空港で
セキュリティゲートの向こうに
次女が消えるまで見送って
自然と ふぅぅ… とため息が出た。
朝早く家を出たので
夫とそのままコーヒーとトースト🍞で朝食
夫とは次女の話は避けた。
胸が熱くなって危なかったから💧
家に帰ったら
まだ次女がどこかに居そうな痕跡が
あちこちに残っていて
またひょっこり戻って来そうな気がしたけど
また一年は帰って来ないんだ
そう思ったら
急に涙が溢れて仕方がなかった。。
次女は
高校の時にも一年間留学
大学も自宅を出て遠くの大学に行ってしまった。
引越しの時や、観光がてら時々会いに行っていたけど
大学でも一年休学して
あまり治安の良くない国や
政情不安な国にインターンやボランティアで行っていて
後から身も凍るような危険な目に遭いそうだった話を聞かされたりもした。
それでも娘がある種、使命感を持って
様々な努力をしている姿に
いつも「行くな」とは言えなかった。
社会人になってからも
一緒に住むことはなかったし
職業柄、海外駐在も多く
職場が変わっても、もうかれこれ10年近く
海外生活…
いつかは帰って来るのだから、と
何も言わず見守っていたら
ついに、、、
なんだかもう、
一生日本には住まないような成り行きで
それに反対することは
娘の生き方を否定することにもなり
親として
それはしたくない。
毎日のようにラインや顔を見ながら電話をしたりしているし、あまり距離を感じていなかった。
私も行こうと思えばいつでも行けるし。
けど
このままずっと娘が海外で暮らすことになるのだと思ったら
ものすごい
寂寞感…
娘がいなくなって1日経っても
なんだか力が入らず
きょうは一歩も外にも出ず
娘が使っていた寝具などを片付けていると
娘から
「ママに教わったシーフードグラタン作ってみたよ〜」
といつもと変わらぬ明るいライン
ようやく少し気持ちが落ち着いて
海外で使命感を持って頑張っている娘を信じて
応援しようという気持ちになれてきた。