FOD限定なのがもったいない!「コントラスト」傑作でした | key-blのブログ

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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
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台湾BLドラマの沼にハマり、3年目を迎えた40代ゲイのkeyです。

今年は日本BLの当たり年ですね。年始から結構日本BLを見ています。

ちょっと前から気になっていた作品がありました。別の作品を見つつ、ようやく視聴の順番が回ってきたので見始めたら、もう圧倒されました照れ

今日はFOD配信限定作品の「コントラスト」のレビューです。

FOD限定なのが本当にもったいない!(まあいつかフジテレビ系列で放送するんでしょうけど)

もっと多くの人に知ってもらいたいので、今回は全話見終わった時の私の感想から。

 

台湾BLドラマ「About Youth」って名作があります。私大好きなんですけど、見終わった時の爽快感が、この2作品は似ている気がしました。もちろんテイストは全然違うものなんですけど、男子高校生が、心の葛藤を乗り越えて結ばれていくというプロット。王道ではあるのですが、どちらも主人公CPに感情移入して、先へ先へと見続けてしまいました。「About Youth」が好きな人には、楽しんでもらえると思います。

 

ちなみにsexシーンがないという点も同じ。純粋にCPたちの心の揺れ動きを楽しめますよ。

 

 

メインキャストと第1話のあらすじ

 

    

青山翔太(あおやまかなた)

…井内悠陽(いうちはるひ)

千川陽(せんかわあきら)

…阿久根温世(あくねはるせ)

 

メインCP①青山翔太(あおやまかなた)

どこか物足りない気持ちを抱えている人気者。2年5組で、中学から一緒の中野瑞希(なかのみずき)ジュンと同じクラス。

翔太を演じる井内悠陽さん。所属事務所の公式HPから情報を集めると、スーパー戦隊シリーズ出演歴もあり、出演時点で21歳の超フレッシュな役者さんです。アンニュイな気分・ウキウキの超ハイテンション・絶望の目つきなど、様々に表情が変わりつつ、全力で演技していました。

 

メインCP②千川陽(せんかわあきら)

学校でいつも一人で音楽を聞いている優等生。2年1組の特進クラスに所属している。

一方の阿久根温世さん。出演時点では何と20歳!4月13日に21歳になったばかりの彼も、誰にも言えない悩みを抱える高校生を熱演していました。

なお、私がドハマりした「みなと商事コインランドリー2」では、メインCP香月慎太郎の妹、桜子と付き合う橘健太(一番右)として出演していました。

 

なぜかすれ違うたびに目が合う青山翔太と千川陽

 

翔太は、すれ違うたび、ただ陽と目が合う。それだけのこと。

クラスも名前も知らない

女子から大人気な翔太ですが、一方で陽がいなくなると後ろ髪引かれる感じも。

ある日、タイミングを合わせて、あえて陽とすれ違うようにしたら、彼も目を合わせてきます。

帰りがけにカラオケに行く約束を、中学からの友達ジュン中野瑞希(なかのみずき)としていた時、2年1組の教室から陽が出ていくのを見かけ、翔太は追っていきます。立入禁止の階段の上まで登ると、陽がいて、音楽を聞いていました。

恐る恐る近づく翔太。イヤホンを耳に入れてみると、ハードロックを大音量で聞いているのが分かり、びっくり!

ハードロック系の激しい音を聞いていると、何も考えなくて済む、という陽。

少し聞いていると、翔太はちょっとサビが気に入りました。CDプレーヤーを持っていないものの、翔太は陽の好意に甘えてCDを借りることになりました。

この辺りはとにかく翔太とその友人目線でストーリーが進んでいきます。

翔太は、中学時代は元々サッカー部だったようですが、何故か今は辞めています。瑞希には、サッカー部に入らないのか尋ねられますが、はぐらかし続けています。ちなみに、翔太の弟結翔(ゆいと)サッカーをしているようです。

 

