「ガオ・チュン(高群)」「シャ・ン(夏恩)」「シャ・ダー(夏得)」はともに2文字だから、フルネームで呼ばれていましたが、それで言ったらスン・ボーシャンだって2文字呼びで「ボーシャン」にしたっていいんじゃないかと。

この辺りは台湾の風習に明るくないので、まあそんなもんだと言われたらそんなもんですが。

ところがこのギモンはhisahisaさんからのコメントで解決しました。

シャ・ン(夏恩・双子の兄)は実際には「ラオスン(老孫)」と呼んでいたのでした。

ChatGPTによれば、この「老●」も「仲間内でのくだけた姓呼び」だそうです。

 

なお、ChatGPTは、「名字で呼ぶことは現地の高校生では普通にある」と言っていました。

これを持って仲が良くないと判断することは難しいとのことです。

だから私の直感は外れていたのですね。

 

ただし、字幕に関しては、ストーリー冒頭でキャラクター名を浸透させたい段階なんだから、

普通に「ボーシャン」に統一しとけばよかったのになぁと思いました。

実際に第4話ぐらいからは、「スン・ボー」と呼びかけていても、「ボーシャン」表記に突然変わりました

また、彼氏の呼び方は移るのでしょう。第7話で、ユー・シーグウも「スン・ボー」と呼びかけていました。

第10話でハオティンは何と呼びかけているのかな?と思ったら、「スン・ボー」でした。

これまで、「ボーシャン」という字幕につられて、キャスト達も「ボーシャン」と呼んでいると思っていたのですが、実際には「スン・ボー」と呼んでいたのでした。

しかし、これだと日本人視聴者は分からないだろうから、当初は「スン」、そして後半は「ボーシャン」に切り替えたのでしょうか。ちょっと混乱を生みそうな気がしました。

繰り返しになりますが、最初から「ボーシャン」表記にすればよかったのに。

 

 ルー・ジーガン(盧志剛)「ジーガン(さん)」表記で統一

他のキャラクターは高校3年生。ジーガンだけは25歳の社会人

そんなこともあり、彼に対する呼称は兄貴分にあたる人への「グァ(哥)」を込めて「ジーガングァ(志剛哥)」と呼ぶ人が多い(シーグウやボーシャン)です。ただし字幕では「ジーガンさん」となっています。

 

その他いろいろ

①第7話で、シャン・ハオティンの母親は、ユー・シーグウに対して「ユートンシュエ(于同學)」と呼びかけていました。

同級生に対して使う表現みたいですね。

 

②シーグウの家で飼っているカブトムシ。

ハオティンが名前を付けたのですが、字幕では「シロ」となっていますが、「シアオバイ(小白)」と言っているようです。

 

③それと、私ひそかにシャ・ダー(夏得・弟)が好きなんです。

シャ兄弟の一つの見極めは右ほほのほくろがあるかないかです。(ある方が兄のシャ・ン)

今回、呼びかけ方に関連して、誰が何と言ったのかをじっくり見ていたのですが、

どちらかが体操服で、どちらかが制服という形で同じシーンだと服を分けているケースが多かったです

ハオティン/ガオ・チュン/シャ・ン/ボーシャンが同じクラス、

そしてシーグウ/シャ・ダーが同じクラスです。

クラスが違うので、片方が体育のとき、片方は通常授業…という設定もあるのでしょう。

まあ見極めをしやすくしてくれていたのでしょうね。

ハオティン/ガオ・チュン/ボーシャンと同じ服を着ているのが兄シャ・ンです。

 

さて、この夏も、涙を流しながら「那一天」を見終わりました。

さすがに初回視聴の時ほどは泣かなかったのですが、やっぱり唯一無二の作品だなぁと思います。

同じパターンの作品にはもうめぐりあいたくはないですが。

 

台湾BLの沼にハマるきっかけは「HIStory2 越界~君にアタック!」ですが、

台湾BLの沼から出てこられなくなった理由がこの「那一天」なんですよね。

可能ならこの冬、台湾旅行が出来た暁には、

「那一天」聖地巡礼のようなことをしたいなって思っています。