夜中の1時ごろ 携帯が鳴った。

義妹から


「母が亡くなりました。
病院から兄(私の夫)に電話したけど出ないのでこちらに来たみたいで。」


夫はいつも夜中に睡眠を邪魔されるのが嫌なので
毎晩 電源を切って寝る。
(これ、、、自分はいいけど、いざという時、
周りの人、困ると思うけど…  と言うと
「いざという時のことなんかいちいち気にすることない」と言います真顔
私は常に昼夜マナーモードにしてますが
朝、バイブの音が気になるから消してと言われます💦)


どこまでも自分中心


義母は義父と数年前から介護付きマンション(私たちの自宅からは電車で4時間ほど)に入居し
そこで義父を看取り
その後もそこでお世話になっていた。


コロナ前は夫が仕事のついでに毎月会いに行き
私も夫とずらして(夫の意向で一度に2人で行くより
1人ずつ回数を多く行く方がいいということで)
毎月病院の付き添いを兼ねて行っていた。

なので、コロナ前は私はひと月を
自宅、夫の赴任先、義母のいる夫の生まれ育った所
山の家や旅行など、複数の場所で過ごしていた💦


コロナ禍になってからは
ほとんど会えなくなり、面会は
昨年暮れの一度だけ。

その時、義母のあまりの変わりようは
かなりショックだった…


そして2ヶ月ほど前に介護施設では
摂食困難とのことで入院していた。


その時、私は「いよいよだな…」と思った。


そして今後のことをいろいろ考えなければ、
と思った。


夫も当然考えたはず

でも、夫からそのことについて
何か話したり決めたりする様子は皆無

「その時」を考えたくないのだと思い
私は夫にはなにも言わず
急かすこともせず
自分の中だけで心の準備と
具体的な行動(葬儀に関する)を
順序立てて確認していった。


長男として夫は
すべきことがたくさんあるはず


でも夫はきっと
母親との別れを
考えたくなかっただろうし
具体的に「母の死」に向かって行動することは
したくなかったのだろう…


でも確実に「その時」が近づいていることは
誰の目にも明らかだった。


私は一言も触れずに
心の中だけで「その時」の行動を
整理していった…