そして、まだ陽の名前を聞いていなかったことを思い出し、何とかして名前を聞きたいと思うぐらい、翔太は陽のことが気になっていました

それから、ちょくちょく二人は階段の上で会うようになります。

「俺明日も来るから」とにこやかに言う翔太に、無表情な陽が、少しだけほほ笑んだように見えます。ここで、ようやく翔太は陽の名前を聞くことができました。

 

日曜日、翔太はいやいやながらサッカーの試合を見に行きます。フェンスの外から試合を見つめつつ、ゴールシーンに笑みがこぼれますが、選手が輪になって喜んでいる姿を見て、結局その場を離れてしまいます。

 

昼食時にまた二人で話します。屋上からサッカーをしているのを見る翔太に、陽は翔太とサッカーの関わりを聞きます。

そこで分かったことは以下の通り。

①中学の時はキャプテンエースストライカーだった

②結翔は2個下で、強豪のクラブチームのジュニア選手

③弟に越されてしまったこと、そしてケガのせいで、サッカーが辛くなった

 

そんな翔太に、陽は何気なくアドバイスめいたものをつぶやきます。

「でも、何かを迷っていたり、確かめたいときは、そうやって話しながら気づくこともあるだろうし、悩むのも無駄じゃないよ」

陽に話ができて、聞いてもらえて、ちょっと嬉しくなった翔太。半面、陽の表情は暗いまま。

 

家で、結翔が翔太の部屋に来た時、何気なくコーチが翔太にサッカーを続けないのかと聞いてきた、と告げる結翔。そんな結翔に、翔太は八つ当たりをしてしまいました。

「ねえなんなの?みんなさ、ほっとけっつーの。どいつもこいつも。これは他人の意思で決めることじゃねぇし。

強豪校の推薦蹴ったのも、後悔してるぐらいにはずっと考えてるから、俺だって」

翔太にとって、サッカーは後悔の種です。強がって「うちのサッカー部は弱小だから」なんて言いますが、部屋にはサッカーのユニフォームを飾っているぐらいですから、本心ではサッカーにまだまだ未練があります。

この日、「陽に会いたい」と強く思う翔太がいました。

一方の陽。塾終わりに神田曜一(かんだよういち)からLINEがあり、無表情のまま、歩いていきました。

 

 

見どころ①メインCPの接近

翔太と陽。片やスポーツ万能、モテモテ、陽キャの塊のようなイケメン。片や秀才タイプで物静か、陰キャで恋愛経験もなさそう。こんな正反対とも言える2人ですが、徐々にひかれていきます。特に翔太の接近具合が顕著です。

第1話で描写されているように、実は早い段階から二人はお互いの存在に気が付いていました

陽は1年の時に翔太を知り、いつも彼だけが、ひどく鮮やかに見えたものでした。

 

気になる存在だった人と、今や二人だけの秘密の場所で二人だけが知っている姿を見ている

二人で話すうち、陽キャだと思っていた翔太は、サッカーの話題に関しては悲しい表情になります。

陽には、胸のうちを素直に伝えることができました。

「むなしいっていうか、落ち着かないって言うか。」

「こういうの、かっこわりぃけど、こんだけブランクあいて戻ったって、また辛い思いするだけだって…でも俺、こんなんでいいのかなって思ったり…」

「サッカーしたい…本気で、もう一回」

サッカーを再開する前、一緒に遊びに行こうと翔太が提案しました。

カフェで勉強し、地域のお祭りに参加し、二人でお揃いのブレスレットをつけました。

その日、陽は寝たふりをしていた翔太にキス寸前まで…ラブ
このままゴールイン!…なのか?

 

 

 

見どころ②神田と陽の関係

瑞希と陽は同じ塾に通っています。

瑞希は翔太と陽が一緒にいるところを目撃しており、どんな関係なのか興味がありそう。

でも、その時家庭教師だという神田がやってきます。陽は、神田のことは翔太には黙っておいてと頼むのでした。

ただならぬ関係であることは容易に推察できました。そして、この二人は「非常に親密」だろうことも。

陽はそんな自分を「まっとうではない」と思っているようです。

 

二人はいったいどんな関係なのでしょうか?そして、それはどのように構築されていった関係なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これよりネタバレエリアです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見どころ③「一生日陰で生きてろよ」

陽は中学時代、同じ塾だった親友がいました。

彼に対するほのかな思い。その親友も、「彼女もいらない、俺には陽がいる…」なんて言ってくれていたのです。

ところが、好きな人の話題になった時、「男同士なら楽しく付き合えたりするのかな」

その瞬間、彼に拒否され、そこから嫌がらせが始まったのでした。

最終話では、その親友から最後に言われたひとこと、「一生日陰で生きてろよ」のシーンもありました。

本当に残酷…ガーン これは陽がどんな人にも心を閉ざすには十分すぎる経験だったと思います。そこから、他人との関わりを極力抑えた陽が生まれてしまいました。

 

今でも、LGBTに対する偏見を持つ人はいます。私もカミングアウトしていませんが、それは絶対こんなことになるって思うから…。みんながみんな理解してくれるのであれば楽なのですが、そんなはずありません。中学生の心に、この言葉はガラスの破片のようにブチ刺さり、心をむしばんでいったのでした。そして、その傷を神田と癒し合ってきた(二人の言葉を使えば、『バランスをとってきた』)のでした。

 

 

見どころ④「コントラスト」

翔太は、告白された経験は数多くあります。でも、全員を振っています

軽く付き合える子の方が楽で、そういう付き合いしていた子もいたけど、それももういいかなって」

この裏には、サッカーに対する後悔の念もあるようです。気持ちを紛らわすために適当に遊んでいたとも言っていました。

 

一方の陽。中学時のトラウマから、自己肯定感も低くなり、同じゲイである神田との関係を重ねてきました

自分では翔太が好きだと思うし、翔太とキスもした。

本当は翔太といい関係になりたいのに、一方で神田と会う予定も入れる。

二人は似ています。

自分の本心(翔太はサッカー、陽は翔太)を隠し、強がり、別のことで埋め合わせをしています。

そして、この二人だからこそ、相手のおかげで自分の弱さを認識し、逃げずに立ち向かおうと強くなってきたのでした。

翔太は陽に励まされたことでサッカーを再開しました。

陽は翔太にブチ切れられたことから、過去のトラウマを脱しようと勇気を振り絞り、翔太に自分の思いを伝えます。

 

「俺、もう翔太に誰の気持ちももらってほしくない。俺の気持ちだけもらってほしい

俺、翔太が好きだよ。だから俺と…」

 

陽、超好き。俺の恋人になって。さえぎってごめん。好きがあふれた。もう陽以外の気持ちはもらわないよ」

陽は太陽の陽なんだから。むしろ俺を照らしてもらわないと」

「翔太が俺のことを太陽だって言ってくれるなら、俺にとって翔太は風で、自由に走り続けて、俺をそこまで連れていって」

 

鈍く不安定だった僕らは、今はっきりとした輪郭と、違う色を持って、混ざり合っていく

確かなものを見失わないように。もう迷わないように。

 

すみません。大幅にストーリーを端折りました。早く投稿したくて。

とにかく、いいドラマだったなって。

爽快感も感じるし、でも思春期ならではの喪失感とか、いとおしいものに対するこだわりとか、周囲の友人の助けのありがたさとか、何か青春がしっかり詰まったドラマに思いました。

FOD限定なのが本当にもったいないな、って思いました。地上波放送したら、きっと人気が出そうなストーリーなのに。

 

「未成年」のように、号泣はしませんでした。

「みなと商事コインランドリー」のように、かわいいがあふれ出るような作品とも違いました。

「The Boy Next World」のように、セクシーシーンなんて皆無でした。

でも、ほっこりしました。二人がくっつき、心が温かく感じました

いいもの見られたなって思いました。

 

だから早く投稿したかったんです。これ、本当におススメです!